この日は、仕事関係の方と昼酒を愉しみ、2軒ハシゴしたところで解散となった。
でも、まだまだ”余力”がありそうだ。
阿佐ヶ谷の『鳥久』に酔っていこう。
時計の針は、まだ18時前だ。
おそらく1巡目のお客さんで賑わっているだろう。
おひとり様とは言え、満卓で入れないかな……とダメ元で暖簾をくぐり、扉を開けてみる。
私の到着を待っていたかのように、運良く空いていた。
小難しい話はこれくらいにして……😅
『鳥久』は、お父様、お母様、息子さんの3人でお店を切り盛りされている。
私が頻繁にお邪魔していた十数年前は、お父様が焼き台に立ち、息子さんはまだまだ修業中といった感じだった。
それが今では息子さんが焼き台に立ち、2代目として立派に『鳥久』を受け継いでいる。
なんかその姿を見ると、嬉しくなるのだ。
さかばクンが東京で好きな居酒屋はどこですか?と聞かれたら、真っ先に『鳥久』の名前を挙げるだろう。
『鳥久』は私が好む酒場の条件をほぼ満たしているからだ。
・SAPPORO★
・日本酒揃いが良い
・白木のカウンター
・店主からお店全体が見渡せる適切な広さ
・家族経営
・酒場の品格
なかでも最後に書いた《酒場の品格》こそ、私が酒場を選ぶ上でとても大事にしていることだ。
では《酒場の品格》とは何なのか。
その感性は人それぞれだ。
私が好む酒場を万人が好むとも限らないから、難しい。
私にとって、ここ『鳥久』は「酒場の品格」★★★★★五ツ星なのだ。
小難しい話はこれくらいにして……😅
レギュラーメニューのほか、黒板にその日のおすすめメニューが書かれている。
黒板メニューにあって、今まで見たことのない鶏の白子をまず頼んだ。
プチッと弾ける食感。
くせもなく、なめらかな味わいだ。
十数年前、息子さんが日本酒に詳しく、定番の日本酒以外にいつも必ず《隠し酒》があったので、「日本酒、今日は何がありますか?」と聞くと、嬉しそうに出してくれていたのを思い出す。
今では「隠す」ことなく、その日の日本酒が黒板にすべて書かれている。
背肝
さすがに3軒目なので、自分が感じている以上に酔いが回っているかも知れない。
今度は《飲み手の品格》が問われる場面だ。
これ以上飲んで、醜態をさらすようなことになってはいけない。
ここが潮時だろう。
ごちそうさまでした!
また来ます😊
鳥久(とりきゅう)
杉並区阿佐谷北2丁目12−22
03-3310-2606
杉並区阿佐谷北2丁目12−22
03-3310-2606
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