新宿の「思い出横丁」や吉祥寺の「ハモニカ横丁」などは若い人にも人気だし、
多くの外国人観光客が訪れる観光スポットにもなっている。
狭い一角に小さな酒場が肩を寄せ合うようにひしめき合う横丁の多くは、
戦後の闇市の名残であり、昭和の情景を残す貴重な遺産とも言える。
ここ渋谷の「のんべい横丁」もそのひとつ。
㊟「のんべえ」じゃなくて「のんべい」
山手線がとなりを走るような渋谷駅から至近な場所に
こんなレトロな横丁があったのかと驚く方も多いだろう。
かくいう私も、「のんべい横丁」の存在は昔から知っていたのだが、
足を運ぶのははじめてなのだ。
実は、前々からどうしても訪ねてみたい。
いや、訪ねなければならないお店が「のんべい横丁」にあるのだ。
ところが、まずそのお店に行ってみたところ残念ながら満席。。。
しばし、ほかの店で待つことにした。
数軒先の焼鳥屋さん「和可奈」へ入る。
食べログをはじめとして「和可菜」と漢字表記されているものが多いが、のんべい横丁のHPには「和かな」とある。
6、7人でいっぱいになってしまうであろうL字カウンターには先客1名。
腰掛けると、「最初に3本出すよ」と店主。
最初の3本は、店主におまかせってのが流儀らしい。
まずは瓶ビールをもらう。
そして、お通しがわりの大根おろしが出てくる。
箸休めでもあり、焼き鳥につけてもいい。
1本目は「手羽先」
うひょー、めちゃうまっ!
2本目、3本目は、ねぎまと皮。
日本酒メニューは壁に貼られたこちら。
「真澄」をいただく。
串を2本追加。
ぼんじり
「かっぱって何ですか?」とたずねる。
ナンコツだそうだ。
先客のオジサンが帰ったのと入れ違いで女性客がひとりで入ってきた。
アメリカ育ちの韓国人のようだ。それとも韓国系アメリカ人だったかな。
英語で店主にあれこれ質問していたが、なかなか通じない。
まったく英語力がないというのに、しかたなく、さかばクンが助け船を出す。
どうやら内臓の部位はダメだと言いたかったらしい。
それを店主に伝え、
その後も、知っている英単語を並べるだけの拙い英語でなんとか通訳を試みる。
「素面だと話せないけど、お酒が入ると少しだけ英語が話せるようになっちゃうんだよ」
って支離滅裂な英語で伝えたら、美女は微笑んでくれた。
酒場を愛するハートは万国共通。
なんとか通じるものだ(笑)
そろそろ、目当てのお店の席は空いたかな。
美女をひとりにしてしまうのは、美女にも店主にも申し訳なかったが、
ここらで引き揚げる。
美女とふたりきりになってしまった店主は明らかに不安そうだったが、
大丈夫だったろうか・・・(^^;
実は、この「トランド」もぜひともお邪魔せねばならないBARなのだ。
そして後日、「トランド」を訪れたので、その話はまた今度。
そして、このあと"訪ねなければならないお店"に入ると・・・
とんでもない「奇跡」がさかばクンに起きるのだ。
和可奈(和かな)
渋谷区渋谷1丁目25−10
電話: 03-3407-3532
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