意識低い街と考えて、どこの街が思い浮かぶだろうか。上野や浅草、高円寺。いや、大井町か。
しかし、総武線沿線における都市性と、酒場、賭場が共存している街は、錦糸町のほかにあまりないだろう。
本日は競馬の天皇賞(秋)。錦糸町が意識低い老若男女で人口密度が高くなる。しかし私が錦糸町に来て最初に行くところは決まっている。
亀戸ぎょうざである。
はっきり言って私が食した餃子のなかでも一二を争う美味さなのだ。
それが本格的な鉄板ではなく、家庭用みたいなので焼かれているから驚愕する。
昼飯を軽く食ってきた私は、餃子2人前と老酒を頼む。ふむ、いつも通りだ。
待っている間もスポーツ新聞で予想に花を咲かせる。贅沢な時間である。
老酒が運ばれてきた。1杯180円。
これから金を賭けようとしている勝負師達には、最善の価格だ。
程なくして、餃子が来た。
これまた顧客のニーズをよく汲み取っている。
一人前づつ来るのだ。
普段は、醤油も酢もつけずに食べることが多いが、この店では秘伝のラー油みたいなのをたっぷりつける。
おー、これやこれや。
サクッとしてて、なかの肉と野菜がジュワっとくる。秘伝のラー油と絡まると最高。
一皿で老酒一杯を飲み、もう一皿来た頃に、老酒をもう一杯頼む。もはや計算されつくしている。
そして二皿目もサクサクっとたいらげてしまう。
そのうち頭が冴えてきたのか、本日のメインレースの買い目が決まる。
秋の天皇賞は固い決着が世の常だ。
モーリス、アンビシャス、ルージュバックを軸に固めれば問題ない。
15:40、発走のファンファーレが鳴る。
酔いが覚めるまで2分とかからなかった。
リアルスティール2着に入り、7300円が一瞬にして消える。さっきの店は締めて860円やったのに。。
冷静になれ。
本日は自炊すれば少しはリカバリー出来る。
てな訳で、錦糸町の有名店、魚寅にやってきた。
目当てはこれ。100g270円のマグロぶつ切りだ。
考えたくないが、突っ込んだ7300円で魚寅のマグロのブツ切り26個も買えるやないか。
ついでに駅前でやっていた福島復興市場で会津の酒、榮川(1400円)を買って帰る。
当然、本日は飲みに行かず、自宅でひとり鍋してコスト削減しましたとさ。
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