石神井の"くまもんず"、T氏&N氏、から「鳥福に行かない?」とお誘いをいただいた。
「鳥福」ですと!!!
「肉山」のオーナー光山氏が絶賛し、安倍首相もひそかに訪れるという「鳥福」。
渋谷のんべい横丁にある人気老舗焼鳥店ではないか。
「もちろん参加します!」
即答だ。
のんべい横丁のお店はどこも狭小。
「鳥福」も例に漏れずL字カウンター6席のみだ。
ただ「鳥福」には2階もあるんだよね。
2階まではさすがに上がってないけど同じ構造のカウンター席があるそうだ。
しかし、今回かの有名な「鳥福」の予約が取れたってことで、行きた~いって方が多く、7人が参戦。
かなりきゅうきゅうにはなるが7人までは許容範囲のようだ。
カウンター席の前の冷蔵ケースもL字。
丁寧に串打ちされた串の数々は芸術品のようだ。
たいていブランド鶏は1種類にしぼって取り揃える店が多いが、
こちらは様々な鶏を部位によって使い分けているらしい。
最初は「おまかせで5本、まずはお焼きしましょう」と若き三代目がいう。
どうやらこのスタイルが「鳥福」の流儀のようだ。
焼きあがるまでお新香と大根おろしのお通しをアテにアサヒ熟撰を飲みながら待つ。
秋田 高原比内地鶏
愛媛 媛っこ地鶏
合鴨
レバー
先端は心臓だ。
つくね
ここまでがおまかせの5本だ。
お酒も熱燗にスイッチ。
となりのT氏は冷酒にしている。
砂肝
ささみ なんこつ
かわ
首にく
みち
しいたけ
手羽先
ぼんちり
〆は鳥ガラスープ
私はスープに烏骨鶏卵をトッピング~!
T氏Jr.は小さいおにぎりをトッピングしたが、かわいい焼きおにぎりがをひたしていただくのだ。
いったい何本食べたんだ!
「鳥福」はポーションが大きいのでどれを食べても「鶏食べてるぅぅぅ!」って実感できるし、弾力のある締まった肉質を存分に楽しむことができる。
なかでも「レバー」「合鴨」「かわ」が感動したな。
みんな次々と頼んで焼いてもらうもんだから、冷蔵ケースもこのとおりスカスカに。。。
見事なまでの食いっぷりだ(^^;
ここまでしたら空っぽにすれば良かったかもね。。。
こちらは先々代の祖父のお写真。
いま目の前で焼いている3代目と2階を切り盛りしている弟さんのおじいちゃんということだ。
このおじいちゃんが1932(昭和7)年に渋谷の屋台からはじめたお店が、戦中・戦後を乗り越え、子・孫へと受け継がれ、そして平成が終わらんとする今なお「のんべえ横丁」で店を構えている。
これってとんでもなくすごいことだよね。
まだ20代と若い三代目だが、横丁文化を大切にしている様子が言葉の端々から感じられ何とも頼もしかったな。
すごいといえば、「鳥福」って8月の1ヶ月間はまるまる休みだという。
理由はいたってシンプル。
8月の鶏肉はまるまるしないからだ。
体温調節のできない鶏は暑くなると水分を多く摂るぶん餌を食べなくなる。
そうなれば当然脂がのらず肉質が落ちるというわけ。なるほど。
8月は一切店を開けないという徹底ぶりと思い切りの良さこそ「鳥福」の矜恃である。
冷蔵ケースをほぼ食べ尽くしたわけだから無理もないのだが・・・
正直なところ焼鳥店としてはお値段が高めなことを最後に申し添えておく。
いつもの「串木乃」には「鳥福」の前にT氏とちょこっと顔出しましたよ😚
鳥福
渋谷区 渋谷1丁目25−10 のんべい横丁
電話: 03-3499-4978
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