クマノミさん夫妻と以前にご一緒したときのこと。
「神田の鯨料理専門店で『鯨まつり』ってのがあるんですよ。そのとき行きませんか？」
なんですと！
超魅力的なお誘い。
「絶対連れてってください！鯨大好きなんです💕」
それから数ヶ月後。
クマノミさんご夫妻と共に『くじらのお宿 一乃谷』へ。
私は、学校給食に鯨が出た世代ではない。
（１度だけ鯨の竜田揚げが出た記憶はある）
むしろ、1980年代から捕鯨を取り巻く環境が厳しくなり、鯨が食卓に上がる機会が失われていくので、大人になるまで鯨はほとんど食べたことがなかった。
でも、中学生の頃だったかな･･････
『美味しんぼ』で捕鯨について取り上げる巻があって、それで関心を持つようになり、そのとき捕鯨や鯨食について随分調べた覚えがある。
なので、大人になって、鯨の刺身をはじめて口にしたときの感動は今でも覚えているよ。
以来、私はずっと鯨好きなのだ🐳
（『天盃』でも鯨の入荷があれば、かずくん必ず刺し盛りに入れてくれるものね）
「春の鯨まつり」は、『一乃谷』恒例のイベントで今年で35年となるらしい。
約1ヶ月にわたるこの「鯨まつり」は鯨づくしの料理がお手頃価格でたらふく食べられるってんだから、鯨好きにはたまらんイベントだ。
まつり最終日の今日は、奥のお座敷、テーブル席、カウンター席すべて埋まっていた。
『一乃谷』は元々、仙台でやっていたそうだが、鯨文化を広めるべく2010年東京に進出してきたそうだ。
この日は、息子さんが厨房で腕を振るい、お母さんもフロアに出ていらした。
メニューに生ビールは3種類書いてあるが、今日はYEBISUしかないらしい。
嬉しいですよ😚
乾杯！
では、鯨コースのはじまりはじまり🎊
鯨のさまざな部位がきれいに盛られている。
稀少な尾の身が入っていて、めちゃくちゃ美味かったよ。
レアに焼かれた鯨肉は柔らかくて赤身の味もしっかり濃い。
ニンニクチップがさらなるパンチを与えていて美味い。
ここいらで日本酒にしよう。
せっかくなので、宮城のお酒を選ぶ。
森ノ菊川（森民酒造／宮城県仙台市）
嘉永二年創業、仙台市内唯一の酒蔵だ。
4合瓶でいただく。
うまっ！
その昔、給食で1度だけ食べたものとはまるで違うね😅
一旦、生ビールに戻ろう。
これは鯨の漬けだね。
勝手に味噌ベースを予想していたが、おすましとは意表を突かれた。
上品なあじわいでこれまた美味い！
こいつはコメント不要でしょ♪
「ここは南極の氷があるんですよ。」とクマノミさん。
「赤兎馬」のボトルを入れ、南極の氷をもらって贅沢なロックをつくる。
何十万年前？
何百万年前？
何千万年前？
そのときの南極の音が聞こえてくるようだ。
実に神秘的ではないか。
そして、「鯨まつり」の真骨頂はここからだ。
なんとこれまでのお料理をもう１回ずつ「おかわり」できちゃうのだ。
鯨まつり、とんでもないでしょ（笑）
なんども鯨まつりに来ているクマノミさんは、裏技を知っていて、鯨ローストを鯨ステーキに変更して出してもらう。
うぉー、ローストも美味かったけどステーキもスゴイ！
この両者は甲乙付けがたいな。
当然、２度目もコメント不要（笑）
もちろん、刺し盛りだっておかわりOKです👌
鯨のお寿司を鯨のおにぎりに変更してもらう。
4人なのに3つ？？？🍙🍙🍙
ゴマ油なのかな。油分をまとったおにぎりだが、大葉がいい仕事していてあっさり。
これなら3コ、4コペロッと食べられるな。
鯨づくしのコースを２周。
（さすがにお腹いっぱいで竜田揚げはおかわりしなかったけど……）
こんなに鯨ばかり食べまくったの、生まれて初めてだったよ。
クマノミさん、素晴らしいお店をご紹介くださり、ありがとうございました。
「大満足じゃぁ〜〜〜〜😭」
完全に涙腺決壊のさかばクン。
思わず月に向かってほえ〜る😝なんちゃって
捕鯨や鯨食にはいろんな意見はあるんだろうけど……
日本では太古の時代から鯨は食べられ、日本人の生活を支えてきた。
私はこれからも日本の食文化のひとつとして大事にしていきたいと思う。
鯨好きの方、『一乃谷』の鯨まつり、要チェックですよ👍
↓↓↓
くじらのお宿 一乃谷千代田区内神田２丁目７−６ ゆまにビルB1F
03-3254-6096
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