2018年3月31日土曜日

GEMラストステージ(山野ホール)〜すしざんまい(秋葉原昭和通り店)

アイドルというものが、青春時期の一瞬を凝縮して、売り物にしている以上、解散というものは否応なくやってくる。ただ、このアイドルグループ、GEMの解散が他のそれより少し違っていたのは、あるメンバーの不祥事を契機とした解散であったことだ。

はっきり言おう。GEMはまだまだ戦えた。

それを確認するために、本日も軽く、社畜活動をしたのち、新宿は山野ホールに向かうのであった。因みにこの山野ホールは山野美容専門学校が運営している。




チケットは完売。ラストステージだけあって、かなりの人だかりだ。普通のライブでもこのくらい人が集まってればなぁ、と思いつつ、GEMのワンマンライブは私も初めてなのであった。


We're GEM!!で幕が上がる。
いやぁ、久々のGEMのステージだ。

しかし私の知っているGEMとは少し違う。そもそも私は伊山摩穂から好きになったのだ。アイドルっぽくない容姿なのだが、キレキレのダンスや絶妙のポイントでの客の煽りが、GEMのパフォーマンスにドライブをかけていたのは言うまでもない。


もういないメンバーのことをどうこう考えても意味がない。兎に角、楽しむこととしよう。

しかしどうしても考えてしまう。あぁ、ここはあの子の歌割りだったとか、摩穂ちゃんがここにいたら、もっと盛り上がってるんじゃなかろうか、とか。

結局、抜けたメンバー2人のポジションの大半は、最年少メンバーである、西田ひらりがリカバリーしていた。しかしどうしても、8人でのフォーメーションには歯がゆい気持ちも感じるのであった。

だが、ここからが凄かった。ロサンゼルス長期留学中のエースの武田舞彩が出てきて、その他のメンバーを引き連れた瞬間、このグループは今までとは全く違うグループに生まれ変わった。それは私が初期GEMを知らないせいもあったとは思うが、目の前の光景が変わるとはこういうことであった。そこから、武田舞彩ちゃんの威力に目を奪われるのであった。




1年半以上のブランクがあるとは思えないキレの良さ。そして存在感。んでもって一番重要なのだが、くそかわいい。

うわーこれは、最後にして最高のパフォーマンス出してきたな、GEM。最強の武田舞彩カードを温存していた。西田ひらりとの共演なんて、今日初めてでラストなんだぜ。エモすぎる。


最近のアイドルのライブでは割と冷めて傍観していた私だが、久しぶりに絶叫コールでぶち上がってしまった。

もうひとり忘れてはいけないのが、リーダーの金澤有希ちゃん。この人はアイドルに絶対必要な不安定さを持ち合わせていて、兎に角、応援しなきゃと思わせる。


加えて、AKB暗黒の7期生という過去も更に持ち合わせていてドルヲタの心を揺さぶる要素が高い。有希ちゃん、AKB〜GEMまでよく頑張った!

後半、一人ひとりが最後のメッセージ。「本当は11人でやりたかった」「地べたを這いずって泥水すすってでも、もう一度戻ってくる」。メンバーから悔しい気持ちが滲み出る。


でも、金澤有希は最後まで涙を見せなかった。私たちの夢の続きを見守ってほしいと、未来への希望を語った。それは、アイドルとしての最後の意地のように思えた。アイドルとは青春の切り売りだと冒頭に書いたが、最後にアイドルという存在から脱却し、自立したひとりの女性を感じさせた。

いやいや、書きたいことは収まらないのだけど、この辺りで締めるとしよう。

文中で語った伊山摩穂というひとは、半ば解雇に近い「処分」を受けたが、このGEMラストステージを見にきていた。それもこんな黒尽くめの格好で。


いや、本来なら、オレンジの衣装をまとい、あの笑顔とキレキレのダンスで、アイドルとしてのクライマックスを迎えてたかもしれない。それは有り得たかもしれない現実ではあるが、現実ではない。残酷であるがこれが現実だ。

こなチグハグなクライマックスをどう受け止めて分からないまま、GEMのラストステージは終わった。いや弁護するまでもなく、現メンバーは全力を尽くしたし、十分に納得のいくステージだった。


ただ割り切れない気持ちだけが残った。

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そんな気持ちを抱えながら、酒場を探すのであった。どこにいこうか、代々木駅に向かったが、良き酒場が見つからない。

とりあえず秋葉原に行く。すしざんまいが再度、出店したからだ。解散&再生に相応しい。



ここからはだいぶ駆け足で。
アルコールを入れ感慨に耽る。


秋葉原に再生したすしざんまいでは、
まず、コハダから。


やっぱ、本鮪三貫。
大トロ、絶対うまいところを提供。



イカゲソ唐揚げ、リーズナブルにて最適解。


春の握り五貫。


日本酒が進む。
うに。


たまご。


穴子。


にて、終了。

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決して晴れやかとは言えないまま、秋葉原の街を後にする。

最後に言っておくと、GEMというグループの良さは、アイドルの域を超えた圧倒的なパフォーマンス力と、もうひとつは欠落感だったのかもしれない。エースが留学していたり、メンバーがすぐにやめたりと、その欠落を埋めるように、異常なまでのクオリティーでもってねじ伏せていた。

解散後、芸能をやり続ける子、一般人になる子、様々な道に進むようだ。武田舞彩もしばらくしたらロサンゼルスから帰ってくるようである。しばらくはこの子達のアイドル後の活躍を追いかけていきたい、と思う。

彼女達に幸あらんことを深く願う。



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