ちょうど1週間前の12/16、中山競馬場で、香港ヴァーズ(G1)を見ていた私は前から考えていた香港旅行を決断するのであった。
しかし、現地で何をするか?
観光? ショッピング?
そんな訳はない。
ズバリ、競馬とオタクだ!
現地に到着し、翌日の予定はシャンティン競馬場。観塘線て九龍塘を経由して、東鐵線に乗り換える。ガイドブックを見ると開催日は馬場駅(←そのまま駅名)に止まるとあったが止まらなかったので注意が必要です。朝早すぎたのか。
しかし最寄りの火炭駅にて降車し、あとはグーグルマップを頼りに競馬場に向かう。何とか着いたが、お客さんが少ないような。本日はほんとにお馬さんが走るのか心配になる。
ちなみに、競馬場に入るのに、確か10HK $くらいかかるが、オクトパスカード(日本のSuicaみたいなもの)があればスムーズに入れる。
記念にキーホルダーを購入。
12時を過ぎ、ようやく1レースが始まる。
レース間隔は日本と同じ30分きざみだ。
賭け方も分からないので、しばらく競馬を眺める。シャンティン競馬場は左回りで最後の直線が長く、1レース目は1000メートル直線だった。
さて、そろそろ始めるか。
片言の英語で対抗する。
「this horse. 10HK$. win ok?」
何とか通じたようで、マークシートに記入し、馬券を買ってくれた。有難い。
気分転換に飯でも食べにいくか。
長年の感から、競馬場でおいしいのは、モツ煮込のような牛や豚の臓器をじっくり煮込んだ料理だ。
シャンティン競馬場のイートコーナーは充実していて、ケンタッキーやマクドナルドに加え、しっかりと調理した香港料理も食べられる。
「this one please.」
と、これまた小学生レベルの英語で、注文した。
隣にいたハンチング帽をかぶったおじちゃんが、会計はあっちだよ、と教えてくれた。感謝。
感顧客が珍しいのか、山盛り入れてくれた。
これをアテにモニター中継をながめる。
さて、賭場にもどるか。
モニターを見ていると、有馬記念の中継をするらしい。
これは嬉しい。賭けられるのか、調べるとどうやら海外馬券も簡単に買えるようだ。
またしても、インチキ英語で、インフメーションのお兄さんに話しかける。
「over sea race, "arima kinen" number8. win bet 90HK$ ok?」
ちなみに、8番のブラストワンピースは、本ブログの予想から適当に選んだ。
有難う、さかばくんさん!
何となく通じた。
海外専用マークシートを出してもらい、記入してもらった。
馬券発券機に入れたら出てきた。
おっ、有馬記念の中継が始まった。
香港の観客達も熱心に眺めている。
中山競馬場からシャンティン競馬場は、約3000km離れているが、この場所で有馬を観戦するのもなかなか洒落た遊びではなかろうか。
どうせ当たらないだろうなーっ、と思っていたら、おいおい、ナンバー8のブラストワンピースが追い込んできた、まさか、勝つか?
勝ったぁあ!!
あとは日本でも有名なモレイラ騎手の馬券を少し買い、複勝が的中。
ざっと今日の収支は、投資300HK$に対し回収1500HK$といったところか。日本円に換算すると2万ちょいの儲けだ。
最終レースまではやらず、香港中心部に戻ることにした。
そして、もうひとつ訪れなければならない「信和中心」だ。
ここがすごかった。中野ブロードウェイみたいなところとネットに掲載されていたが、中野ブロードウェイの比じゃない。何てったって熱気がすごい。
2階にあがると。。
日本のアニメや漫画がいっぱい。
ここはどこか?
アキバや中野よりも充実してるんじゃないか。
こんなのが、確か4階くらいまである。
アダルティなのも、メイドインジャパン。
(写真は自主規制。)
(写真は自主規制。)
しかも地下にも。。
地下は乃木坂、ジャニーズといった日本のアイドルの雑誌やグッズも多数ある。
こりゃすごいわ。
結局、ぐるぐる回って、ゲットしたのはIZ*ONEのスタンディングステッカー。宮脇咲良や矢吹奈子等、48Gからも参戦している韓国資本と秋元康が組んだグループです。アジア圏で売れることが約束されてると言っていいでしょう。
競馬で勝ったあぶく銭を、このホテルにある日本料理「嵯峨野」に突っ込む。結局、600HK$くらいする、黒毛和牛の炙りに消えていく。酒は他の料理も合わせ、1200HK$くらいしたな。
資本主義とはこういうことなのか。リスクを冒して回収したカネを贅沢品に突っ込む。
香港という街がアジアの中で体現してきたのはそういうことではないか。
かつては西洋人達の植民地として、いまは中華人民が闊歩する香港を楽しんだ年末であった。
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