目白駅。
山手線で「乗り換え線がない駅」は新大久保と目白だけ。
だから1日の乗降客数は山手線30駅中第29位(最下位は鶯谷駅)。
山手線の「影が薄い駅」ランキング(2019)でも、下から3番目。
とってもジミーーーで、慎ましやかな駅なのだ。
改札口だって👇ココ1箇所だからね😅
そんなジミーな目白ではあるが、私にとっては学生時代の濃密な4年間を過ごした思い出深い街である。
駅前を走る目白通りを眺めると、一見、昔とそんなに大差が無いようにも思えてくる。
でも、実際に歩きながらつぶさに観察すると、学生時代にお世話になったお店はことごとく目白から消えている。
そりゃそうだよなぁ~
卒業してから四半世紀以上経ってるんだもの。。。
しかし、そんななか、令和になっても、昔と変わらず頑張っている嬉しいお店もちゃんとあるのだ。
・先日の〈禁酒法〉解禁日に駆け込んだ大陸系中華「西海」
・交番裏に移転したけれど、目白では稀少な路麺店「車そば」
・山手線沿いにあるカフェレストラン「マックス キャロット」
・オムライスで有名な「レフティ」
・ランチのお弁当と絶壁かき氷が名物の「志むら」
そして、目白駅前にある「珈琲 伴茶夢」もそのひとつ。
目白の人々に50年近く愛されてきた王道の純喫茶で、私も学生時代に何度も利用した。
珈琲チェーンの草分け的存在のドトールがお隣にあるというのも面白い。
「伴茶夢」って「アド街」出たんだ!
カレーパンならぬパンカレーってのが紹介されたようだが・・・・・・
学生の頃はそんなメニューなかったように思うなぁ
昔からこんなおっかないプレートが掛けられているのだ。
15時前の店内には、ポツポツとお客さんが入っている。
メニューを開くと、ふたたびのパンカレー推し。
厚切りパンにカレールーをかけるだけでなく、ハンバーグや目玉焼きまでのせちゃうのか。
こりゃ美味そうだな。
小サイズもあるので、いっそ食べてみようかと真剣に悩んだのだが・・・・・・
今の私は、予定外のカロリー摂取を自制している。
また今度にしよう。
ローストビーフ丼なんてものまであるのか!
これも昔はなかったぞ。
昭和の純喫茶と言えば、ナポリタンとドライカレーだよね。
ホッとする😊
メニューにはしっかり店名の由来が書かれている。
アラビア人は珈琲豆の樹のことを「バン」と呼び、その飲み物を「バンチャム」と呼びます。
なるほど。
「伴茶夢」ってそういう意味だったのね😅
店内のレイアウトやシートは昔のまんまだが、「空気」が変わった。
かつての「伴茶夢」は、愛煙家御用達の喫茶店で、あっちこっちもスパスパモクモクだった。
しかし、聞けば2年前に完全禁煙になったようだ。
そのせいかな。
かつてはサラリーマン客が多かったイメージだが、このときはオッサン客は私だけ。
ノートPCを開いて勉強している学生。
チョコパフェ食べてるカップル。
同じサークルらしきグループなど。
みんな我が後輩たちだろうか。
優雅なひととき。
お会計のときに「お味はどうでしたか?」と店長に声をかけられた。
「おいしかったです。学生のころ、よく来てたんですよ」
こちらもかれこれ30年近いお店である。
今はどうか知らないが、以前は500円のワンコインランチがあったので、学生の時に何度か利用した。
この「う月」。
実は「伴茶夢」と同じ経営母体なのだ。
ついでに言うと、練馬区谷原にある仕出しの「旬菜亭」も同じ経営である。
株式会社伴茶夢、なかなかのやり手なのだ。
「西海」、「伴茶夢」の次はどこにしようかな。
珈琲 伴茶夢
豊島区目白3丁目14−3
03-3950-6786
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