新馬場(しんばんば)にやってきました。
門前町でもある新馬場の商店街を歩くと、1月3日の昼下がりですが見事にどこも閉店。。。
こいつは困りましたね。
新馬場の「牧野」は「活あなご踊り焼き」で有名ですよね。
いつか来てみたいお店です。
すると「牧野」のはす向かいにどこからどうみても怪しげなお店を発見!!!
確実にキケンな匂いのするお店ですが(笑)、
もう他にどこもやってなさそうですから、「最高のランチ」とやらに期待して入ってみましょう!
入った瞬間、マジで引き返そうかと思いましたが、
意外にもぴょんぴょんさんが乗る気でしたので、席に着きます。
いったい何屋さんなんだろ。。。
こりゃ外観、内観ともに間違いなく“キタナトラン”ですわ。
認定されてませんけどね。
この小上がりに客が座ることがあるんだろうか・・・
創業寛永九十二年って・・・そんな年号ありませんしね(笑)
まぁ、とにかくツッコミどころ満載のボードメニューばかり。
そして、これまた見るからにヤバそうなおじさん(おじいさん)がお茶を運んできました。
おひとりでやっているお店のようです。
これがランチメニューに「紅茶付」と書いてあった紅茶のようです。
「麦茶と紅茶と緑茶をブレンドしたお茶だよ」(ウーロン茶も加わっていたかな・・・)
なんじゃそりゃ!
耳を疑いました。
やっぱり入ってはいけないお店に入ってしまったようです。
飲んでみたらフツーに飲めましたけど。
次に大きな鉄板が登場。
もともとどの席にもコンロがセットされていましたんで不思議に思っていました。
どうやらこれがメニューにあった「ヤサイ鉄板焼付 秘伝のタレ!! チョットだけよ!!」のようです
もやしはチョイ炒め状態でやってきて、あとはセルフです。
これが意外なことにめちゃくちゃ美味い!
たしかに秘伝のタレが辛くもなく甘くもなくちょーどいい。
もやしのシャキシャキ感もたまりません。
これはビールも飲まなきゃ!
瓶ビールが良かったのですが、生ビールしかないそうです。
サーバーの清掃とかちゃんとしてんのかなぁ~なんて心配しましたが、
美味しいスーパードライでした。
そして真打ち登場!
オムライス ミートシチュー添え
デミグラスソースではなくミートシチューとのこと。
ちょっと不思議なお味。
ケチャップライスは作り置きだな。
でも、今流行りのふわとろオムライスとは真逆のオムライスは、どこな懐かしいお味。
ふたりとも完食です。
小上がりの本棚には無造作になんかの辞書が積まれているのかと思いきや・・・
2010年の競馬四季報でした。
相当使い込んでます(笑)
店主のおじさん、かなりのおしゃべり好きでいろいろお話ししちゃいました。
「門前町なのに三が日に開けていないなんておかしいだろ」
「うちは○○人と○○人はおことわりなんだ」
おいおい、結構過激なこと言ってるよ(苦笑)
その一方で、お客さんを驚かせて喜んでもらうのが好きみたいで、
だからあんなデタラメなツッコミどころ満載のボードをあちこち貼っているんだって。
どこまで本当でどこからウソなのか、よくわからんお店です(笑)
驚かせるといえば、夜はお通しがさっきの鉄板で出てきて、
もやしや豆腐のほかにきのこやうどんが入っていて具だくさんらしい。
それでお通しはひとり300円だとさ。
お通しだけで満足して帰っちゃう客もいるとか・・・それは違う意味のこともあるだろうけど(笑)
我々が食べ終えたころ、やはり初詣に来たであろう一見のカップルが入ってきました。
うわっ、あんたたちもこの蟻地獄に吸い込まれたか!
するとおじさん、同じ要領でお茶の説明からなにからはじめていました。
このカップル、怖じ気づくかと思いきやノリのいいふたりでこの状況を楽しんでいます。
我々も先に得たおじさんの情報を提供し、ふたりに安心感を与えます。
なぜかお店に全面協力のさかばクンとぴょんさん(笑)
とってもとっても不思議で妖しいお店だったけど、
なんかまた来たくなるような魅力もあったな。
それって、お化け屋敷に入りたくなる心理と一緒かな・・・あっ、ごめん、おじさん(笑)
で、この店、なんて名前なんだっけ???
覇句羽来(ぱくぱく)というらしい
品川区北品川2-11-10
03-3492-9180
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