私も午後には体が空くので、「終わったら銭湯開拓、行こうぜ!」ってことになって、
すっきり爽やかになったヤマピカちゃんを荻窪でピックアップ。
せっかく車ので少し駅からは離れている銭湯を狙うことにし、
そのまま日大二中・高の近くにある「第二宝湯」へ向かう。
15:30開店だが、15:10ころ着いてしまい、周辺を少し散策。
本天沼稲荷
それでも時間を持てあましてしまい、店先で開店を待っていたら、
銭湯のおかあさんが、「なかで待ってて良いわよ」とロビーに入れてくれた。
優しいなぁ~
しかし、15:30になっても入湯OKにならない。
「5分前には開けるわよ」なんて言ってたのになぁ???
なんかバタバタしているようだ。
ようやく開店。
リニューアルされたサウナ(男湯しかない)が第二宝湯のウリのようだったので、
サウナ料込み800円(大タオル付き)を払う。
脱衣場でぬぎぬぎしていたら、突如電気が落ちる。
やっぱりバタバタしているらしい(笑)
どうもボイラーの調子がいまひとつらしく、ブレーカーが下りてしまったようだ。
すぐに復旧したので、浴室へ。
このとき先客2名が中にいたのはなぜなんだろう?
我々が一番に入店しロビーにいたはずなんだが・・・
まぁ、そんなことはどうでもいいか。
銭湯の基本ルールとして、
いきなり湯船につかるのは御法度だ。
結構、いいオッサンに限ってそういうマナー違反の輩が多い。
われわれ“銭湯紳士”はちゃんと体と頭をしっかり洗ってから入湯する。
このときもゴシゴシと体をアワアワにしていた。
するとまたしても停電。
ジリジリジリ!
さらには非常ベルまで鳴り出した!
へ??? ヤマピカちゃんと顔を見合わす。
火事なのか?
このあられもない姿態で逃げ出すのか?
とりあえず火の手は見えないし、煙臭さもないので、
そのまま体を流し湯船にひとまず浸かる。
その後、シャワーも出なくなり、浴槽のジェットも止まる。
当然サウナの機械もとまった。
おいおい、本当に大丈夫なのか?
なんとなく一度脱衣場に出て様子をうかがうが、よくわからない。
すると風呂場の裏口から店の人(息子さん?)が
「火事ではないので大丈夫です。少々お待ちください」と言う。
灯りの落ちた浴室内には5,6人ほどのおっさんたち。
わりとみな平然としているのには驚いた。
私とヤマピカちゃんもスッポンポンではあったが、
いつでも外へ飛び出せる準備と覚悟をもって浴室にとどまっていた。
ここで死ぬわけにはいかないからね(笑)
どのくらい経過したのかな。
非常ベルの音は止まり、電気系統も回復した。
いったいなんだったのか。
入湯前からのバタバタの延長には違いないのだろうが、
いったいどんなトラブルだったのか。
ようやく裸で緊急避難する可能性は低くなったので、サウナへ入る。
停電のおかげですっかりサウナ室の温度は下がっており、80度を下回っている。
のんびり入ろうではないか。
サウナにはテレビがあるのだが、リモコンも置かれている。
サウナのTVってチャンネル変更できないのがフツーなので、ちょっとビックリ!
