今宵のさかばクンは石神井公園のおとなり大泉学園へ。
かかりつけの病院が大泉にあり、この日は定期検査の結果が出たのだ。
おかげさまで結果は良好。
そうなるとすぐに自分にご褒美をあげちゃうのが悪い癖だ(笑)
北口駅前にあるビルの地下は「ゆめりあ横町」なる飲み屋街になっている。
いかにも昭和臭い店名が並んでいる。
「アタック25」ならば真っ先ににおさえたい真ん中のパネルに位置する
「酒場 海賊」だ。
地下へと降りる階段の前には立て看板が出ていた。
生かきや鯨など魅力的なメニューが書かれているが、
よく見たら「詳しいメニューは食べログでご覧ください」ってある。
堂々と丸投げしていているあたり、気持ちが良いじゃないか(笑)
地下に降りてまずは「ロンファン」の跡地をのぞく。
以前、家族で一度だけお邪魔したことがあったな。
お店の看板は残るが、当然シャッターは降ろされている。
石神井への移転を説明した案内は見つけられなかった。
食べログでも高評価の人気中華店が酒場横丁の一角にあったんでは、
いささか浮いてたろうな(^_^;)
「ロンファン」が石神井で今後どんな展開を見せるか楽しみだ。
実は、私が大学生してたころ、目白にも「海賊」という居酒屋があって、
我々G学生は「海」と呼んで、毎晩のように飲んでいた。
いまは亡くなってしまった「海」の親父と仲良くなったおかげで、
酒場でのマナーとか、酒場の嗜みというものを彼から教わったのものだ。
そんな懐かしさから「海賊」に狙いを定め、入ることにした。
長いカウンター席と奥にはテーブル席がある。
ゆるーいカーブを描くL字カウンター席の奥に腰掛ける。
お通しはきゅうりちくわ。
通常メニューのほか、その日のおすすめはホワイトボードに。
へぇ~、魚介系が多いし、メニューバリエーションが豊富だ。
価格が少々高めなぶん、お店は小料理屋さん風情で落ち着いている。
まずは、どじょう唐揚げをオーダー。
さかばクン、かなりのどじょう好き。
どじょうが手に入れば、自分でも揚げちゃうくらいだからね。
ほほぉ~
泥臭くないし、塩加減も穏やかで、お品がいい。
居酒屋ってどうしても塩っぱいところが多いだけに、この一品でグッと引き寄せられた。
案の定、一升瓶から徳利に移すところとを凝視していたら、
燗酒のデフォルトは菊正宗だ。
菊正宗のぬる燗は、下手な銘柄よりも間違いなく旨い!
燗酒となれば、生ものを合わせたくなるのが呑兵衛の性。
やりいかとくじらを2種盛りにしてもらう。
くじらの薬味は生姜とにんにくのダブルでお願いした。
ほほぉ~。
ちょっとナメてたかも。
さっきのどじょうも「!」と思ったけど、このクジラは相当イケるって👍
先客は、2人組とお一人様のお客さん。
どちらも常連さんのようだ。
私のような闖入者はなかなかいないだろうな。
お店はお母さんのワンオペ体制だが、
常連さんの会話を聞いていたら、マスターがちゃんといらっしゃるようだ。
この日はたまたまお休みだったらしい。。。
そのお母さん、ワンオペで大変だったろうに、
一見の私にもちゃんと声をかけてくださるもんだから、
なんかとっても居心地よくなってきちゃった。
そして、「生かきがオススメですよ♪」なんてそっと薦めてくるもんだから、
ひとつだけ頼んじゃった。
だって、生かき、死ぬほど好きなんだもん(笑)
「菊正宗、おかわり!」
まずいぞ。
ご褒美はサクッと終えるはずが・・・酒があっという間に牡蠣とともに消えていく。
さらには「自家製」の3文字に惹かれ頼んでしまったポテサラ。
注文を受けてから作っていたのでホカホカだ。
タマネギとキュウリだけのシンプルなポテサラでマヨネーズどっぷりでもないのに、
品のいいコクがあるポテサラに仕上がっている。
ラストは芋焼酎の水割り。
そう。
「海賊」は練馬区在住で名誉練馬区民のちばてつや先生がご贔屓にしていたお店なのだ。
もちろん『あしたのジョー』は漫画やアニメで見たけど、
世代的には『あした天気になあれ』の方が読んでたな。
そして、店内を見渡していたら、
『キャプテンハーロック』が描かれた松本零士先生の色紙もあった。
松本零士先生も練馬区民で名誉区民だもんなぁ~
そんな話をお母さんとしていたんだけど、
松本先生は来店されたことがまだないんだってさ。
え~!!!
サインは人づてに頂いたものらしい(^^ゞ
店名が「海賊」なんだから、
ぜひ松本先生にもこちらにいらして欲しいものだ。
ごくフツーの居酒屋かと思ったら、
1969年創業ってのもうなずける居心地のいい酔い酒場だったな。
今度はマスターにもお会いしてみたいものだ。
酒場 海賊
練馬区東大泉1丁目29−1 UR都市機構大泉学園ゆめりあ1 B1F
電話: 03-3922-1696
営業時間:17時~0時
定休日:日
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