思いつくお店が「たつみや」さんです。
昨今、うどんと言えば、讃岐うどんが全盛ですよね。
NeoMも初めて食べたときは、
コシの強さに驚き、ウマー!と思ったものでしたが
それにも慣れてきて、正直飽きてきます。
この「たつみや」さんは、讃岐風とは真逆の、
「唇でも噛み切れる」ほどの「やわ麺」のおうどん屋さんです。
久々に訪問してきました。
たつみや
「たつみや」さんは、茨木神社から阪急茨木市駅へ続く、
「阪急本通商店街」にあります。
商店街に入ってすぐにあるのは、「片桐」という割烹屋さん。
昔からあるようですが、行ったことはありません。
ちなみに、この店名は、秀吉の家臣の賤ヶ岳七本槍・片桐且元の由来と思われます。
ここからすぐの茨木城は、かつて片桐且元の所領とされ、現在も片桐町という地名があります。
大河の片桐さんは存在感抜群ですね(笑)
真田丸、楽しみです。
(C)NHK
話がそれましたね。
ほどなく、商店街のなかにある、「たつみや」さんに到着。
外観でおわかりいただけるでしょうか。
そう。ここは立ち食いうどんのお店なのです。
微妙に低いテーブルでも立ち食い・座り食いができるようになっています。
なかなか斬新な設備ですよねー(笑)
こぶうどん(300円)を注文。
かけうどん250円、わかめうどん300円と
ほとんど値上げしていないんですかねー。
やすい。
店内は、無駄なものが一切なく、キリっと引き締まった感じ。
厨房は掃除も行き届いていおり、日本料理の良店に来たようです。
すぐにうどんが到着。はやい!
代金を請求されます。そうそう、先払い・代金引換方式でしたね。
まずはだしを一口。
関西風のだしのきいた「あっさり味」です。
あっさりしすぎでインパクトにかける、という言い方もありますが、
このすっきりした飲み口が、関西風うどんならでは、でしょう。
より上品で、より京風うどんに近いのかな。
次に麺を一口。
!!
そうそう。これこれ。これですぜ。
もう讃岐うどんなんて必要ねぇよー、と思わず思ってしまいます。
(香川の皆さんすみません。讃岐は讃岐の良さがあるんですけどね)
麺はトゥルトゥルで、軽く噛み切れるタイプ。
ただ、記憶を美化しすぎたのか、
少しだけ、ざらざら感が残っていて残念。
まぁ、贅沢は言いません。
続けて、とろろ昆布を一口。
おいしいですねー。
これで300円はやすいなー。
天かすとだしを一緒に。
!?
インパクトは出ますが、だしが台無しになっちゃうなー。
こういう味が好きな人もいるんだろうけど。
天かす、昔から入ってたっけ???
次回からは、「天かす抜き」で注文しないといけないですねー。。
このやすさと上品な美味さ。
一部では、大阪府内でも指折りの名店と呼ばれるお店です。
個人的には、麺と味の似ている「道頓堀 今井」にも負けない名店だと思います。
これからもずっと続いていってほしい限りです。
ごちそうさま。
なか卯1号店
食べ終え少し歩いて、ふと思い出します。
学生時代、この「たつみや」にするか、
すぐ側にある「なか卯 阪急茨木店」にするか悩んだものだなぁ、と。
「なか卯」が、この駅前ビルの地下にあったのです。
(2005年に残念ながら閉店)
今や全国各地にあるなか卯は、ここが出発点なのです。
由来.jpによると、
創業者の中野一夫の姓から「なか」をとり、「うどん」の「う」に同音の縁起文字「卯」を合わせて付けられています。
なるほど。
つまり、「中野うどん店」の略ということですね。
この「なか卯」1号店は、他店とは麺も価格も全く違っていました。
価格は他店よりもやすく、麺は一般的なタイプ。
味も関西風の一般的な普通の立ち食いうどん屋さんでした。
一番特徴的なのは、天かす・青ネギが入れ放題。
当時食べ盛りのNeoMにとっては、
こってり・がっつりかつ安く食べれる「なか卯」は、
上品においしい「たつみや」と迷わせる存在だったんです。
なかなかレベルの高いうどん屋に囲まれて育ったんだなー、
と改めて思いました。
また行こう。
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