恵比寿駅から至近な場所にこんなレトロな大衆食堂があったとは知らなんだ。
その名は「めし処 こづち」。
この外観、のれんからして、否が応でも期待が高まる。
入店すると13時過ぎでも店内は老若男女でほぼ満席。
ちょうど大型L字カウンターの端っこが空いたので、「ここどうぞ！」って通された。
店頭のメニューで「手作りハンバーグ定食」と決めていた。
「ハンバーグお願いします！」
「すみません、ハンバーグは売り切れです・・・」
☆=>=>=>(+_＋。）こんな顔文字あんのか 「ショック」って入れたら出てきた
ハンバーグとしか決めていなかったので、
まさかの売り切れに動揺してしまう。
かえってこういうときは、豊富な短冊メニューが余計な焦りをまねく。
どうしよ。どうしよ。オタオタ
こんな混雑店でいつまでもオーダーを決められずにいたら大顰蹙だ。
このプレッシャーがさらに動悸を速める。
ぱっと、目に飛び込んだのが「ヒレカツカレー」と「とんかつカレー」。
「とんかつカレーお願いします！」
値段をよく確認しないでオーダーしてしまったが、
カツは「ヒレ」の方が高いに決まっている。うんうん。
なんとかオーダーを済ませ、気持ちを落ち着かせながら今一度メニューを眺めると、
「ヒレカツカレー950円」
「とんかつカレー1100円」とある。
なぬっ！ 1100円だとぉぉぉぉ！
この大衆食堂で一番高いメニューをいきなりオーダーしてしまったではないか！
やはり、よ～く店頭のメニューを研究してから入店すべきだったよ。。。
まぁ、後悔してもはじまらない。
このところカレーライスを食べる機会がめっきり減っていて
カレーが食べたい気分でもあったから最高値の「とんかつカレー」を
心していただこうではないか。
とんかつカレーを待つ間、
熱気あふれる厨房のオペにどうしても目が釘付けになる。
何人いたかな。
完全なる分業制ができあがっていて、オーダーから調理、提供まで実にスムーズ。
調理はメニューによって担当部署が違っていて、
キビキビした動きは見ていて気持ちいい。
若干、導線が気になる箇所もあったけど、これはもう如何ともし難いんだろうな・・・
どーん！
「とんかつカレー」のお出ましだぁ！
厨房の熱気がそのままアツアツの湯気となったようだ。
ルーが大量の湯気が立ち上る。
とんかつは勿論揚げたて。
カレーは具だくさん、豚肉の細切れが目立つ。
ルーは日本人誰しもが慣れ親しんだ家庭的な味だ。
そして、ルーもごはんも量がとにかく多い。
ビッグサイズのとんかつの存在感も際立っている。
残念なのは、他の定食類には味噌汁がつくんだからカレーにもつければいいのにな。
1100円もするんだし。
別注120円で味噌汁を追加オーダーしちゃったよ。
そしたら、こっちもゲキアツ、口の中はデロンデロンだ。。。（笑）
汗かきかき完食だぁ！
思わぬ高級カレーになってしまったが、「こづち」気に入っちゃったよ。
後日、恵比寿に詳しい食随筆家の伊藤さんと飲む機会があり、
「こづち」の話をしたら、伊藤さん、「こづち」歴の長い大常連さんだった（笑）
伊藤さんとの飲み会は後日ブログ掲載しますんでね。
また恵比寿で仕事ないかな～。
めし処 こづち
渋谷区恵比寿１丁目７−６
時間： 10:30～17:30
電話： 03-3444-3763
定休日：日
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