「新京」って最寄り駅が東長崎とか新江古田なので、てっきり豊島区なのかと思ってたけど、ギリギリ練馬区なのね(^_^;)
それなら【ねりまの町中華をゆく】OKっしょ!
老舗の町中華として沿線ではよく知られたお店だが初訪問となる。
東長崎と江古田の中間点にあって、駅近ではないからこれまで足を運ぶ機会がなかった。
この日は都庁前から大江戸線で練馬に帰ってくる途中、新江古田で降りて歩いてきたよ。
一番客だ。
お店は背中が丸くなった高齢のご夫婦がやられている。
カウンター席に腰をおろし、まずは壁メニューを吟味する。
らーめん300円って・・・笑うしかないね。
そして、ほとんどのメニューが平仮名表記なのが可愛らしい😙
オムライス、かつ丼、カレーライスの〈三種の神器〉もしっかりあったが、「かたやきそば」もあるじゃないかぁ。
う~ん、これは何にしようか。
悩ましいぞぉ・・・
まずはビールとぎょうざをもらおう。
テーブル席も渋いよ。
よく冷えたキリンラガーは大瓶で600円。
メンマが添えられてきた。
ぎょうざのほかに「わんたん」もお願いした。
まずはぎょうざ。
6コで300円、安い。
表面がカリッと焼かれた小ぶりのぎょうざ、野菜たっぷりで美味いよ。
ご主人が巨大なボウルを出して来て「わんたん」を湯がきはじめた。
下から熱せられたボウル状の鍋はグツグツ煮立っている。
こんなボウル状の鍋で茹でるなんて見たことない。
わんたん着丼。
ふわぁ~♥
なんだか老夫婦の人柄を表しているかのような美しくてやさしいビジュアル。
チャーシューが一切れとほうれん草にナルト。
澄んだ醤油スープに大量のわんたん。
ウマッ!とぅるんとぅるんだよ。
これは頼んで大正解!
わんたんには挽き肉の餡が少量入っているが、このバランスが実にいいのだ。
予想より遙かに多いことにもビックリ。
食べても食べても出てくる出てくる(笑)
これで300円っておかしくね?😅
2番目のお客さんは「わんたんめん」を頼んだがやっぱりボウル鍋で茹でていた。
このスタイルが「新京」流なんだな。
次に入ってきた3番目のお客さんは「とんかつライス」をオーダー。
お、これは注目。
揚げ物はどんな感じなんだろ。
するとご主人、きれいなピンク色をした豚肉を出してきて、とんかつで、いや、とんかちで肉を叩いている。
そのあと、塩、辛子、片栗粉を適量まぶしていたが、ゆるやかながらも丁寧な所作が見事なんだよなぁ。
ついつい見入ってしまった。
ほんとうはこのあと「ちゃーはん」か「かたやきそば」を頼もうと思っていたのだが・・・
4番目のお客さんが入ってきた。
・わんたんが思いのほか多くてお腹が膨れたこと
・一品一品ゆっくりじっくり作られるので提供までに時間がかかること
これらを考慮し、とんかつの完成形が気になったが一番客はここらで引き上げよう。
「お勘定お願いします」
「1200円です」
安っ!
店も昭和なら価格も昭和😲
ご主人と奥様、言葉は交わさずとも息の合ったコンビネーションでオーダーをひとつひとつ裁いていく。
ちゃきちゃきと超速で出てくる町中華を期待する人はNGだよ。
春日町の「栄楽」もそうだったけど町中華に床屋ってのはよくあるセットなのかな(笑)💈
おしどり夫婦が営む「新京」。
心が和んだよ。
"宿題"がいっぱい残っちゃったので、また来ますね。
練馬区旭丘1–5–6
03-3953-8951
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ちなみに新江古田から「新京」に来るまでに気になるものをいくつも発見。
まずはマンションの1階部分に突如現れた蒸気機関車。
なぜこんなところに。
ドイツから輸入された1両で日本陸軍の鐵道聯隊に配備されたもので、戦後、西武鉄道に引き取られたものの、その後、紆余曲折あって新江古田にあるようだ。
そして、住宅街の細い路地を抜けていくと途中にパン屋さんを発見。
「ブラウニー」というらしいが、この日は定休日。
たまたま自転車に乗る主婦ふたりが「ここのパン、美味しいのよね~」って話ながら過ぎ去っていった。
メモメモ(._.)φ
そして、千川通りに出ると「羅毘徒軒」
暴走族的な店名は「らびっと軒」と読むんだよ🐰
その名は知っていたが、食べたことないんだよ・・・
19時から4時という深夜族御用達のらーめん専門店。
ここもメモメモ(._.)φ
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