こんばんは。大量の花粉とともに春が近づいてまいりました。雪降った方が気分が盛り上がるぜ。と思うこめまるです。ちなみに積雪した東京の混乱が好きなだけで、ウィンタースポーツは一切できません。
この日は四ツ谷で下車です。ここで降りたのは意外と初めて?と思ったら何となく見覚えがある気がして、その理由の一つに「君の名は」の聖地の一つってのもあるかな?と思ったけれど、もっとリアリティのある記憶っぽいから、これは多分、前々職で営業してた時にでも寄ったんだろう、という非ドラマチックな結論に至りました。しょーもな。
駅前はぶっとい幹線道路が交差していて味気ないです。裏路地などは面白そうだな、などと歩いて5分ほどで到着するのがジャズ喫茶の老舗「いーぐる」です。
う。高い。
というのが申し訳ないけど第一印象。ドトールやらスタバが出てくる前の昔の喫茶店としても少し高いイメージです。
高いスピーカーでジャズ聴かせるんだからこんなもんかな。老舗だし。などと納得しつつ地下に降ります。
お。出た。注意書き。
静かにジャズ聴くんだよね。よしよし。
扉を開けて中に入ります。店員の若いお兄さん(華奢でロングヘアで女の子かと思った)から席を案内されることもなく、適当な場所に座ります。
内装はかなりいい感じです。オシャレ空間というわけではなく、どちらかといえば質実剛健?な感じです。「ジャズ聴かせるんだもんね」という意志が感じられます(ホント)。机椅子の位置とか考えられてるんだと思う。
すだれっぽいのがスカスカのようで、ないとあるでは大違い。正面のお客さんの存在が気にならなくなって落ち着きます。
先客はお一人。スピーカーの正面の特等席で静かにコーヒーを飲んでおられる3〜40代の男性。
音は大きいです。音に「包まれる」というより「呑まれる」感じ。
ベースが効いた曲だと振動が足に来ます。基本的に大きい音が苦手な私ですがなかなか心地いい。無駄な思考を追いやってくれるようなサウンドです。音楽以外は時折コーヒー豆を挽く音がする程度。時計の秒針が刻む音すら聞こえます。無になれます。
お客さんはボチボチ入って来られます。
タイトルの通り、カップルなど数名で現れたお客さんには「お話できませんがよろしいですか?」と、店員さんが確認してました。いちいち確認するのも、複数人でジャズ聴きに来るのも面白い。お互い耳打ちなどして感想を話すのかな。
程なく満席に。でも回転率は悪そうだな、などと余計な心配をしてみたり。
ご参考に掛かっていた曲のご紹介(一部)。
ゲイリー・バートンとキース・ジャレット。
ジャンク・ポップの一歩手前で踏みとどまってます。気軽に聴ける楽しい一枚。キースのソロは流石です。
フリージャズ。
ナンジャコリャ?でも超カッコイイ!やつ。大音量で聴くとなかなかでした。
Keithのアルバムを最後に店を出ました。
たっぷり2時間近くいたかな。アルバムも4、5枚は聞いて無になれていい音でリフレッシュして700円。全然高くないと思えましたね。
何となくアートな気分になってそこいらを撮影しながら帰宅。
ピアノ頑張って練習しようと思いました。
おしまい。
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