週末土曜。ヤマピカは「昼飯でも食うか〜」とフラリ大泉学園にやってきた。なんかオモロイ店は無いもんかね〜と周辺を徘徊していると。。。んんんん?
な、なんぞこの店は |
CAFE&BAR大森喫茶酒店。。。とある。
「おおもりきっさけてん?」
サテンなのかサカバなのか。一体どうなっているのか。軒先にあるA看板のメニューを眺めながら入店に逡巡していると、お店の方が出ていらして「どうぞ」と。こら、入るしかねーな(^_^;)
ほほーーーシャレオッティ! |
店内に入るとズドンとカウンター。奥にはテーブル席もあるようだ。「お煙草は吸われますか?」と店員さんに聞かれ、カウンターへ案内されたので、きっと奥テーブルは禁煙なんだろうな。
さてこのお店はどういった物を食わせてくれるのだろうか。いざメニューを拝見!
ほうほう。やっぱ喫茶店なんかな。 カレーライス&コーヒーな組み合わせで行くかね。。。 |
ん!?うんんんんんん!? なんだ、このアルコールメニューの豊富さは。 ホッピーのナカとソトだと!? |
はぁぁああ?もつ煮込みにガツポン酢!? |
日本酒まであるやないかい! |
このメニュー構成に若干、狼狽えてしまったヤマピカ。昼飯を食いに来たこと忘れてしまい、生ビール(サッポロ黒ラベル)を勢いで頼んでしまう。
だって〜しょうがな〜いじゃな〜い♪ |
もうこうなっちゃった以上はサテン利用ではなくサカバ利用へとスイッチせねばなるまい。サッポロのお供となる肴を検討するかね。。。と思ってたらお通しが登場。
完全に酒場 |
うおおお、出鼻をくじかれた感。昆布の松前漬けっぽい物が出てきたよ。
ンマイ! |
意外と言っては失礼だが、昆布の香り立つ、酒加速する味わいの一品!ええやないか!
よおおおおし、これで生ビール消費して、次はホッピーの水位試したらぁ!
ってことで、それを見越した上でガツポン酢や。
ええええ!結構シッカリしてんな! |
ここって喫茶店が表の顔っぽかったよね!?なのになにこのガツポン酢!めちゃシッカリしたヤツやないですか、ウンメ!こりゃ〜急ぎホッピーや!
きたー、きちゃいましたよコレ。。。 |
樹氷や大五郎的な甲類焼酎かと思いきや、サッポロ焼酎やないっすか!しかもジョッキに半分強の水位!ヤマピカ的に合格です!(偉そう)(^_^;)
一体なんやの、このお店 |
ガツポン酢をかじりながらホッピーを消費して行く。まだ全然昼だ。本来このナカ水位であればソトイチでナカサン行けるとこだが、薄めつつナカニで費消する計画を脳内で立てる。
ってか、そもそも昼飯食いに来ていたのだが、なんでこんな事に(笑)
カウンターの中から酒の肴が発射されたかと思えば、かき氷、ホットサンド、アイスコーヒーなんかも飛び出してくる。
なんならメニューにある「その他」扱いで、来店したご家族のお子さんにボイルしたウインナーとかも出してる。金額はその場で決めていた。なんと自由な店なんだ(^_^;)
目の前で繰り広げられる光景と自分の飲酒行為とのギャップが激しく、頭が追いつかない。ヤマピカ、ガツポン酢を肴にホッピー呑んでるんでっせ!?サッポロ焼酎の酔いも回ってきてゲシュタルト崩壊寸前である。
気持ちを落ち着かせるために、チビリとホッピーをやりながら、イケメンなご主人と会話してみた(ほんま小顔イケメンっす)。
この時点でナカおかわり(^_^;) |
ご主人は銀座の老舗喫茶店で長く働いてらっしゃったそうだ。その後、ご自身のお酒好きが高じて、京風もつ鍋等で有名な荻窪のお店で料理を修行。晴れてこの大泉で、喫茶も飲酒も楽しめる、ご主人にとって理想のスタイルである当
様々な日本酒が持つ成り立ちや背景等を知りたくて、 利き酒師資格も最近取得されたそう |
へへーーなるほどぉ!とご主人のお話を肴にしつつ、もつ煮込みをオーダーする。
こりゃまた美味そうじゃないすか |
んま! |
ご主人のお住いの近くの酒屋さんで取り扱っている麦味噌を使用しているとの事。モツはしっとりと柔らかく、しつこくない上品な味わいに仕上がっている。ありそうでない美味さや!
頂き物のお裾分けってことで生ハム。酒が、止まらん |
さて、利き酒師資格保有のご主人からオススメの日本酒を頂くとしますか!
グラスサイズで頂戴する |
ラベル裏には金魚のプリント。オシャレな酒だ |
これ、ウッメェェェ!! |
オススメされたお酒は宮城の阿部勘。こらまたピシッと冷えてサッパリとした飲み口。すんげぇンマイ!なお日本酒は、その時々でオススメの4種類がラインナップされているとのことです。繰り返しますが、このお店は喫茶店でもあります(笑)
何も言わずチェイサーも準備してくれる所が嬉しいです |
いやー、生にホッピー2杯に酒と昼からベロベロや。。。あ、そう言えば昼飯食いに来たんだった(笑)なんかシメでも頼むか。。。
と思った矢先、ご主人が拡散を試みているサワーがあると言うので、えぇい!それも呑んだらぁ!
