中野ー高円寺ー阿佐ヶ谷ー荻窪ー西荻窪ー吉祥寺ー三鷹
中央線沿線7駅。
最近はどこの駅を降りても駅前の風景や空気感が一緒なんてことがよくあるけれど、この7駅にはそれぞれの"表情"がちゃんとある。
なので駅前酒場も7駅7色の楽しみ方ができるから、その日の気分で下車駅を決めたりする。
まさに飲兵衛にとっては「神セブン」とも言える7駅なのだ。
「大島酒場」を出て、三鷹でもう1軒立ち寄ったのち、西荻窪へ移動。
とくに目当ての店があったわけではないのだが、なんとなくミタカの次は、ニシオギな気分だったのだ。
南口をふらふらと彷徨い、未訪の「老舗」に吸い寄せられる。
「酒蔵 千鳥」だ。
ほほ~
こんな素敵なコの字カウンターのお店だったのか。
生ビールがキリンラガーというのは、SAPPORO★党の私にとっても嬉しい。
生でリスタート。
ますは、コの字カウンターの中で煮込まれているおでんをいただこう。
とくにおでんメニューがなかったので、ひとまず「おまかせ」でお願いした。
こんにゃくデカっ!
まずは無難なところで攻めてきたか。
串に刺さっているのはしょうが天。
うん、これ美味しいなぁ~
「燗どうこ」を目の前にした特等席に居ながら、お燗を頼まないのは無粋であろう。
白鶴
瓶ごと燗どうこでつける一連の所作が酔い。
お燗のアテにおでん以外も頼むとしよう。
マグロ、コチ、ボタンエビ、地ダコなどのお刺身から、銀だらの煮付けや床伏煮など、魚料理も充実しているようだ。
何の根拠もないのだが「自信アリ!」とみた、ボタンエビを選択。
すると想像を超えるビジュアルで登場。
ねっとりあま~~~~い😍
「瓶でつけられるお燗は他にありますか?」と尋ねたら
「剣菱」があると言うではないか。しかも黒松!
亡くなった義父が大好きだったお酒だ。
いただこう。
へぇ~、「黒松剣菱」にこんな洒落たデザインの1合瓶があったんだ。
お燗をおかわりしたら、おでんもおかわり。
お隣さんがおでん種をお店の方に聞いていたので、耳をそばだてて・・・・・・(笑)
シューマイ天とれんこん天。
そして、もちろん、ちくわぶもありましたよ♪
創業50年以上の老舗だが、決して肩肘張るようなお店ではない。
「千鳥」だからといって、"クセがスゴい"わけでもない(笑)
良心的な値段で毎日通いたくなるような大衆酒場だ。
しかし、一方でやはり歴史の重みを感じる品格と佇まいがある。
背筋をシャンとしてお酒と真剣に向き合いたい名酒場であった。
さてと。
"千鳥"足になる前に帰ろう。
それにしてもなんで西荻窪から石神井公園にバスが走っていないのだろうか。
北へ一直線なのに。。。
バスがあれば、もっともっとニシオギが身近になるんだけどなぁ・・・・・・
神龍へお願いするときには「西荻窪~石神井公園のバス路線を開通してくれ!」で決まりだな(笑)
千鳥
杉並区西荻南3丁目10−2
03-3332-7111
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