「娘とはウキウキ買い物を楽しんで、ザギンでシースーとはうらやましいわね」
ぴょんさん、そうは言ってないのだが・・・・・・
そう思っているのではないかと内心ビクビクしていた(^_^;)
そこで、知人の個展にぴょんさんとお邪魔したあと、日本橋でシースーすることにした。
1889(明治22)年創業の「蛇の市」さんだ。
私が都心で唯一、気軽に立ち寄れる馴染みのお寿司屋さんだ。
コロナの影響でなかなか新しいお店に足を運べなかったが、ようやく訪問が叶った。
うわ~!
こんなビルヂングなのかぁ!
三井本館、高島屋本店のような・・・日本橋にマッチしたデザインではないか!
明治、大正、昭和、平成と4つの時代を歩んできた「蛇の市」は令和になってさらに進化。
屋号は常連であった明治の文豪志賀直哉が初代店主を「蛇の目の市ちゃん!」と呼んだことから付けられた。
志賀直哉の短篇『小僧の神様』に登場する寿司屋のモデルとも言われている。
通い始めて何年になったかなぁ・・・長く懇意にさせていただいている。
「㊗おめでとうございます! 五代目、やっと来られたよ~😊」
「うちのお酒は○○田と△△山しか置かないよ」というようなお店もキライじゃないが・・・・
「蛇の市」はしっかり時流に合わせた旨い日本酒をそろえている。
これも私が通いたくなる理由だ。
シャンパンもこんなにあったんだぁ!
私は瓶ビール。
五代目ぇぇぇ、黒ラベル★は置かなくなっちゃったのぉぉぉ😭
まずはお新香がつけ台に。
奈良漬け、昔は苦手だったけど、いまは大好き。
「いつもの感じで」と五代目にお願いする。
すると、ちゃ~んといつもの感じでおつまみと握りをおまかせで出してくれる。
この安心感がたまらない。
まずは小鉢。
茄子と子持ち昆布の煮浸し
〆さば
かつお
活すずき
では、そろそろお酒も日本酒へ。
お酒ももちろんお任せだ。
鍋島 大吟醸(佐賀)
しゃこ
ツメがかかっている。
一つはそのままいただく。
もうひとつはオススメされた山椒をのせていただく。
鰻は入っていないのに、エア鰻巻きになっちゃうあたりが面白い(笑)
而今 純米吟醸 酒未来(三重)
酒未来を使った而今ははじめて飲むな。
飲んでいると気づかないのだが、猪口を返すと「蛇」なのだ🐍
あなご白焼き
ふわっといい焼き上がり。
穴子に合わせてここからはお酒もお燗に変える。
羽前白梅 俵雪(山形)
そして、握りだ。
ひらめ昆布〆
しろいか
本まぐろ 赤身
本まぐろ づけ
こはだ
天穏 天頂 (島根)
これはメニューに載ってなかったような・・・隠し酒だな😁
これはメニューに載ってなかったような・・・隠し酒だな😁
おとなりさんが美味しそうに食べていたので、こちらもお願いしちゃった。
たいら貝の磯辺焼
ぴょんさん、感動!
いくら
うに
そして、「蛇の市」に来たらやはり伝統の煮あなごは絶対に食べないと。
白焼きとはまた違うんだな。
〆は巻物。それぞれに食べたい巻物をお願いした。
ぴょんさん、とろたく巻
私はかんぴょう巻き。
かんわさ好きなのをわかっているので、しっかりわさびが入っている。
お味噌汁まで飲み終えて、あぁお腹いっぱいだぁ~
・・・・・・と思ったら、ぴょんさんには心残りがあったようで。
車えびを追加してた(笑)
最後のデザート、おかわりしたいくらいめちゃくちゃ美味かったんだけど、名前忘れた😅
日本は創業100年以上という会社が30000社以上あるそうだ。
世界でもこれほど長寿企業が多い国は珍しいという。
だから英語や他の言語には「老舗」という言葉はないんだって。
では、なぜ日本にはこうした長寿企業が多いのか。
さまざまな理由が考えられるが、その一つは地域密着のローカルビジネスということがポイントらしい。
つまり、地域のお店は地域とともに生きていくということだ。
この「蛇の市」も日本橋という歴史ある街に根ざして130年やって来た。
五代目も老舗が多い日本橋で同じ飲食店の皆さんと様々な取り組みをしながら街を活性化しようと努力されている。
「故きを温めて新しきを知る」
我が母校、石神井小学校の校訓でもある「温故知新」。
五代目は130年の歴史を大切にしながら、新たな店舗で次なるフェーズへと踏み出した。
五代目の息子さんは私の長男と同い年。
10年後、20年後の「蛇の市」に思いを馳せるとますますワクワクするね。
江戸前鮨 日本橋 蛇の市 本店
中央区日本橋室町1丁目12−10
03-3241-3566
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