東武東上線、下赤塚駅に降り立つ。
西武線文化に慣れ親しんださかばクンにとって、
東上線はいろんなことがいちいち気になってしまう。
たとえば、この下赤塚駅もそうだ。
東上線に「下赤塚」という駅はあるけど、「上赤塚」や「中赤塚」は存在しない。
おなじ東上線には「上板橋・中板橋・下板橋」の板橋家三兄弟板橋駅は埼京線というややこしさもたまらないがいるのに、
なぜか赤塚家は「下赤塚」の一人っ子。
だったら、駅名は「赤塚」だけでいいような気もするけどどうしてなんだろうか。
下赤塚駅から歩いてすぐのところに「地下鉄赤塚」(かつては営団赤塚)という
なんとも珍妙な駅名になってしまった従兄弟はいるけどね(笑)
この壱番街に入り、ど~んとあらわれるのが「のとや」だ。
そう、あの「のとや」だ。
石神井住民ならば絶対知っている超激安衣料店「のとや」であるが、
「のとや」の本店が下赤塚にあることは意外と知られていないのではなかろうか。
このとおり。
石神井店とは違った本店らしい風格をした大型店舗に石神井住民は驚くこと間違いなしだ(笑)
でも、「のとや」に来たわけではもちろんない。
私が下赤塚に降りたのは、
壱番街の一番奥にある「やきとり良太」に行くためだ。
カウンター6席、2人がけのテーブル席2つという小さなお店を
ご夫婦で切り盛りされているのだが、
ここの焼鳥が抜群に美味いのだ!
知人にこの店のことを教えてもらい、
はじめて訪問したときからだいぶ日が経ってしまったが、
そのときの感動はいまでも忘れていない。
久々に「良太」の焼鳥が食べたくなって、ひとりで遠征してきてしまった。
この日もすでにカウンターやテーブル席は予約で埋まっていたのだが、
運良くカウンター1席だけ空いており、
「ここ大丈夫だよ~」とまるで常連に話しかけるようにご主人が席を示してくれた。
「瓶ビールお願いします」
「アサヒとキリン、どちらにしますか?」
瓶ビールはスーパドライか、キリンラガーから選べる。
当然、キリンラガーでしょ。
お通しのきんぴらゴボウが、絶妙の味付けと歯ごたえでめっちゃ美味い!
ヤマピカちゃんが
関西人であるヤマピカが、関東圏に引っ越してきてガッカリする事の1つが「焼鳥屋詐欺」である。
と語っていたが、それは関東人にもわからんでもないことだ。フツーに肩肘張らずに良質な焼鳥を安く食べられる専門店って実は超レア種になってしまった。
しかし、良太はまさにその超レア種。
自慢の鶏料理が並び、鶏以外は箸休めだけだ。
焼鳥屋はこうでないとな。
メニュー表にある部位以外にも、その日の仕入れによっては稀少部位があるのだ。
そうしたメニューは、厨房の黒板に掲示される。
なので、この黒板メニューこそが、その日のメニューと言うことになるので、
まずこの黒板をよくチェックするといい。
そして、品切れになったものはこの黒板から外されていくのだ。
「おび」も直前の先客で売り切れてしまった・・・
やはり稀少部位を狙うには早い時間に入店しないといけないようだ。
このルックスだけで、つくね(180円)の美味さが伝わろう。
ピントが合ってしまった奥の味噌は、良太オリジナルでこの味噌は大人気。
常連さんは、味噌が足りないと、カウンター上にある味噌つぼからセルフで足していた。
鳥刺し。
なんという美しさ。
この量で550円でいいんですか!
1杯目は越乃景虎をいただく。
ハツ元
なんだこりゃぁ!
いままで食べたハツ元はなんだったんだろ。
手羽元
デカっ!
これだけお腹いっぱいになってしまいそう。
そして、このサイズが180円という衝撃・・・
皮(130円)
皮というと、皮だけをぱりっと焼き上げるものが多いが、
こちらは皮のまわりの肉も一緒に串に刺しているのだ。
日本酒おかわりはコップ酒を頼んだが、
こちらのレギュラー酒は「菊正宗」なので、安心していただける。
ほらね。
帰るときには、だいぶメニューが減っていた。
キリンラガー(550円)
越乃景虎(600円)
コップ酒(320円)
串4本(670円)+鳥刺し(550円)
合計すると2690円。
お会計は2910円だったからお通しは220円ってことかいっ!?
やっぱ「良太」は最高だわ。
これで3000円切るんだから安すぎでしょ。
《本当は教えたくないお店です》なんて、
某口コミサイトのレビュワーさんがよく書いているが、
まさにここはそうかも。
でも、教えちゃった・・・(笑)
結局、レビュワーもブロガーも
教えたくないお店だからこそ教えたくなっちゃうんだよね。
ときにそれが「自縄自縛」になるのにね(;゜ロ゜)
帰りは、地下鉄赤塚から小竹向原経由で石神井公園に帰ろう。
やきとり 良太
板橋区赤塚2丁目10−14
電話: 03-3939-9988
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