お天気抜群、おでかけ日和だった土曜日。
「東村山菖蒲まつり」にぴょんぴょんさんと行ってきた。
私たちドリフ世代からすれば、東村山は"聖地"だ(笑)
でも、若い世代は「いっちょめ、いっちょめ、わーお!」って
わっかんねぇだろうなぁ~ ©松鶴家ちとせ
こんど《石神井の志村けん》と言われるT氏に全力でものまねしてもらわなきゃ♬
菖蒲まつりの会場は北山公園。
最寄りの東村山駅から歩いて行くにはちと遠い。
しかし、路線バスも近くまではとおっていないのだ。
そこでオススメは、乗り合いのシャトルタクシーだ。
ワゴンタイプのタクシーがピストン輸送していて、
片道ひとり150円で乗れちゃうのはありがたい。
ちょうど、前のタクシーが行ってしまったところだったが、
このタイプのタクシーというわけ。
次のタクシーを待つ間に係員さんに150円を先払い。
するとこんな「運賃領収済み証」を渡され、乗車時にこれを出すようだ。
すぐやって来た次のワゴンタクシーに乗って5分ほどで北山公園の入口に到着。
東京にもまだまだこんなのどかな風景があるんだよね。
「菖蒲まつり」は特に入場料とかない。
そのかわり、写真のはがきやグッズ販売で花菖蒲の管理費をまかなっているようだ。
花菖蒲ってどれも同じように見えて、全然違うんだなぁ~
そうそう、ショウブ・ハナショウブ・アヤメ・カキツバタ
これ全部違うんだってさ。
私にぴったりの名前をした花菖蒲を発見!
「酒中花」(笑)
公園のすぐとなりを西武多摩湖線が走っているが、
西武線と花菖蒲を一緒に写真に収めるのは難しい。
芦ヶ久保の氷柱みたいに撮り鉄ポイントをうまく作れないものかな・・・
実にいろんな花菖蒲があるものだ。
それぞれに名前や品種が書かれていたが、
江戸系とか長井系とかそんな分類があるなんて知らなかった。
Wikipedia「ハナショウブ」によれば、
「品種数が豊富な江戸系、室内鑑賞向きに発展してきた伊勢系と肥後系、原種の特徴を強く残す長井系(長井古種)の4系統」あるそうだ。
この4系統すべてがこの菖蒲まつりにはあった(と思う)。
お腹空いたし、のども渇いたが、もうちょい辛抱。
今年(2017年)の菖蒲まつりは6月18日(日)で終わってしまっているので、
まだ行かれたことない方はぜひ来年どうぞ!
北山公園から歩いて2分。
お昼は、正福寺の裏手にある「野口製麺所」でうどんを食べようと思う。
武蔵野うどん文化圏であるこの地域で人気のうどん店だ。
某食べログでも3.5を超えている。
少々並ぶのも覚悟していたが、
昼前だったので、すぐに外のテラス席に座ることができた。
うどんと生ビールは口頭で注文。
天ぷらやおでん、缶ビールなどの飲み物はセルフ方式なのだ。
好きなおでんや天ぷらを自分でお皿にとって、お会計時に自己申告するシステム。
なんて人間愛にあふれるお店なんだ(笑)
このセルフでとるシステムって、ついつい取り過ぎちゃうから、
意外とウマイ商法なのかも。丸亀製麺とかもそうだもんね。
入園料替わりに購入したステッカーとはがき。
そして、おまちかねの缶ビーーーーーーーーール!
この日は天気が良すぎて夏のような暑さ。
菖蒲まつりでもビール売ってたんだけど、ここまでガマンしたのだ。
ぷふぁ~
外で飲んでるし、風が気持ちいいし、
最高に美味い缶ビールだぁ!
紅生姜天・ちくわ天
大根・玉こんにゃく・たこ天
私は釜卵うどん。
産みたて卵のプリンが名物になっているから、この卵も産みたてなのかな?
あつあつうどんで麺の下の卵が半煮えになっているのがいい。
当地は完全に《武蔵野うどん文化圏》でありながら、
こちらは武蔵野うどんのお店ではない。
釜玉とか、セルフおでん、とかって完全に讃岐流だよね。
ぴょんさんは、山菜梅おろしうどん。
東村山駅で配られていたMAPについていた100円割引券が
こちらで利用できるのは嬉しいね。
なので、駅や公園の入口で配っているMAPは必ずもらおう!
正直なところ、天ぷらは作り置きってこともあるけど今ひとつ、
おでんはまぁフツーだっだけど、さすがにうどんは美味しかったな。
でも、この天気で外テラスで食べれば3割増しで美味しくなっちゃうよ。
お次は野口製麺所からぐるっと歩いて3分。
「正福寺地蔵堂」へ。
この地蔵堂、なんと東京都内唯一の国宝建造物なのだ。
なんか他にもありそうだけど、「唯一」が東村山にあるってのがまたおもしろい。
この立ち姿から円覚寺舎利殿が思い起こされるが、
まさにこの地蔵堂も円覚寺舎利殿と同じ《禅宗様》とよばれる建築様式だ。
花頭窓が愛らしい。
そして、なんといってもこの反り返りが美しすぎるのだ。
なんとも猛々しいではないか。
最後にちょこっと蘊蓄を・・・
「正福寺地蔵堂は円覚寺舎利殿とそっくり」とよく言われますが、
建立された順は、1407年建立の正福寺地蔵堂が先だと考えられています。
え?
円覚寺舎利殿って鎌倉文化の建築じゃないんですか!?
そうなんですよ。
そこがおかしなところなんです。
円覚寺は1282年に無学祖元が開山しました。
元寇(蒙古襲来)で習った執権北条時宗の時代ですね。
しかし。
円覚寺舎利殿は別の尼寺から移築した仏殿で15世紀中期の建立というのが定説なんです。
ですから、教科書などで鎌倉時代の代表的建築物として取り上げるのは本当は間違っているんですね。
円覚寺が鎌倉時代の創建なので、鎌倉文化として扱われてしまっているんでしょう。
そうそう、円覚寺も「えんかくじ」じゃなくて「えんがくじ」が正解。
これもよく間違えますよね。
そして、もうひとつ。
正福寺地蔵堂が東京都内唯一の国宝建造物ならば、
円覚寺舎利殿は神奈川県内唯一の国宝建造物なんです。
すべてがそっくりですね(笑)
瓜二つの兄弟のようです。
帰りは東村山駅までのんびり歩いて帰る。
半日だったけど東村山散歩、楽しかったな♪
北山公園
東村山市野口町4丁目50
電話: 042-393-5111
野口製麺所
東村山市野口町4丁目46−1
電話: 042-392-0856
正福寺
東村山市 野口町4丁目6−1
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