BSだったかな、寿司職人の番組をやっていて、
美しい握りが次々と映し出される。
さかばクン、生まれ変わったら寿司職人になりたいと思ってるので、
ついついTVに見入ってしまう。
そして、サウナの温度もジリジリと上がっていき、85度を超えた。
ジワジワと汗をかいてきた。
一旦、サウナを出たら、洗い場が大混雑。
近くの日大二高生が7,8人で入りにきていたのだ。
おしゃべりはするけど、バカ騒ぎすることはなく、マナー良く入浴している。
彼らの会話を聞いていたら、
今日が銭湯デビューという高校生もなかにはいたようで、
とても微笑ましかった。
バイブラの主浴槽、深風呂ジェット2基の副浴槽、
そして電気風呂と水温低めの水風呂がある。
高校生はそれぞれ順番に巡って楽しんでいたな。
君たちのような若者が銭湯文化を大切に継承していくんだぞ。
もう一度サウナに入り、水風呂で体を引き締め、
ドタバタであった風呂を出る。
入湯中に非常ベルなんて銭湯体験、そうそうできるもんじゃない。
びっくりしたけど、ブログのネタをありがとう!(笑)
ロビーで牛乳飲みながら、ヤマピカちゃんを待つ。
隣では先程までの騒ぎがなかたっかのような平静さでご主人が
レモンとみかんを袋詰めしていた。
聞くと、真鶴にいる息子さんがつくったレモンとみかんのようで、
無農薬、ノンワックスだという。
どれひとつ買って行くか。
「レモンください!」
1コおまけしてくれて3コで100円。
これでレモンサワーかレモネード作ろう♪
フロントにいたおかあさんにスタンプを押してもらうときに
「大変でしたね~。大丈夫でしたか?」って声をかけた。
するとこの予想外の顛末を聞かせてくれた。
それによると、
ボイラーの不調から電気が落ちてしまったことには間違いなかった。
その復旧のため、おかあさん、ご主人、息子さんとお店の方が総出で
ボイラー室でわたわたと作業をしていたわけだ。
その間、フロント不在の時間ができてしまったようで、
たまたまタイミング悪くやってきたお客さんがいたのだ。
するとそのお客さん、番台に誰もいなくて心配しちゃったんだろうね。
呼び鈴ないかなぁ~って、おそらくフロントのあたりを見回したんだろう。
あったあった!
フロントの背中側の壁にあるボタンをポチッとな。
ジリジリジリ!!!!!
それ呼び鈴じゃなくて、
非常ボタンなんですけどぉぉぉぉぉぉ。
時すでに遅し。
けたたましいベル音が響き渡る。
お店の人も非常ベルをどう止めていいかすぐにわからず、
てんてこ舞いになってしまったというわけ。
つまり、非常ベルはボイラーの不調や停電とはまったく関係なく起きた、
"二次災害”だったのだ。
いくらフロントに人がいなくて困ってもその非常ボタンを押しちゃうかなぁ~(笑)
ボイラーで焦っているところに非常ベルまで鳴り出したわけだから、
そりゃぁ、テンパっちゃうよね~(;゜ロ゜)
おかあさんも「こんなことはじめてで勉強になったわ」と、
ちょっとげんなりしてた。。。
いやぁ、ネタ満載の第二宝湯であった(笑)
**********
石神井に戻って、ヤマピカちゃんを家の近くで降ろし、
私が車を自宅に置いてきたら、「立ち飲み yasu」に再集合だ。
なんかいろんなことがあり過ぎたんで、我々も少々グッタリ。。。
と思いきや・・・
ヤマピカちゃんは、大きな仕事のヤマが片付いたところのようで
「今日は飲んじゃいましょう!」っていつも以上に張り切ってるわ(笑)
よ~し、とことん飲んじゃうかぁ!!!
おつびーで、おつかれ~!
選べるおつまみは、塩キュウリとにらジャン豆腐。
スパークリングワインのポールスター
yasuのビールはアサヒだけど、これはSAPPOROだね。
キンミヤ ソーダ割り
揚げ魚のねぎソース お魚はカレイ。
チキンのトマト煮
実は、サウナで観たTVの影響ですっかり脳内と胃袋は"お寿司”な気分だったのだが、
行きたかったお店は予約がいっぱいと断られた。
でも、あきらめきれない・・・
「yasu」で喉を潤したところでもう一度その寿司店にリトライだ!
第二宝湯
杉並区本天沼2丁目7−13
電話: 03-3390-8623
立ち飲みyasu
練馬区石神井町1-26-6
03-6760-7700
偶然記事お見かけしました。その節は大変ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。第二宝湯です。ボイラー室電気系の不具合でしたが突然火災報知器が鳴り混乱しておりました。後日原因もわかり復旧させております。ここ数年一番大きな出来事だっただけに記事を拝見し驚きました。懲りずまたご利用下さいね。ご紹介ありがとうございました(^-^)宝湯息子
返信削除第二宝湯さん、コメントありがとうございます。
返信削除コメントをいただいていたことにまったく気がつかず、半年も放置してしまいました。申し訳ありません��
かつてないハプニングで大変だったでしょうに、面白おかしく書いて、これまたすみません��
買ったレモンはおうちでサワーに使いましたよ��
荻窪に行くときにはまた寄らせていただきますね♨️
こんなブログですが今後ともよろしくお願いします��