新大久保の"いまけん銭湯"「万年湯」でひとっ風呂浴びてから、東新宿方面へ歩き出す。
先日「日乃屋カレー」に行ったときに見つけた
「酒蔵 駒忠」で湯上がりビール♨
この黄色い看板の「酒蔵駒忠」って神楽坂や阿佐ヶ谷などあちこちにあるが、
ここ新大久保にもあったとは。
入ると、キッチンに沿って長いカウンターが伸び、
テーブル席とお座敷が広がる。
ハコとしてはかなり大きい。
メニューはお刺身、焼き鳥、揚げ物、焼き物、煮物、そして冬には鍋も。
まさに全方位居酒屋の典型的なメニューだ。
ところが、中央の〆メニューに注目してほしい。
チャーハン550円、オムライス550円なんてのがあって、
思わず「町中華かよっ!」ってツッコミたくなる嬉しさ♪
そして、もっと嬉しいことが、アサヒ率の高い新大久保エリアのなかで、
こちらはSAPPOROをあつかっているのだ。
生ビールは黒ラベル、瓶ビールは赤星★、焼酎はサッポロ焼酎。
素晴らしい!
「赤星★ください!」
お通しきてから一緒に写真を撮ろうと思ったが、いっこうに来ない。
どうやらチャージはないらしいぞ。いいね👍
そして、カウンターの上には大皿料理が並ぶ。
そのさらに上には本日のおすすめメニューが掲げられている。
前掲のメニューは、あくまで全方位型のグランドメニュー。
この大皿とホワイトボードにこそ、
「駒忠 新大久保店」のカラーが打ち出されているようだ。
と言うのも、後客の常連さんは店内に入るとまず大皿の数々をのぞき込み、
「これとこれ、頂戴」って指を差してオーダーしていたのだ。
私が「オススメ」からトップバッターに選んだのが、
「白身魚のフワフワ揚げ」だ。
350円という値段にも惹かれたが、て
カウンター上に置かれていた揚げる前のフワフワ揚げのタネが目に入り、
それが美味そうだったのだ。
甘酢あんかけがかかって提供。
本当にフワフワだ。
350円で3個って設定がひとり飲みにもありがたいではないか。
700円で6個では頼まないものね。
そして、もう1品。
生ものも食べておきたい。
炙り〆鯖(500円)。
〆鯖もあったがあえて炙りをチョイス。
〆加減、脂のノリもよく、美味しい。
わさびでなく、和辛子を添えてくるあたりがこれまたツボだ。
〆鯖が来たところでお燗を頼もう。
お燗のデフォルトは「菊正宗」。
ん~、も~、わかってらっしゃる❤
「お燗、2合ください」とオーダーしたら、キッチンにある大きな酒燗器の出番だ。
えーーーーーっ!
この酒燗器、現役なんですかぁ!?
たしか、この昭和な酒燗器、王子の山田屋にもあったよなぁ~
Syupoの塩見さんが山田屋で撮影された写真を借用🙇
ここ「駒忠」に生き残っていたとは!
嬉しいじゃないか。
この酒燗器の使い方はこうだ。
ガスコンロで大きなタンク内の水があたためられる。
そして、上のじょうごから日本酒を入れると、
タンク内のらせん状の管の中を日本酒が通っていき、
温水であたためられた日本酒が下の蛇口から出てくるという仕組み。
いわば瞬間冷却式のビールサーバーと同じ原理だ。
熱燗ということで、ここではこの動作を3回繰り返していたかな。
この作業を見ているだけで楽しくなって、
「この酒燗器、久しぶりに見ましたよ」ってお店の方に思わず声をかけたら
「壊れたらおしまいだよ」だって。
そうだろうなぁ~
直せる業者もないんだろうし、
こんな手間暇かかって、場所も取るお燗器、わざわざ作らないよなぁ。。。
酔い温度でやって来た。
なぜか徳利は美濃のお酒「篝火」
フワフワ揚げ、〆鯖とどちらも素晴らしかったので、
もう1品頼もう。
煮こごり好きなので、豚足の煮こごり(450円)をオーダー。
酢味噌がかかって出てきた。
分厚くカットされたにこごりは、豚足感満載。
臭みもなく、熱燗のアテにも最高だ。
さてと。
このあとは高校時代の同級生8人が集い旧交を温める。
「万年湯」と「駒忠」のレトロ熱燗で、私はすっかり温まっているが(笑)、
高校卒業以来会うというのもいるので実に楽しみだ。
「駒忠」は、看板(名義)貸しだけのチェーン業態っていう理解でいいのかな。
そのおかげで店舗ごとの独自性がかなり高いから、
どの「駒忠」も人気店が多いのだ。
ここ新大久保本店にもご夫婦、小さい子を連れたファミリー、会社員の飲み会・・・
さまざまなお客さんが次々と入店、客層も全方位対応である。
料理も値段もすべてお手頃なオールマイティー居酒屋、
最近はありそうでないんだよねぇ・・・
酔い酒場をめっけた!
グランドメニューに「新大久保本店」「支店」という表記があって、
ここが「本店」のようだけど「支店」はどこにあるんだろ???
こんど探してみよ。
酒蔵 駒忠 新大久保本店
新宿区大久保1丁目4−15
電話: 03-3209-6675
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