ず~っと宿題店になっていたお店「やきとり浜ちゃん」。
西早稲田駅2番出口から諏訪通りに出たすぐのところにある。
なんともDEEPな空気を漂わす店だが、
ネット情報を寄せ集めると店主はかなりの腕前と推察でき、
前々から一度伺ってみたかったのだ。
18時オープン。
ほぼちょうどに入店。
口開けの客だ。(結局1時間ほどいたが、この日は最後まで私だけだった)
シンプルなメニュー構成。
飲み物もシンプルに見えるが、
実は日本酒と焼酎に相当なこだわりがあるお店なのだ。
とりあえずはビールをいただく。
このDEEPさにクラシックラガーはよくマッチする。
店内の大きなTVではジャズピアニスト上原ひろみの演奏がずっと流れていた。
こめまるさんだったらもっとこの話題で店主に食いついたんだろうなぁ~
先ほどのメニュー以外に、
オレンジの筆ペンで書いたと思われる特別メニューの数々が壁に貼られている。
ん? んん?
〈フランスで買ってきましたトリュフオイル玉子がけごはん〉って何だぁ!
スキンヘッドの大将は、寡黙で決して愛想のいいタイプではなさそうだが、
かといって変な緊張感や不快感を与えるわけではなく、
とっても愚直な仕事人タイプとお見受けした。
ただフランスやジャズとはちょっとイメージが合わない(笑)失礼。。。(^^;
最初にオーダーした、「かわ・わさび・はつ」が炭火で丁寧に焼かれている。
この焼きの様子だけで、この店主やはり只者ではないなって感じがするんだけど。。。
そして、「早いものがち」とあちこちに書かれていた「レバーポン酢」がまず降臨。
な、なっ、なんなんすかっ、これ!
このエッジといい、臭みのない処理といい、絶妙すぎるってば。
えーい、プリン体なんて知ったことか!
日本酒と焼酎の一升瓶が卓上に並んでいる。
「日本酒は常温やお燗ですか?」と店主に尋ねたら「冷酒もあるよ」とボソッと。
串の焼き上がりに合わせて「おまかせで冷酒ください」とオーダー。
店主は日本酒や焼酎に一家言を持っていそうなので、
こういうときは銘柄を店主にお任せしてしまうのが得策だ。
筆頭メニューになっていた「わさび」
塩加減とわさびの辛味、鶏肉の甘みが調和して、
一見シンプルなささみなのに、なんて美味さなんだ。
「はつ・かわ」
店主セレクトの1杯目は「東洋美人 愛山」だった。
この「はつ」はいままで食べたことのない食感だなぁ。
ぷりっとした食感でむちゃくちゃ美味しい。
思わず「はつ、美味しいですね~」って店主に声をかけたのだが、
やはり素っ気ない返事(^0^;)
でも、その素っ気なさ、なぜかいやな感じはしないんだよね~。
不思議な店主だ(笑)
お次は、上がはらみ、下がせせり。
下はねぎまっぽくも見えるんだけどね・・・オーダーしたのは間違いなくせせり。さかばクンの馬鹿舌では、味で区別ができないのだ(^_^;)
茄子焼き
月見つくね(200円)
玉子は黄身だけ。とっても濃厚。
つくねを食べ終えてもこの黄身ソースだけで飲めちゃう。
日本酒は3杯いただいたのだが、
「東洋美人」のあとは、「雁木」・「栄光富士 酒未来」と出てきた。
冷酒と言っても東洋美人と雁木はそんなに冷えてない常温に近い温度で供され、
最後の「栄光富士」はしっかりキンキンだった。
この温度の違いにも店主のこだわりがあったのだろう。
いやいや、どこにでもある赤提灯の焼鳥屋かと思われるだろうが、
焼鳥の質、一品料理のセンス、酒へのこだわり、どれも一級品で感動してしまった。
この店主、いったい何者なんだろう。
相当やりおる😊
癖になりそうな浜ちゃんであった。
やきとり 浜ちゃん
新宿区高田馬場1丁目12−1
電話: 090-6569-0270
0 件のコメント:
コメントを投稿