「すし小川」を堪能したが、まだ時間が早い。
大将の握るテンポが速いおかげで、娘ともう1軒寄れそうだ。
しかし、なんのリサーチもしていないぞ。
銀座なんてめったに来ないからこのあたりのお店情報に疎いのだ。
まぁ歩きながら探すとするか。
"さかばセンサー"を全力発動!
早速、良さげな焼鳥屋さん発見。
ところが換気で開けている扉から店内を見ると「密」なので断念。。。
およよ。
すると、お隣も良さげな焼鳥屋さんではないか。
「武ちゃん」というようだ。
こちらは間隔を開けてお客さんを配したうえで、我々が入れる余地もありそうだ。
「焼鳥で良いか?」と娘に聞くと「焼鳥は別腹だよ♪」と言う。
それでこそ我が娘だ(笑)
「大丈夫ですか?」と入口から中に尋ねると、「どうぞ!」とおねえさん。
カウンターの奥角に通される。
「八本と五本どうされますか?」
なるほど、二者択一のコース制なのだな。
さすがに寿司のあとなので控えめに五本コースにする(^_^;)
コースに付く鶏スープがなくなってしまったそうで「200円お引きします」とのこと。
ちょっと残念だが、さっき味噌汁飲んでいるし、構いませんね。
店頭のPケースにSAPPORO★があったのも見逃さなかったよ。
あとで調べたら最初に入ろうとした焼鳥屋さんはプレモルのようだから、正解だったね。
本日2度目の乾杯\(^o^)/
白木のコの字カウンターが実に酔いではないか。
職人さんが手際よく焼いている様子も酒の肴になる。
すぐに1本目の「つくね」が現る。
「うまっ!」
思わず声をあげてしまった。
何度も言うが、私の〈焼鳥屋バロメーター〉は「つくね」だ。
この「つくね」だけで「武ちゃん」の実力がビシビシ伝わってきたよ。
これは、このあとの4本が楽しみだ😊
レバー
むむむ。レバーもすげぇ~
ほほぉ~鴨と来なすったかぁ~
弾力のある鴨肉と味噌の相性抜群。シソもいい仕事してんなぁ~
もも
わぁ、綺麗。
絶妙のパリッとした焼き加減や!
パリジュワッと美味しい。
「白鷹」のお燗を追加したのだが、燗酒とよく合う。
コメント不要。
「つくね」で感じた実力は間違いなかった。
客は私たちがラストだったようで、最後に入れてもらえてラッキーだった。
私の不勉強でまったくもって恥ずかしいのだが・・・・・・
この「武ちゃん」。
戦後の銀座の繁栄とともに歩み続けてきた創業60年以上の名店だったのだ。
それを知り、すべてが腑に落ちた。
味、接客、雰囲気、すべてに品格があった。
それでいて、ぶってもなく値段は手頃。
まさに老舗の矜持である。
この感じ、娘もわかったかなぁ~(^_^;)
今度はもう少し早い時間に来店して八本コースで決まりだな。
銀座で2軒。
ほろ酔い気分で娘と電車に乗って帰る。
この時間もまた酔いものだ。
武ちゃん
中央区銀座4丁目8−13
03-3561-6889
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