この日は丸ノ内線は中野新橋にやって来ました。
静かな町です。古い生活基盤として、昔ながらの商店街も生きているのかな?
何だか学生時代に過ごした京都を思い出しました。
・・・ん?中野の落ち着いた住宅街と京都の一体どこが似てるのだろう?
田舎でもなく、かといってビルが立ち並ぶ大都会でもなく、やや生活感が漂っているところでしょうか。
神田川を通して西新宿の高層ビル群を見ると、ああ。ここは紛れもなく新宿の近くだね。と思います。
徐々に中野方面にビルが押し寄せてる雰囲気があります。少子化が進んでいるこの時代、こっちに高層ビル展開してどうするつもりなのか。私にはよく分からないことが多いのです。
なんてことを考えながら、5分も歩けば今回の目的地。
ジャズ喫茶GENIUSです。
早速中に入ります。
うん。タバコの匂いがする。
当然のように灰皿が出てますね。全席喫煙可。
かかっていたのがスタン・ゲッツのマイルドなテナー。
店内は割と広め。奥の方で女性の二人客が普通に談笑してました(酒も入ってたっぽい)。
黙ってジャズを聴け!という店も少なくない中、酒飲んで歓談するジャズ喫茶もありだろう。と思います。ジャズ喫茶で昼酒ってのも粋じゃないですかね。
発注後、待ち時間にジャムセッション課題曲のアナライズ(※)してドヤァアアア! <誰も見てない
(※) コード進行分析して転調する場所を把握したり適合するスケールを考えること
In your own sweet way は美しいけど中々の難曲であります。
ドヤァ!ドヤァ!とアナライズしながら(ドヤってるだけで進まない。しかも誰も見てない)待ってるうちに発注したBLTサンドが到着。
レタスとキュウリたっぷりです。大量の生野菜はありがたい。
サンドイッチとコーヒー、それから備え付けのジャズの批評書を楽しんで帰ったのでありました。
それにしても呑気なジャズ喫茶でした。誰も真剣にジャズ聴いてないんだもの。こういうのもありだねって思います。気のおけないご近所ジャズ喫茶。いいじゃないですか。中野新橋に移転したからこうなったのか?マスターがいらっしゃらなかったからか(マスターのご子息?私と同年代っぽい?が切り盛りされてました)?常連パワーか?などと鋭く推察しつつも本当のところはよく分かりません。
禁煙して10年以上経つ私にとってはちょっとタバコの煙がキツかったかな。都会の喫煙OK喫茶店はそこまでモクモクしてない気がします(都会の喫茶店にそれほど詳しいわけじゃないけどね)。中野新橋のタバコが吸える喫茶店はやっぱりタバコ吸う人が集ってるんですかね。
中野新橋という場所の特殊性(と不思議な居心地の良さ)について、少しだけ考えさせられてしまった1日でした。
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