石神井公園には長く〈南北分断〉の時代があった。
その頃、〈南〉の住人である私が〈北〉に足を踏み入れるのは、西友か北口のいずみ書店に行くときくらいで、小学校の学区も異なる〈北〉は子どもながらにも"異国"のように感じていた。
「自由だぁ!」
それが西武鉄道の悲願であった高架化が完了したことで、南北の往来は自由となった。
これは「ベルリンの壁」が崩壊したのと同じ。
いや、それ以上の衝撃を石神井民にもたらした。
かつてはバスターミナルもタクシー乗り場もなく存在感の薄かった北口が、これを機にどんどんと発展し、駅前のピアレスは石神井のランドマークとなり、昔ながらの商店街「西友通り」には、今や若者のハートを掴むお洒落なお店が並ぶようになったのだ。
そう、古き良き伝統的な〈南〉に対して、若いエネルギーを感じるのが〈北〉と言えよう。
さて、そんな若さあふれる西友通りに、外観からは昭和テイストを感じる鮮魚店がある。
「魚隆」だ。
〈石神井の壁〉が崩壊し、南北の経済交流が活発になったと言っても、我が家の場合、ふだんのお買い物はどうしても〈南〉が多く、わざわざ〈北〉にある「魚隆」で買い物することはそうそうない。
ところが、さかばクン的には「魚隆」ほどお世話になっているお店はないのだ。
なんたって、石神井公園や大泉学園で「お魚が美味しい!」と評判のお店は、十中八九「魚隆」から仕入れているんだからね🐟
そのお店の名前を挙げたらキリが無いんでやめておくけど……
まさに「魚隆」は〈石神井の豊洲市場〉というわけさ。
私が店先で魚隆のお魚を直接買うことは少ないんだけど、「魚隆」あっての私の"地元飲み"なのである(笑)
「天然」じゃなくて「天然仕立て」とあるのは、「天然風」ってことかな😅
あゆ好きだから、天然だろうが「天然仕立て」だろうが、もちろん買って帰りますよ〜
中トロ、まだい、あじ、戻りがつお……
どれも美味そうで、目が泳ぐ🏊
肉厚なあじ。
かつおの消費量が多い福島県中通りでかつおの味を覚えた私も納得の旨味。
さすが!魚隆!
スーパーとはレベチである。
食感も甘みもお値段も言うことないね。
「手打ち風ラーメン」と同じ手法だな😅
もっと買えば良かった。
10尾くらい、軽くイケちゃいそう😆
魚隆
練馬区石神井町2丁目8−27
03-3995-3958
0 件のコメント:
コメントを投稿