はいぃぃ!? |
ポン酢サワー。。。だと!?
都内では4軒ほど出しているお店があり、西武沿線では当店が初だそうだ(ご主人調べ)。
飲んでみると、まるで水炊きのポン酢をアテにしながら酒を飲んでいるような不思議な感覚に陥る(^_^;) サッポロ焼酎とポン酢、ソーダで割っただけなのだが、酸味と旨味が巧く共存してるな!こんなオモロイ味わいになるとは。。。
そしてこんな酒を呑んでると余計に味の濃いシメが食いたくなる。当初はサテンメニューからカレーライスを頼んでやろうかと考えていたが、サカバメニューに魅力的なもんを発見したんでそれを!
どやァ。。。 |
和風おちゃわんリゾットである!こりゃーめっちゃクソ美味そうやないですか!?飲酒後にゃ〜堪らん一品っしょ!
うほほーぃ |
うーむ、ウマピカリャー!!かつおだしベースのリゾットってことで、チーズの濃厚さを味わった後に、ダシの旨味成分が襲ってくる感じ。こりゃシメに最高やわ(・・;) これでシメてお会計2,800円程。や、安い。。。
最後に一服しようとしたらライターがガス欠。するとご主人の奥様がスッとお店のライターを下さった。
確かに喫茶酒店(きっさけてん)やったわ(笑) |
銀座の老舗喫茶店で腕を磨かれたコーヒーも今度飲みに行きたいな。ヤマピカの目の前を通り過ぎていったホットサンドも超美味そうだった。極厚の食パンにハムチーズを内包させて、ピシっとプレスされていたよ。
11:00〜24:00営業ってことなんで、ブランチから昼酒、深夜のシメ利用も勿論可能だし、ちょっと落ち着いて喫茶と甘味利用なんかも出来るだろう。こりゃー使い勝手が良過ぎるお店や(笑)
次回は喫茶利用!と一応、心に止めて再訪したい!(^_^;) 軽妙で明るいご主人のトークもあって、守れる自信がありませんが。。。
■2017年7月3日再訪
月曜の石神井公園はあまり酒場が開いていないので、帰り途中、そのまま乗り越して大泉学園まで来てしまった。ってことで再訪。
実はグラタンをめっちゃ食ってみたかったのだが、なんと品切れ!急遽、戦略の練り直しが求められたヤマピカ。まぁこういうことには慣れている。お通しの冷奴を食いながら一発目のメニューを検討。
木綿豆腐でドッシリ食感タイプだ |
ってなわけで(^_^;)
うまそうやぁ〜! |
「福神漬付けますか?」 なるほど、意外に嫌いな人もいるもんなぁ。細やかだ。 |
カレーライスのライス抜きハーフサイズをオーダー(要はルウのみハーフ)!メニューに無い物だが「勿論、できますよ〜!」と快く柔軟に対応してくれるご主人は最高だ。
ひと舐めで3口酒飲めそう |
具は鶏 もも肉ジャガイモなど。結構スパイシーな風味。玉ね ぎを入念に炒めて甘みを出しているとのことで、味に角はない。結果、酒の肴とし ても相当使える一品となっている。なお価格もハーフサイズで350円。東中野・丸松のちょこっとカレー100円が異常値なのだ(^_^;)
さて次はライスを食いたくなる気持ちをどうにか 抑えて。。。
ほっほーーー!見るからに涼やか |
ささみ肉ほぐしに行く。具材は他にみょうがとしそ。それらをビネガーと若干の薄口醤油で和えている。この
うだるような蒸し暑さでこういうんは嬉しいなあ |
カレーについてきた福神漬をアドオンして喰らうと、食感にアクセントが加わり、後味ちょい甘しなオモロイ味 になった。福神漬を微塵切りにしてここに混入したいくらいだ(笑)このヤマピ化、成功。
こんなことしちゃってスミマセン |
「今日の振る舞い品です」とチーズがでてきた。振る舞い品って表現、 イイな(笑)QBBチーズ的な味わいで、こういうの好っきゃわ〜 !若干粗挽き胡椒ふってあるとこがニクイす!
これだけで2〜3杯は呑めるな(笑) |
そこにまたヤマピ化。福神漬乗っけて食うとこれまた不思議とうんまぁ〜!
意外と合う |
変わらずナカは半分強の水位だ! |
後はお約束のポン酢サワーを飲んでシメ!
鍋っぽい酒 |
妻夫木聡さんと武田真治さんを足して2で割ったような顔のご主人から繰り出される、軽妙且つ癒やしすら感じる語り口調のトーク。それすらもイイ肴となるお店だ。
店を出る頃には酒場巧者らしきお客様がカウンターを埋め尽くしており、繁盛店となりそうな空気を感じた。今後もお身体に気をつけて頑張って欲しいです!
店名:大森喫茶酒店
住所:東京都練馬区東大泉4-3-6 田口第2ビル 1F
TEL:03-3922-8951
営業時間:営業時間11:00~24:00 火曜定休
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