鉄道酒場「やきとり 省松」を出て、いったん駅に向かう。
しかし、どうしても気になるお店が頭に引っかかている。
帰りのレッドアロー14:25発まではあと40分ほど。
ビミョーな残り時間だが・・・
ぴょんさんに「30分勝負で行ってみる?」と聞いたら、「いってみよ♫」と乗り気ではないか。
気になるお店は1階ではなく、2階の「駅前」。
駅前にある「駅前」
そのまんま。
店名からしてクセがすごいんじゃ(^0^;)
ちょっと怪しげな階段をあがる。
秩父の味がウリの居酒屋さんらしいのだが、ネットの口コミでは賛否両論渦巻いている感じ。
どうやらマスターのクセもすごいようだ。
たしかにこの看板のイラストからも伺えるな(^_^;)
でも大丈夫。
我々そういうのキライじゃないから(笑)
ところが、店の前で一瞬怖じ気づく。
店内をひた隠すかのようなこの扉。
かなりのハードルやないか。
えーいっ!
入ると、マスターおひとり。
小上がりとテーブル席があり、中央のテーブル席につく。
マスターお一人でやっているのかな。
「特急まで30分しかないんで、熱燗と適当にすぐ出るおつまみください」とお願いした。
そしたらちょっと嬉しそうな顔して「お通しだけでなにも作りません!」だって。
そう、ここはお通しに自信アリなのだ。
6品のお通しが小皿で登場。
あっという間に立派な酒宴ができあがってしまった(笑)
熱燗は「武甲」だ。
お通しはすべて1品¥100
左上から、この菜っ葉なんだっけなぁ? 美味しかったのにいきなり忘れた。。。
枝豆、朝採りのせり、
ローリエを使ったきんぴらごぼう、手造りこんにゃく、椎茸。
「蕗味噌好き?」
「はい、大好きです」
自家製の蕗味噌も出してくれた。
「これで700円ね」ちゃんと追加料金の説明も欠かさない。
この蕗味噌が抜群の美味さ!
あぁ、もうこれだけで2合飲めるわ。
「旦那さん、椎茸キライなんだ」
おとうさんが蕗味噌を用意してくれている間に椎茸をぴょんさんにあげちゃったんだけど、見抜かれてしまった・・・( ̄。 ̄;)
「椎茸だけは克服できなくて、天敵なんです。。。」
「イチローズモルトの赤、飲んでみる? 1000円でいいよ。」
たしかに赤は稀少だ。
1000円ならお得かも知れない。
「お願いします!」
なんだかんだ、おとうさん、薦め上手なんだよねぇ。
途中、若いカップルがお店に入ってきた。
(あぁ、大丈夫かなぁ~、なんでよりによってこの店にしちゃったんだろwww)
カップルはお酒を飲まないようで「コーラありますか?」だって。
「うちはお酒しか置いてないんだよ、コーラなら自動販売機で買ってきて」とやんわり追い返してた(笑)
勇気を振り絞ってあの扉を開けたろうにな。
ちょっとかわいそうな気がする。
カップルが出て行ったあと「うちは変な店だから・・・」とおとうさん。
「今度時間のあるとき、うちのおそばを食べてよ。でも、おそばだけの人には出さないんだよ。お酒を飲んだ人だけね」
偏屈な店と言えばそれまでだが、どこか憎めない愛嬌のあるマスター。
酒飲みの我々にとはとっても居心地が酔いし、こういう〈クセがすごい酒場〉はむしろうちらの"大好物"なんだよねぇ😅
「ごちそうさまでした。また秩父に来たらお邪魔しますね」
駅前
秩父市野坂町1丁目20−38
0494-23-4364
********************
レッドアロー出発まであと10分弱。
急いでしゃくしな漬をお土産で買う。
雲間から見える武甲山が雄々しい。
これがさかばクンにとってのレッドアローラストラン。
ありがとうレッドアロー😭
0 件のコメント:
コメントを投稿