7月下旬、知人から「潟潟ヤさんの予約が11月にとれたので行きませんか?」とお誘いをいただいた。
潟潟ヤ???
私は存じ上げぬ店だった。
すぐにネットで調べる。
東急田園都市線高津駅といった急行も停まらぬマイナーな駅にあるにもかかわらず、(吉高ちゃんがCMをやり始めた)某食べログで4.14も叩き出しているとんでもない鉄板焼き屋ではないか!(11月25日現在 さかばクン調べ)
しかも紹介制でず~っと先まで予約で一杯というのだから、これはすごすぎるぞ。
7月の時点で11月の予定を確定するというのは少々自信が無かったのだが、こんな機会はそうそうない。
万難を排して臨む覚悟で参加の意志を表明した。
それから約4ヶ月。
運良くその日だけは仕事や雑事に妨害されることなく、無事にその日を迎えることができたのだ。
田園都市線が人身事故で高津駅にたどりつくまですったもんだがあったんだけどね(^^;
後方にテーブル席を用意することもあるようだが、基本は6人のカウンター席のみだ。
しかし、この日はさらに贅沢なことに我々の4人グループだけで貸切なのだ。
まずはBALLAST POINTで乾杯!
アメリカ・サンディエゴのブルワリーのIPAだ。
先付
白海老の巻き寿司(酢飯ではない)
ごり・たこ・たまご
そして、「潟潟ヤ」さんは鉄板居酒屋というだけでなく、もうひとつの顔がある。
それはしっかりと常温管理された熟成酒の揃いが素晴らしいことである。
あまりに種類が多いので、店主におまかせでどんどん出してもらうことにした。
本日のメインのひとつ。
香箱蟹。
なんて美しさ。
蟹を剝いてこのように綺麗に盛りつけるのは本当に手間暇と時間がかかる。
この季節にしか味わえない贅の極みだ。
熟成酒とも実によくマッチする。
マツカワガレイ・はだての雲丹・いくら
ぶりの燻製 辛味大根のお出汁
北海道生あん肝 カブソース
ここでいよいよ鉄板の出番だ。
焼いている間もどんどん飲み倒す4人(^^;
店主が「白い四川」と称したこちらはベトナムの黄色い唐辛子を用いており、ビリビリ痺れる系だ。
ボラの白子と佐渡の本アラを湯葉で巻いている。
んまっ!
さぁ、メイン第二弾は利根川の天然鰻。
デカっ!
このサイズでないと仕入れないという。
蒸さずに鉄板で焼く。
焼いている間に椀物がだされる。
鰻と松茸だ。
いい感じに焼けてきたぞ~
蒸してないので鰻の肉の弾力というか反発力がものすごい。
脂もよくのっているがしつこくなく口の中でとろけていく。
鵡川の雄ししゃも
北海道ラムバーグ
4年熟成真空カラスミ
ラムバーグ完成
実はラムってすこし苦手なんだけど・・・これはまったくラム臭さがなく、気にせずいただけた。
鴨ステーキ
店名からわかるとおり店主は新潟出身なのだが、今日は新潟のお酒が1本もなかったような・・・(^^;
そして、〆にはなんとラーメン!
牡蠣と玉ねぎのポタージュスープのラーメンだ。
上にはいもフライが乗っている。
牡蠣1㎏使っているんだって!!!
ラーメンというか、極上のスープに麺が入っているという感じ。
干し柿と生柿のカッサータ
砂糖は使用していないとのこと。
ライチ茶といただく。
各界の著名人も訪れるような名店が都心から離れた静かなアパートの1階にあるとはなぁ。
鉄板というスタイルにも驚いたし、同じメニューは出さないという店主の引き出しの多さとセンスの高さにも感服した。
熟成酒へのこだわりも強く、独特の〈世界〉を感じるお店だ。
これだけのお料理とお酒を出すのだから、お値段もそれなりであったが、都心の"お高い"お店で大枚叩くより十二分に価値のあるお店だ。
店主のトークも楽しく、時間もあっという間に過ぎていた。
「潟潟ヤ」の〈世界〉にいざなってくださった皆様、ありがとうございました。
潟潟ヤ
https://gatagataya.com/
川崎市高津区溝口4丁目8−23 シルクコーポ 1F
電話: 070-6526-4494
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