石神井公園にたたずむ「粋酔」。
純米酒とワインの店として2013年4月にオープンし、これまで石神井にはなかった雰囲気の"大人の居酒屋"として石神井界隈の紳士淑女に愛されてきた。
私が紳士かどうかは別にして、私も「粋酔」を愛してきたひとりである。
その「粋酔」が入居するビルが建て替え工事をおこなうことになり、この地での営業は3月30日、つまり今夜をもって幕を閉じるのだ。
閉店日直前となる28日、お世話になったマスターとママさんに御礼を言いたくて、ぴょんさんと訪れることにした。
ここ数日は別れを惜しむお客さんがひっきりなしのようで、この日も店内は予約客だらけ。
そんななか、運良くカウンター席を予約できたのは本当に良かった。
やはりラストはカウンター席につきたかったんでね。
今日はとことん食べて飲んで、後悔しないぞ~
階下の「一軒め酒場」は一足先に撤収していた。
すると石垣のような壁面が出てきた。
すると石垣のような壁面が出てきた。
かつて「養老乃瀧」だったころ?
それともその前の店だったころの壁かな???
それともその前の店だったころの壁かな???
いずれにせよ、こんな壁だったことを思い出したよ(^_^;
赤星★でまずは喉を湿らす。
これも毎度のことだったな。
今でこそ石神井で赤星★飲める店は多いけど、
開店した頃はまだ置いてる店がほとんどなかったよね。
マスターの息子さん、まさやくんが腕を振るう本日のおすすめ料理の数々。
「粋酔」はお通しが洗練されていて、いつもどんな2品が出てくるのかまずはそれが楽しみだったし、このお通しだけど結構飲めちゃうんだよね。
さぁ、日本酒へ。
乾杯酒は、ぴょんさんが「六根」(青森)、私が「栄光冨士」(山形)だ。
アンチョビキャベツ
想像していたのとまったくことなるビジュアルであらわれた!
エアーズロックならぬ、エアーズキャベツだ(笑)
ナイフ&フォークをもらい、ぶった切る。
これってどうやって作るんだろ。
ちゃんと1枚1枚いい感じでしんなりしている。
鰆 炙り
まさに春🌸
ふきのとうと行者ニンニクの天ぷら
これまた春🌷
「一白水成」(秋田)・「萩の鶴」(宮城)
花見ねこがかわいい。
すると、ここで並びの隣席にクマノミ夫妻がやって来た。
ほんと偶然!
クマノミさんとのご縁もマスターのおかげだものなぁ。
感謝感謝。
今日という日にここで会えてよかったよ😊
こうなるとさらに酒スピードが加速してしまう。
「仙禽」(栃木)
仙禽は「かぶとむし」とか透明なラベルに特徴があるが、これはまたかなり斜め上を行くラベルだね。うっすらピンクと緑が描かれまるで桜のようだ。
花わさびの醬油漬け
「尾瀬の雪どけ」(群馬)
春の季節にピンクの日本酒が増えたが、これは酵母の力でピンクにしているんだって。
水茄子刺し
この食べ方もここで知ったなぁ~
ふたりじゃ食べきれないけど、クマノミ夫妻がいらしたのでシェアできる。
ち鯛とあさりの和風アクアパッツァ
「永寶屋」(福島)
「会津中将」の蔵だ。
「羽根屋」(富山)
この日、いちばん気に入ったのがこれだったなぁ。
「流輝」(群馬)
「山の壽」(福岡)
「小鼓 青龍」(兵庫)
これははじめて飲んだよ。
次々と知っている顔が来店。
「粋酔」愛されてるなぁ~
この素敵な楕円状のカウンターでいくつもの出逢いがあり、多くの酒縁に恵まれてきた。
私だけじゃなく、多くの皆さんがそうであるに違いない。
なにか不思議なパワーを感じるカウンターだった。
実に惜しい・・・
このカウンターだけどっか移築できないもんかねぇ~(^0^;)
なにかもう「粋酔」に会えないような書き方をしてしまったが、あくまでこの地での営業が今夜で終了ということ。
いま入居しているビルは建て替えたあと飲食店はNGということで、石神井公園で新たな店舗をしばらく探してきたのだが、いまだ条件に見合った物件がなく、しばらく充電することになったのだ。
ぜひとも石神井で"酔い"物件が見つかりますように。
そう願うばかりだ。
マスター、ママさん、まさやくん、本当にありがとうございました。そして、おつかれさまでした。
しばらくはゆっくりしてくださいね。
そして、そう遠くない将来、新たに生まれ変わった「粋酔」ができることを楽しみにしています😌
粋酔
練馬区石神井町7丁目1−2 市井ビル 2F
電話: 03-3997-7703
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