メンチカレーを食べ終え、世田谷文学館へ。
駅から歩いて5、6分でしたね。
たしかに千歳烏山駅よりも芦花公園駅からの方が近いや。
千歳烏山駅の方が準特急や急行が停まるので便利ですが・・・
私がどうしても足を運びたかったのは「上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展」です。
会期ギリギリ間に合いました! すみません。この記事アップのときにはもう会期終了してますね。
前回の浦沢直樹展といい、今回の上橋菜穂子展といい、
“せたぶん”のセンスは秀逸です。
浦沢直樹展同様、撮影可能なポイントが2カ所ありました。
主人公である女用心棒バルサの短槍レプリカ。
綾瀬はるか主演でこの春からNHKでドラマ化されてますよね。
その衣装です。
バルサやチャグム皇子のものです。
自分でいうのも何ですが・・・それなりに本は読むほうなんです。
でも、SFとかファンタジーってジャンルは苦手で
この作品もそういうジャンルのものだろうと敬遠してたんです。
※偕成社公式サイトから
しかし、文庫版になった『精霊の守り人』を薦められ、試しに読んでみたところ、
あっという間に上橋ワールドに引きずり込まれ、
気づけば10巻におよぶ「守り人シリーズ」を読破していました。
ふつうなら薦められても絶対手にしないであろうタイプの本に思えたのですが、
その薦めた友人もファンタジー嫌いだったんです。
その彼が「だまされたと思って読んでみてください」とあまりに言うものですから、
「そんなに面白いのか?」と読み始めたわけです。
壮大なスケールもさることながら、
日本人が書く作品なのでその世界観が実にわかりやすいんです。
外国もののファンタジーって翻訳のせいもあってか、
どうも物語の世界に入り込めず、好きになれませんでした。
しかし、これは違います。
上橋菜穂子さんはアポリジニ研究をされていた文化人類学者としてのバックボーンがしっかりありますので、作品の奥行き、表現力、創造性、説得力のレベルが実に高い。
そこにきてキャラクター設定も見事で、どの登場人物も魅力的に描かれます。
(悪い奴はいっぱい出てきますが、悪人は出てこないんです)
もしまだお読みになっていない方がいれば、
1巻『精霊の守り人』を手に取ってみてください。
この1冊が面白いと思えば10巻まで一気読み間違いなし。
合わないなぁと思えば、2巻は買わない方がいいですね(笑)
でも、私が好きなのは2巻『闇の守り人』、4巻『虚空の旅人』、6巻『蒼路の旅人』なので、
がんばって読み続けて欲しいな。
この作品、もともとは1巻だけで終わるはずだったとも聞きます。
しかし、どんどんと構想が広がり、ついには10巻の大作になりました。
驚くことにどの巻から読んでもひとつの物語としてちゃんと読めちゃいますし、
10作通してストーリーがいっさい破綻しないのがほんとうにスゴすぎるんです。
いかん、酒場と銭湯ブログなのに、どんだけ語ってんだ・・・(笑)
まぁ、それだけオモロイってことなんで、許してください。
さてさて。
上橋菜穂子と〈精霊の守り人〉展を堪能したあとは、
ブログ本来のレポに戻りますよー。
千歳烏山駅に向かい、「増穂湯」で汗を流します。
南口から歩いて3、4分でしょうか。
比較的駅近な銭湯です。
ここの自慢はPH8.2という軟水風呂です。
「軟水浴泉 つるつるの湯」って書いていますね。
ラッキー、今日は土曜日だ。
♨さかばクンの銭湯チェック~増穂湯さん♨
① サウナは+200円。バスタオルのみ付く。
② 今回タオルを持参しなかったが、貸しタオルは無料。
③ 備え付けのシャンプー・ボディソープはありません。
④ サウナは広め。6~8人くらい入れそう。12分計あり。TVなし。94度。
⑤ 主浴槽はバイブラ。副浴槽がジェットバス×2(冷水枕)。
⑥ 脱衣場広く、ゆったり。TVあり。
⑦ ドライヤー1台、20円3分。
❶ いいサウナなのに水風呂がない・・・
❷ 壁シャワーの湯温が頭洗えないくらいめっちゃ熱い(笑)
❸ 洗い場や脱衣所などは清潔だが、貸しタオルはうすら汚くて、バスタオルともども臭いが気になった。
東京銭湯お遍路88カ所達成まであと16湯。
増穂湯
世田谷区南烏山5丁目21−15
営業時間: 15時00分~23時00分(金曜定休日)
電話: 03-3300-2664
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