東日本大震災から丸10年が経ちました。
今日は私にとっても特別な思いがある日です。
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数日前、平成23年3月11日に絞った宮城県のお酒「乾坤一」を某所でいただきました。
そう、まさに東日本大震災が起きたその日に絞られたお酒です。
※某所でのお話は別の機会に掲載します
店主はこのお酒をなかなか開けられず、10年間大切に保管してきました。
そんな稀少なお酒を開栓してくださったのです。
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10年前の2011年3月11日。
このとき、我が家は福島県白河市に住んでおり、白河市は震度6強の地震に襲われました。
幸い、家族も自宅も無事でしたが、翌日に福島第一原発が水素爆発を起こしたことで、12日の夜に東京の実家への避難を決断。
しかし、私は職場を離れることができず、嫁(ぴょんさん)が3人の子どもを車に乗せて、安全な一般道を探しながら9時間かかって石神井にたどり着きました。
その後、急遽私も東京へ異動することになり、そこからは激務の日々でした。
そんな心身ともに厳しいときに出会ったのがヤマピカちゃん、きんぐふぃっしゃーちゃん、S子ちゃん、T氏・・・・・・といった『喜酔人』おなじみのメンバーだったのです。
面白いことに、それぞれ最初の出会いがすべて「スナックとき」なんです(笑)
これが「スナックとき」が喜酔人の"聖地"たる所以です。
以来、酒場と銭湯を巡ることが日常となり、みんなでこの喜酔人ブログをスタートすることにも繋がったのです。
石神井を中心にあちこちハシゴ酒を楽しむなかで、お店のみなさんとも仲良くなっていき、これまで以上に地元での「世界」が広がりました。
こうやって苦しい時期を乗り越えなんとか頑張って来られたのも喜酔人メンバーと喜酔人ブログを応援してくださっている方々のおかげだと感謝しています。
コロナ禍になって、ヤマピカちゃんやT氏やじゅにあくん、地元の〈飲み友〉さんたちとまったく飲み歩けていないのがなんとも寂しい限りですが、また思う存分バカ騒ぎしたいものです。
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これまでのいろんなことを思い出し感謝しながら。
そして、これからの安寧を願いながら。
心の中で手を合わせて「乾坤一」をいただきました。
今日は、震災で亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りし、実家で両親とともに静かに盃を傾けたいと思います。
合掌
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