ご当地ラーメンで一番好きなラーメンはなんですか?
こう尋ねられたら・・・
間髪入れず「白河ラーメンです♥」と答える。
福島県白河市は、さかばクンにとって〈第二の故郷〉だからね。
ところが、札幌ラーメンや博多ラーメン店は東京にも数多くあり、福島県で言うならば喜多方ラーメンのお店はよく見かけるのに、白河ラーメンとなると都内にほとんどない。
私の知る(食べたことのある)都内の白河ラーメンは・・・
国立の「孫市」といったところだろうか。
平井にある「まる政」も白河ラーメンのようだが未訪なのだ。
だが、ヤマピカちゃんが都内でなかなか真の和歌山ラーメンに出逢えないように、私もまた正統派の白河ラーメンに出逢えたことは数少ない。
「麺壱吉兆」も「一番いちばん」もめちゃくちゃ美味しいんだけど、"東京の味"・"東京人の味覚"に寄せちゃっていて、申し訳ないが〈白河インスパイア系〉と呼ばせていただきたい。
そのなかで「孫市」と神奈川の仲町台にある「白河中華そば」は、白河ラーメンと呼ぶにふさわしいラーメンだと思う。
そして、本日の「西荻燈」。
2018年9月のOPENとまだ2年経ってないにもかかわらず、最新の『ミシュラン2020』においてビブグルマンに見事選出されたのだという。
その「西荻燈」はなんと白河ラーメンを提供しているというではないか。
しかも西荻窪とはめっちゃ近い!
これは行かねば。
お店は西荻窪南口近くの雑居ビルの地下飲食街にある。
かなりマニアックな場所だ。
階段にこの看板が出ているのでそれを見逃さないよう注意が必要だ。
ふだんは日曜定休で平日は18時から営業だ。
ただ土日の昼に臨時営業することも多いようで、そのときはお店のtwitterで告知されるのだ。
このtwitterを見て、おなじく白河ラーメンを愛しているぴょんさんと日曜日に向かったというわけ。
ご覧の通り、地階は居酒屋やスナックとかばかりなんで、日曜のお昼は閑散としている。
開店時間の11:30ちょい前に到着したら、ちょうど1回転目のお客さんが入店したところで、外に待ち客2名の状態。
もうちょっと早く来れば1回転目だったか。。。
まぁ、店頭のメニューをチェックしながら気長に待とう。
手打ちらーめん一本と潔いスタイル。
麺量とトッピングで変化をつけるわけだな。
すると物腰の柔らかな女性(奥様だろう)が外で待っている間にオーダーを聞いてくれる。
そして、ようやく店内へ。
「お待たせしてすみません」と先ほどの女性。
とっても丁寧な接客で気持ちが良い。
表の外観も木をふんだんに使ってお洒落だと思ったが、店内に入るとさらにビックリ。
この空間美はなんなんだ!
カウンター6席だけの小さな店だが、天井の梁や照明を工夫し、明るくて広く感じさせる。
幅広の木のカウンターもぬくもりがあって素晴らしい!
ふとビールの入った冷蔵庫を見たら・・・赤星★があるじゃないか!
またSAPPORO★が追いかけてきた(笑)
ビールを飲むつもりはなかったんだけど、★を無視することはできない。
帰りの運転はぴょんさんにお願いして、いただきます!
そして、待ってましたぁ!
東北サイズの手打ちらーめん麺量200gだ。
そこにピロピロ皮わんたんをトッピングしたので、丼のなかはグルテンだらけ(^_^;)
あまりに興奮しすぎて、ぴょんさんの普通サイズのらーめんを撮り忘れてしまったよ。
鶏ガラと豚骨でとったWスープをまずひとくち。
うん、美味い!
美味いよ!
燻製チャーシューは薄め。
薄くてチュルンとした食感のワンタン。
手打ちの麺は白河らしいボコボコタイプ。
帰り際に奥様に聞けば良かったのだが・・・
ネット情報では店主が白河に住んでいたことがあり、白河ラーメンの味を追究したんだとか。
ただ私なりに総評すると。。。
スープの味が上品で、白河らしい醤油醤油したエッジを感じない。
チャーシューも美しすぎて、白河の燻製燻製したワイルドチャーシューとは異なる。
麺とワンタンが私には少しやっこく(やわらかく)感じたが、これはまぁ好みだろう。
そういう点では、さかばクン的にはこちらも〈白河インスパイア系〉になっちゃうかな。
でも、こちらのラーメンの完成度はかなり高くて、はっきり言って大好きな味。
ぴょんさんも「久しぶりに美味しいラーメンが食べられた」とご満悦だったよ😚
白河の味が懐かしくなったら車で10分で食べに来られるんだからこんな嬉しいことはないよ😭
間違いなく夫婦で再訪しちゃうね。
お店を出たら待ち客が6名ほどに増えていた。
こんだけ白河の味が東京でも好まれるのであれば、もっと東京で白河ラーメンが味わえるようになるといいんだけどな。
次回、お邪魔したら白河の話題をふってみよっと♪
西荻燈(にしおぎとう)
杉並区西荻南3丁目15−9 GSハイム西荻窪 B1
電話: 03-4296-9545
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