石神井庁舎の裏にある『蕎麦と酒処 きくち』
オープン間もない頃にクマノミさんが記事をアップしてくれているが、2020年1月のオープンなので、程なくコロナ禍になってしまい、訪問の機会がこれまでなかった。
4月ののどかな日曜日のお昼。
以前、フラれたことがあったので、あらかじめ電話で予約をしてから、ぴょんさんと向かった。
念願の初訪問だ。
『きくち』はどんな感じなのかな。
楽しみだ。
お隣さんはボトルワインをあけていらしたが、テーブル席のところにワインセラーがあるので、ワインも良いものを揃えているようだ。
ぬぉっ、これはどれもこれも美味しそう。
迷ってしまう。
うすはりのグラスが味を一層引き立てる。
中瓶740円はなかなかだが……😅
この日のGIANTSの予告先発は赤星優志なので、応援も込めてね♪
筍をコンフィしちゃうってどういうこと?
塩が程よくパラッとかけられていて、絶品。
のっけからハートを掴まれてしまった。
鴨わさび・鶏レバーのくんせい・クリームチーズの味噌漬
そば味噌・唐墨
あ〜、早く日本酒をおくれ(笑)
日本酒のリストがないが、ワイン以上に揃えがあるようだ。
ここは店主にお任せしよう。
まずは冷酒から。
綿屋(宮城)・よ(酉に与)右衛門(岩手)
島根の在来種を用いた粗びきそばがき
蕎麦の実のつぶつぶ感が残っていて、ねっとりしたそばがきは日本酒のアテに最高!
たまらず次の日本酒へ。
古代米を使った「伊根満開」でも知られる京都府伊根町向井酒造のお酒。
そばがきと酒肴でちびりちびり酒を飲む。
なんて幸せな時間なんだ。
店内はジャズが流れていて、より心が満たされる。
店主がお燗推しなことは、薄々感じていた。
そろそろ、お燗をお願いしてみよう。
旭菊 大地(福岡)
山菜は、かたくり、あまどころ、うどの三種。
熱燗ととても合う。
最後はしっかり蕎麦で〆たい。
産地別利き蕎麦二種(小)をお願いした。
まずは、千葉県成田産の外一だ。
外一とはそば粉とつなぎの割合が10:1ということ。
『きくち』のお蕎麦にわさびとネギはつかない。
前の『野饗』から受け継ぐこだわりとのこと。
わさびは申し出ればあるようだが、ここは流儀にしたがい、
そばの香りを純粋に味わおう。
実際、うまい蕎麦にネギは不要だと思う。
お燗を追加。
昇龍蓬莱(神奈川)
そして、もう1枚。
こちらは福井県丸岡産の十割。
さかばクン的には1枚目の外一が好みだったな。
ラストは蕎麦湯のポタージュ。
ソバージュ😝
そういえば、遙か昔だが、浪人生のころ、予備校の同じクラスにソバージュの可愛い子がいたんだよなぁ。
そのなかで『きくち』は、洗練された蕎麦前を肴に蕎麦と日本酒を静かにじっくり利くことができる〈おとな〉のお店だね。
こちらにも今度母を連れて来ないとな。
蕎麦と酒処 きくち
練馬区石神井町3丁目27−16
03-6913-1840
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