こんばんは。外飲み久しぶりのこめまるです。
(※v2.0 翌週にさかばクンと訪問した記事を追加)
先日、日本酒を原価で飲ませる店がオープンする旨のチラシを新宿で受け取ったんです。
原価商法とは言葉通りには自己矛盾ですね。他で儲けようということです。外食のビジネスモデルも限界があろう。どこかで無理しているんだよなあ、結局ね。などとしたり顔。
それにしても原価で日本酒を提供とは興味が湧きます。ということでオープン日の本日、早速飲みに行きました。
さて、飲食店の原価は3割なら優秀。4割切るのが必達という世界だと理解しています。日本酒なら一升を3千円(一合300円)で仕入れて、一合1,000円で売る。あわよくば1,200円で。一合あたりの粗利700円を放棄するとなると、どこで儲けるのか。
などと小滝通りを新大久保方面へ歩きます。
到着。
店内は何というか、角打ちイメージ的な内装。当然高級感はありませんが、意外と安っぽくもない。
店員さんにシステムの説明を受けて、まずは水(150円)と鳳凰美田の純米大吟醸、一合が640円。
いや、安いでしょ。半合でもこの値段でしょう(頼むか迷うけど)。
つまみは酒盗チーズ。できるだけ酒が捗るやつ。
酒を一合瓶に小分けしてるのがイノベーションですね。
効率的にサーブできる。スペースが有効利用できる。回転率が上がる。味が劣化しない。注ぎ直す手間はありますけど。
次は鍋島。一合455円。いや、これも半合の価格でしょ。(鍋島半合455円だったら頼むわ)
1人で飲むのは寂しいけれど、ちゃんと営業トークが付いてくるのが嬉しいねl。
オッサンが1人で飲んでると、こういう店員さんの絡みも嬉しいんですよ。
営業トークだけではなく、酒談義もありました。
ちゃんと若い女の子も絡んでくれましたよ。こっちも気を使って余り話は弾まなかったけどね。20代ソコソコの女の子が酒をグイグイ飲んでるオッサンに絡むのは、さぞ怖かったろう。
3合目は仙禽。いや、安いでしょ。と繰り返す他はありません。
ちなみに、このラミネート加工のラベルは持って帰れます。飲んだ酒忘れないですね。いや、飲み過ぎると結局忘れるんだけどね。「あれ?こんなの飲んだっけ?」みたいな。
最初は「きっとキワモノだよね。一回行ったらいいや。って店だろう」などと思ってたんですが、いやいや全くそんなことはありませんでした。
鳳凰美田、鍋島、仙禽を計3合飲んで、酒盗チーズ、揚げ出し豆腐で3,700円。
若い人たちが頑張ってる感じがしました。 これは定期的に通いそうだな。会員カードも買っちゃったしね。
以上でした。
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v 2.0
記事をアップした後、このお店に興味を持っていたらしい さかばクン に「早速ですが行きますか?」とメッセしてみると即座にオッケー!とのこと。話が速いなあ。
集合時間の5分ほど前に店の前で邂逅です。どうもご無沙汰、などとご挨拶。
さかばクン(以下"さか")「さて、仕事仕事」(店の写真を取りながら)
こめまる(以下"こめ")「本業ですな(笑)」
階段を降りてカウンターに座ります。さかばクンはメニューをふむふむとチェック。
こめ「前回店員さんにオススメされて、飲めなかったやつが気になってるんですよ。ちょっと高いんですけど発注していいですか」
さか「もちろんです」
こめ「勝山を」
(最初の一杯がボッケボケだ〜)
高いといっても一合千円だからね。
さか「うむ。JALのファーストクラスで採用されたやつですね」
こめ「まずは乾杯!。・・・うん。かなり甘いですね。そしてフルーティだ」
さか「美味いですね」
家族の近況や共通の知人の消息など、無難なあたりの情報交換しながら勝山を空けます。
こめ「今回のブログのアップはお任せしていいですか」
さか「こめまるさんの記事の追記パターンの方がいいと思うんですよね」
こめ「え?・・・そういえば、同じ店に複数の人がレポするパターンは無かったですね」
さか「そうなんですよ」
こめ「なるほど了解。・・・次のお酒はどうします?」
さか「そうだな、瀧自慢で」
こめ「ドライな感じですね。でも旨味もある。私は発注しないタイプだな。これは美味い」
さか「僕、好きなんですよ。以前この酒蔵に見学する機会があったんですけどね(以下忘却)
瀧自慢も程なく空いて、次。
こめ「よし。写楽を」(写楽好きなんだよな)
さか「何だか感覚が狂うな」
こめ「何がです?」
さか「いや、値段ですよ。さすがに一升瓶の1/10じゃないけど」
こめ「半合の値段っすよね。半合がおまけ、みたいな」
さか「それですな。あとは一合瓶への移し替え賃かな」
こめ「一合瓶に注ぐ機械でもあるのかな?・・・すみません(と店員を呼び止めて)、これ、どうやって一合瓶に入れてるの?」
店員さん(若い女の子)「私たちがやってるんですよ!」
こめ「え?そりゃ大変だね」
さか「やっぱりジョウロ使ってるの?」
こめ (いや、花壇に水をやるんじゃないんだから。そこはジョウゴでしょ)
店員さん(注ぐ手つきで)「一升瓶から一合瓶に注ぐんです!」
こめ「すごいね。俺たちだったら絶対無理だ。手が震える」
さか「そもそも老眼で手元が見えないから」
ま、そこまでの年でもないんですがね。店員さんが子供世代に近いもんで悪ノリです。
さか「次は風の森かな」
こめ「娘が私のこと嫌がって大変で」
さか「うちはそこまでではないですね」
こめ「近寄っては来るんですけどね。『やっぱ無理!キモい!』って離れて行きます。面白いですよ」
さか「逆にその方が自然なんですかね」
こめ「次は而今で」
さか「原価と言ってるけど、原価じゃないだろ、と思ってたんですけどね」
こめ「而今一合が381円なら」
さか「どうしたって文句言えませんな」
さか「お。五百万石が揃ってるな」
こめ「さすが目の付け所が違う」
さか「さて、次どうします?6本目行くか、次行くか」
こめ「あれ?本日はサク飲みで帰るのでは?」
さか「いや、家人もせっかくこめまるさんと飲むなら、家のことは気にしなくていいよ、って言ってくれたんで」
こめ「お!じゃあ、二軒目行きますか!」
というわけで、夜の街に消えたオジサン二人だったのです。(続く)
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