所沢で11時から飲める大衆酒場といえば「居酒屋 百味」。
『吉田類の酒場放浪記』にも登場しており、呑兵衛にはよく知られた埼玉屈指の老舗酒場である。
しかし、さかばクン。
石神井公園からそんなに遠くないのに・・・・・・
何度もプロペ通りは行き来してるのに・・・・・・
いまだ「百味」の暖簾をくぐったことがないのだ。
3月8日。
3軒目として念願の「百味」にぴょんさんと初訪問したのだ。
まずは階段上にある「本日のおすすめ」を確認。
そして、地下への長い階段を降りると。
そこは「百味」だった。
こんなにも広い地下空間が広がっていたのか!
入口からは想像できないな。
15時30分という中途半端な時間でもうこんなに飲んでる(笑)
ここは埼玉県人の秘密アジトか!?
地下"酊"国の出現だ。
かくいう練馬区民の我々ももう3軒目ですからすっかり酔い気分だ😊
なに飲もう。
まぁ、まずは瓶ビールというのが初訪のお店への敬意だろうね。
地ダコ刺し
海老春巻
はんぺんチーズ
まだ灯りを落としているお座敷もあるが・・・
夕方になればさらにお客さんが入ってくるのだろう。
かなりの大箱だ。
なので店員さんも大勢いて活気があるね。
ん???
あずきハイ???
気になったものは頼んでみる。
あずきハイ
甘みはまったくなく、あずき茶で割ってるのかな。
香ばしくて私は気に入った!
ぴょんさんは。
生グレープフルーツサワー
揚げ物ばっか攻めてるなぁ(^_^;)
ちくわ磯辺揚げ
プロペ通りまで来ているというのに、所沢で「マックを潰した男」の異名をとる「やきとり家すみれ」のT氏にお声がけしないのは人倫にもとる(笑)
そしたら「いるまの湯」から駆けつけてくれたよ😂
さすが風呂バカ♨
イカ焼き
川えび唐揚げ
イカ焼きと川海老って昭和の酒場には必ずあるよね。
安心する(^_^;)
〆はかんぴょう巻
かんわさでいただく。
なんと!
お勘定は7000円ピッタリ。
お店のおかあさんも「あら、珍しい。縁起が良いわね」だって。
次回のドリンク券をいただき「ごちそうさまでした。また来ま~す!」とお店を出る。
1時間ほどの滞在だったが、名酒場の心意気を十分感じたよ。
ところが。
「また来ま~す!」の「また」の機会は失われた。
4月下旬、「百味」に【休業】の貼り紙が出てるとT氏が教えてくれた。
あくまで【休業】であって欲しいと願ったのだが、その後も厨房機器が搬出されているとのT氏からの情報が続き心配していた。
そして、ついに【閉店】のお知らせが店頭に。。。
▼この写真も所沢特派員のT氏が送ってくれた
実はこの3月に訪問した記事は、その後にコロナ禍が一気に拡大したため、アップする機会を失ってお蔵入りしていた。
まさかはじめての「百味」の記事で閉店を伝えることになるとは思ってもみなかった。
昭和40年創業。
こんなかたちで55年の歴史に幕を閉じようとは。
「百味」の方々も無念に違いない。
池袋の「庄家」も4月に閉店したと聞く。
こちらも創業35年以上の人気店であった。
歴史ある大箱の酒場は職人さんも多く抱えてるし、家賃も高い。
どちらのお店も苦渋の決断を迫られたことであろう。
こんな悲しい報せはもう聞きたくない。
だから、心置きなく酒場を巡れる日常を早く取り戻せるように・・・
正直、心苦しさもあるけど・・・
私は「STAY HOME」で「テイクアウト&家飲み」をもう少し続けるよ。。。
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