この日は、サイクリストSくんから「飲みに行こう！」と我々夫婦にお誘いをいただいた。
「いつも石神井ばかりじゃつまらないよね」～ってことで、
少しだけ飛び出して、西荻窪にやってきた。
西荻窪って距離的には一直線に南下すればいいので近いんだけど、
直通のバス路線がないから意外と不便。
毎回、言ってますけど、西武バスさん、関東バスさん、なんとかしてよ～
ニシオギって、東どなりの荻窪ほどワイワイガヤガヤしてないし、
西側の隣駅が「住みたい街№１」として確固たる地位を築いている吉祥寺とは思えないほど地味だ。
高円寺・阿佐ヶ谷の雰囲気に近いところもあるけど、
そこまではイケてなくて、ちょっと田舎っぽいところがまたいいのだ。
絶妙な小物感（笑）がちょうどいいんだよね。
その小さな街ニシオギには、中央線沿線らしい古き良きお店が建ち並んでいる。
そのいっぽう、若い人たちが開いたおしゃれな雑貨店や飲食店もちょこちょこある。
古今がうま～く融合された雰囲気が私は好きなのかも知れない。
そのなかで、私が以前から気になっているお店がある。
南口から歩いて１分のところにある「風神亭」だ。
『吉田類の酒場放浪記』にも登場していて、
西荻窪が本店、三鷹や鷹の台にも支店がある。
こちらは国産食材50%以上使って地産地消を推進するお店を応援する
「緑提灯」のお店でもあるようだ。
それより気になるのが「野人料理」。
どういう料理なんだろ。
我々世代が「野人」と聞くと真っ先に岡野が浮かぶのだが・・・（笑）
電話予約のとき、はじめ２階席を案内されたが、
やはりはじめて来たお店は、お店の動きが見える１階席がいい。
２階席って疎外感があってあまり好きじゃないのだ。
なので、１階中央の大きなテーブル席のコーナーに３席確保させてもらった。
メニューを眺める。
ど～れ、なになに・・・
しめじ、岩かき、ゴーヤ、ラタトゥーユ、インドマグロ、いわしのほっかむり寿司!?
まったくコンセプトがない。
この何でもアリな感じが"野人"たる所以か（笑）
そして、ドリンクメニューにも"野人"っぷりが垣間見える。
ビール、焼酎、日本酒、サワー類、ワインがあるのはまぁフツーだが、
紹興酒、ボンベイサファイヤ、ズブロッカ・・・
ラフロイグやボウモアといったアイラ系モルトもしっかり取りそろえている。
ボーダーフリーな酒場だな。
グローバル社会を生き抜くにはどんなお酒でも飲めないとね（笑）
これぞほんとのグロー"バル"（笑）
で、我々はふつーに日本のヱビスでスタートだ！
お通しは、もろきゅう２つ、きゃらぶき１つ来たので、３人でシェア。
これだけで飲めちゃうね。
私の居酒屋バロメーターであるポテサラ。
マヨマヨしてない、ハッシュ系ポテサラだ。
風神亭にはさきほどのメニューの他に４種の名物料理がある。
猫舌は困る風神ワンタン
好吃！(ハオチー） ～中国
まづ喰うシャシュリーク
店員さんが目の前で切り分けてくれるのだ。
これはうまい！
そのままでも、からしをつけても、
どっちもСмачно！（スマーチノ） ～ウクライナ
灼熱のサモサ
中にはカレー味の挽肉がはいっている。
これはビールが進む。
स्वादिष्ट！（スワディシュト） ～インド
初代が那須に工房を構え、いろんな食材を育てたり作ったりしているらしく、
このソーセージも那須工房でこさえたものだ。
Lecker！（レッカー） ～ドイツ
サモサにソーセージとなれば、瓶ビールを追加！
メニュー以外のお酒は黒板に書いてある。
生グレープフルーツハイ
チューハイ
ゆずみつチューハイ
ぴょんさんは唐揚げが《居酒屋バロメーター》なんだって。
Delicious！ ～アメリカ
唐揚げは日本だけど、フライドチキンってことでアメリカ枠で(^^ゞ
手羽先にふきみそ。
無茶苦茶合うな、これ。
お店のTwitterをチェックしたら
つい数日前の投稿に「初のボルシチ作ってみました」とあったので、
この日もあれば頼んでみたいと思っていたのだ。
ボルシチなんて食べるの何年ぶりだろ。
そもそもボルシチってなんだっけ？（笑）
あぁ、これはパンが欲しくなる！
Очень вкусно! (オーチン フクースナ) ～ロシア
元祖ゆきとら
揚げもちにたっぷり大根おろし。
そこに特製醬油ダレがかけられている。
まいう～！ ～日本
何個でもいけちゃう。
なんとなく各国の「おいしい！」でまとめてみました(^0^;)
会計したらスタンプカードをもらったぞ。
4000円でノミホの宴会プランもあるようだから、
今後の「とき会」の会場にもいいなぁ♪
次回は飲み食いしなかった日本酒と魚介系を攻めてみたいところだ。
風神亭
杉並区西荻南３丁目８−８
電話： 03-3333-6033
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