レッドアローに乗って鉄分補給100%のさかばクン。
しかし、「祭の湯」につかりすぎて酔分は0%である。
湯上がりビール飲んで酔分補給しなきゃ~!
「祭の湯」を出たら目の前の路地へ入る。
古い民家にはなぜか鉄道の信号機やら踏切やら・・・。
そう、ここは鉄道ファン御用達の鉄道酒場「やきとり 省松」なのだ。
まさに今日にうってつけの酒場ではないか!
「せいしょう」と読みます
信号機が青だと営業中。赤だとお休み。
土日は12時オープンと聞いていたので信号機はすでに青だ。
いやぁ、まだ店に入っていないのにテンション上がる。
よしっ!と扉に向かうと、踏切が反応し警報器が鳴る😲
一瞬、焦ったが、ファミマの入店音的システムだね・・・(笑)
平日ダイヤと休日ダイヤとがちゃんとあるよ(笑)
きっちり定時運行されている様子がこの表示から伺えるね😄
店内に入るとカウンター席と鉄道模型ジオラマを見ながら飲めるテーブル席とがあって、まだ先客がいなかったので、ジオラマを見ながら飲める特等席に案内された。
うひょ~、こりゃ最高!
店内は鉄道写真と鉄道関連グッズで埋め尽くされている。
これは360度飽きないわ~
まずは何はともあれ!
酔分じゃぁ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
さてと。
おつまみは何にしようかな。
メニューに鉄道ネタはなく、秩父ネタが揃う。
大根・さといも・こんにゃくのあっさりとした鶏だしの煮込みと説明書きがあったが、これ素朴で美味い!
カンカンカン♫
遮断機の音が鳴り響くとお客さんが入って来る。
わかりやすい(笑)
次に来られたお客さんは〈鉄子〉さん。
ジオラマ席の特等席に並んで座る。
我々とおんなじレッドアローだったそうだが、〈鉄子〉さんもこの店は初訪問だって。
でも、西武秩父に着いたあとは、ちゃんと秩父鉄道にも乗ってきたそうだ。
ぬくぬくと温泉に浸かっていた我々のような〈風呂鉄〉とは気合いが違うね(^_^;)
筋金入りだ。
おまかせ5串
とりあえず5串をふたりでシェアすることにして、塩の3本がまず来た。
ねぎま・なんこつ・ぼんじり
そして、つづいて自慢のくるみ味噌たれの2本。
つくね・正肉
軟骨入りのつくね、めちゃうまい!!!
くるみ味噌たれってのはが甘みが程よくこれは絶品。ふたりとも気に入ってしまった。
焼鳥、ポーション小さめだけど、どれも美味い!
ついつい鉄道ジオラマにばかり心が奪われていたが、焼鳥もしっかりしている。
焼鳥好きのぴょんさんが喜んでいるのだから間違いない。
ならば焼鳥には熱燗でしょっ♨
「省松」のお酒は秩父市下吉田の地酒「秩父小次郎」一本!
カンカンカン♫
また、遮断機の音が聞こえて、常連さんがカウンターに座られた。
そしたらすぐに「どうぞ」って私たちに羊羹をくださった。
すぐそばの和菓子屋さんのものらしい。
ありがとうございます。持って帰ったら、あんこ好きの次男に食べられちゃいました(^0^;)
こうゆう牧歌的なところが秩父らしくていいね。
よく目を凝らしたら、ジオラマにちゃんと「省松」の建物と「秩父小次郎」の看板もあるじゃん(笑)
2019年に西武秩父線開通50周年だったが、40周年の写真に並んでいるラインナップこそ子どもの頃によく乗った車両たちだ。
赤電が懐かしすぎる😭
焼鳥が美味すぎたので、気に入ったものと、まだ食べていない部位を追加発注。
鶏ハツ・ぼんじり・鶏かわ
ハツもクセがないし、かわもうめぇ。
つくね2本!おかわり!
やっぱ、これ美味いよ!
このドアは開きません 業務用室 とある謎の扉。
はじめから気になっていたのだが、店主が「よかったらどうぞ」と一見の〈風呂鉄〉夫婦と〈鉄子〉さんをこの部屋に案内してくれた。
わ~!
なんだなんだなんだ😲
秩父鉄道のダイヤグラムが敷かれたテーブルが中央にあるこの部屋は5~10名様の団体席だというのだ。
この"秘密のアジト"には前日も鉄道好き(鉄道関係者?)の方々が貸しきりで賑わっていたそう。
いいなぁ、さかばクンも貸し切ってみてぇ~~~~🚞
ここも360度、どエラいことになっておる。
この発車時刻の看板はかつて西武秩父駅にぶら下がっていたものだそうだ。
上野駅とか、昔は表示板ってこういうぶら下がりだったよね。
突如、京王(笑)
常連さんもいっしょに付き合ってくれていろいろ教えてくださった。
ん?
わぁ!
白河行きのプレートじゃないか!
「私、以前、白河に住んでたことがあるんですよ」と店主に言ったら、店主もご親戚が白河におられて学生時代はそこに暮らしていたんだって。
ご主人、私と同い年だっていうし、なんかご縁を感じてしまう。
部屋から出て、いまいちど店内を見回すと、ここは完全に鉄博だ(笑)
聞けば、
「省松」は70年を超える老舗なんだって。
店主は三代目とのこと。
鉄道酒場になったのは三代目からなのかな?
ご常連さんは先々代の頃から通ってらっしゃるというのだから大大大常連さんだ。
店主とも大大大常連さんとも楽しくお話ができて、とっても酔い日にお邪魔できたなぁ~
すると「2階のトイレもぜひ行ってみてください」と店主。
三岐鉄道でいまも現役の西武車両。
これは店主が最近撮ってきたものだという。
トイレ、階段、あらゆるところに鉄道グッズ。
ぜんぶじっくり見たら1日楽しめそう。
「省松」来店記念のスタンプカードとショップカードをいただいた。
まずはお店に設置してあるスタンプを押した。
ちゃんとレッドアローラストランヘッドマークをつけた写真を使っているところが憎い。
そして、ショップカードの方はいまや懐かしい改札鋏で切符を切らせてくれるのだ。
さらには検札鋏も。
うちの子どもたちは改札鋏なんて知らないよなあ~
ぼくら世代は駅員さんの改札鋏を回すテクニックに憧れたもんだけど。
もうここまで来るとホントすごすぎる。
鉄道ファンのツボを心得た完璧な演出ではないか。
よし、鉄分補給120%だ!
いや、120%どころか毛穴から鉄分が漏れ出とるわ(笑)
お会計をして店を出ようとしたら、「非常通報ボタン押してみますぅ?」と店主。
西武で実際に使っていた非常通報器らしく、ぴょんさんが押してみた。
ビーーーーーー!!!
中をパカッと開けると黒いボタンがあってそれで鳴り響く音を止めることができるのだ。
電車と家庭では電気系統が違うのだが、店主はそのあたりも詳しいようでこれはいわゆるACアダプターで動かしてるみたい。
外の遮断機の電気はどうしてんだろ。
最後の最後まで鉄道好きのお客さんを楽しませてくれるお店だ😄
ただの飲んべえ親父をすっかり鉄道小僧に回帰させてしまった「省松」・・・あっぱれ!
秩父に来たら必ず顔を出しますね。
ごちそうさまでした。
予約している上りのレッドアローまで、あと40分かぁ。。。
もう1軒、ちょっと気になるお店があるんだけどなぁ。。。( ̄。 ̄;)
やきとり 省松
埼玉県秩父市熊木町10−2
0494-22-3368
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