(千葉方面担当記者・じゅにあの投稿です)
哀しき帰り道。
賭場で負けた後は敗因をあれこれと考える。
中山競馬場の帰り道は船橋なのだけど、府中競馬場の帰りはいつも悩む。
優駿牝馬オークスの帰路、反省は武蔵野線でやり尽くした。
ということで、中央線は荻窪で降りることにした。
なお行き先はまだ決まっていない。
今週も紐抜けである。
リバティアイランド、ハーパーまでは読んでいたが、まさか15番人気のドゥーラが来るか。
コナコーストは出だしの不利だったらしい。
やっていることは間違ってない。
自分に言いきかせた。
初夏を思わせる暑い日だった。
パドック前に陣取ったが、直射日光が体力を奪う。
馬場入場する馬たちも汗ばんでいる仔が多い。
荻窪駅に降り立った。
負けた日だし、安い酒場で飲むか。
ということで、立ち飲み晩杯屋を覗いた。
しかし満卓であった。
前から実は気になっていた。
炭火やき鳥 鳥もと2号店の暖簾をくぐった。
タレ盛合わせ5本セット。
600円。敗戦の日のお財布に優しい。
わかさぎ天ぷら。
これまた塩を付ける感じが実に良い。
よし、日本酒いったるか。
一の蔵300m、860円をいったった。
あてが必要だ。
うなぎ肝大和煮。
最高だ。
ハンチング帽をかぶった白髪の先輩が飲みに現れた。
今日はダメだ。来週ダービーで取り返すわ。
そう、来週も競馬はある。
そして再来週も、再来月も、再来年も。
人生が続く限り馬は走り続ける。
辺りはまだ明るい。
もう一軒いくか。
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