首都圏の自粛も終盤戦に差しかかっている昨今だが、最近は地元の本八幡を散歩している。そういえば本八幡に住み始めて早いもので5年にもなる。
本八幡は都心にアクセスしやすい市川市のベットタウンのイメージが強いが、歴史を感じさせる街でもある。散歩の最初の目的地は葛飾八幡宮だ。平安時代に創建され千年以上経った今も地域の人達から崇敬を集めている。
その目と鼻の先に「八幡の藪知らず」と呼ばれる木々が生い茂る一角が存在する。古より一度入ったら二度と出られないと語り継がれる奇妙なエリアである。
散歩コースはここからさらに北上する。本八幡の北口方面は閑静な住宅街で、大きな一軒家やタワマンが点在する。ちなみに私は南口方面の住人であるが。
前から気になっていた目的地に着いた。本八幡には珍しい町中華だ。幸楽って店名もいい。
久しぶりに昼ビーをしてみた。久しぶりの喉ごしだ。アサヒビールとサッポロのグラスが混在してるのも本八幡っぽい。
迷ったが、かた焼きそばにした。ビールに合う。案の定、ボリューミーだが意外と平らげることができた。野菜ばっかりだしきっとヘルシーだろう。
さて、どうするか。
コーヒーで一服したい。
向かうべきはここだろう。
螢明舎、落ち着いた店内にバイオリンやオペラっぽい洒落た音楽が流れる。コーヒーもこだわっている。至極のひとときだ。
私事であるが、最近暇なので80年代アイドルを振り返っている。全く興味のなかった松田聖子をちゃんと勉強しようとしている。
そして向かうはレコード店、ワークス。
本八幡の文化的民度をワンランク引き上げているのもこういう店だ。総武線と都営新宿線の間にある。絶好のロケーションにひっそりと営業している。
80年代アイドルのレコードでも探すか。
偶然にも松田聖子6枚目のアルバム「Candy」を見つけた。1982年発売だ。
店:他に探しているアルバムはあるんですか?
じ:デビューアルバムも気になるんですが今回はこれで。
店:あるお客さんが90年代に出たCDを探してる人がいて、お待ちじゃないですか?
じ:いやぁ、松田聖子のCDやレコードを買うのは初めてなんですよね。
なんて店員さんとの会話が弾む。洋楽中心の店かと思えば往年の歌謡曲ファンにも優しい。また来よう。
ちなみに本八幡にはサードステージというライブハウスがある。かつてエルレガーデンもここからブレイクしたという。
少し逆戻りして、京成線路沿いの古本屋、山本書店にも寄ってみる。穏やかな空気が流れている。歴史や美術関連の書籍が充実している。その隣の棚にアダルティなDVDが並んでいるのも憎めない。
通りを歩いていてもこんな昭和レトロな建物が今も残る。いやー本八幡、良い街でしょ。
帰り道は、本八幡民の生活の拠り所、コルトンプラザに立ち寄って散歩は終了。本日は1.2万歩くらい歩いたらしい。まずまずだろう。
地元だって新たな場所を訪れれば旅行気分だ。
さて次はどこを新規開拓しに行こうか。
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