掲載記事のうしろに新たな内容をアップしました
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"定刻主義者"のさかばクン、
「仕事始め」となった1月5日も定時できっかりあがります(笑)
だって、新年のご挨拶に回らないといけないものね。
「大森喫茶酒店」と「もつ焼加賀山」も今日から「仕事始め」なのだ。
そして「大森喫茶酒店」のFacebookによれば
あの「十四代」が奇跡的に1本入荷できたらしい。
大森くんのところにちょこっと顔を出して「十四代」飲んでから、
大将のところへ向かうというプランを立てた。
ヤマピカちゃんは、有休消化でもうすこしのんびりした正月休みが続くようなので、
一緒に挨拶回りをしようと思う。
「ヤマピカちゃん、職場を出たよ~」とLINEし、大森集合とする。
するとほぼ同じタイミングで、加賀山のTwitterから緊急告知が流れてきた。
うわうわうわ~
ちかちゃん、もしや体調不良なのか・・・
新年最初の営業日にちかちゃんが《休場》、大将ひとりのワンオペというんじゃ、
こいつは加賀山の一大事だぁ。
「大将、手伝いましょうか?」とすぐさまメール。
「是非(^^)」と即レス。
うわぁ~、こりゃ本当に困ってるぞぉ。
ヤマピカちゃんにもこの緊急事態を伝え、とりあえず大泉へは向かわないことにした。
石神井で下車。
案の定、豊宏湯に入っていたヤマピカちゃんと合流してから加賀山へ向かう。
「大将、手伝いに来たよ~」
ちかちゃん、やはり病院に行っているらしい。
仕込みもまだ終わってないようで、開店準備もままならない様子だ。
よぉし、これはもうやるっきゃないでしょ!腕まくり
こういうときのために《加賀山Tシャツ》をいただいたのだと勝手に思っている。
さかばクンとヤマピカちゃんはすぐさま帰宅し、加賀山スタイルに着替えて再登場。
すると、病院から戻ったちかちゃんがいた。
やはり顔色がすぐれない。
「お店は大丈夫だから、ゆっくり休んで~」と言ったものの、
仕込みが終わっていない串打ちを我々が手伝えるはずもなく、
ちかちゃんは小上がりで懸命に串打ちをする。
その間、ヤマピカちゃんと私は大将からの指導で、
伝票の書き方、洗い物の仕方、ドリンク類の提供方法、ひとつひとつ教わる。
う~ん、ファミレスでウエイターしていた大学生にもどった気分だぞ(^0^;)
でも、さすがに急造のおっさんバイトが2名という緊急事態だから、
のれんと赤提灯は出ているものの、入口の札は「準備中」のまま。
さらには扉に《今日は会員様限定》という謎の貼り紙(笑)をして、
お客さんがどっとなだれ込んで来ないようにしたのだ。「会員って誰なんだ」というツッコミは封印w
それでも、予約をしていたお客様や、
立て札も貼り紙も目に入らず"加賀山初め"をしようと入店された
熱烈加賀山ファンのお客様がちらほらと入店される。
「いらっしゃいませぇ!」
さぁ、出陣じゃぁ~!
大将からOJT(おじさんトレーニングw)を受けながらひとつひとつやっていこう!
でも、張り切っている気持ちとは裏腹に、
《伝票は上からドリンク、下から料理を書く》と教わったのに逆に書いちゃうし・・・
《数量は正の字》でって言われたのに数字で書いちゃうし・・・
「ホッピーセット!」ってオーダーを受けたらソトとナカはちゃんと用意できたのに
マドラーをつけ忘れちゃうし・・・
今度はマドラーをセットできたかと思うと、
そのマドラーをホッピーのビンに刺して提供しちゃうし・・・
マドラーはナカのグラスに刺すのが加賀山の流儀なのだ。
いままで100回を超えるほど加賀山で飲んでるというのに、
いざ自分が提供する側になるとまったくわからなくなるものだ。
ヤマピカちゃんもナカのおかわりとか、
生ビールのサーバーとかであれこれ手こずっている。
使えないおっさんバイトだ_| ̄|○
しかし。
こんなおっさんバイト2名のアタフタ営業をあたたかく受け入れてくだっさったのは、
大将とちかちゃんだけでなく、加賀山の常連さんたちもそうだった。
カウンターの1番席に座った毎週金曜日にいらっしゃる"フライデーおじさん"は、
ずーっと我々をいじりながら優しく見守ってくれて、
「今日はふだんと違う雰囲気で楽しかったよ。今度はこっちで一緒に飲もうな」
って笑顔で帰って行った。
あらかじめ予約をしていた小上がりの3人さんは、
大将がひとり営業で大変だから少しでも手を煩わせないようにと、
わざわざ事前に注文をパソコンで打って持参してきてくれたのだ。
みなさん、なんて優しいんだ。。。(T_T)
そうこうしていたら、よく知るOさんやAちゃんが来店。
いやぁ~、ホッとするよぉぉぉ(^_^;)
冷や汗かきながらどうにか2時間半が過ぎた。
お客さんの流れも一回転終えた感じだ。
すると、串打ちを終えたあとも帰宅せずに我々を見守っていたちかちゃんと
大将がなにやら話している。
「もう、ちかちゃん、大丈夫だから飲んでいってよ」と大将。
「いやいや、手伝いに来たんで、まだ頑張れますよ」とおっさんバイトたち。
でも、ちかちゃんご本人からも「大丈夫、助かりましたぁ」となれば、
もはや我々に出番はない。
かえって足手まといになるばかりだ。
そのまま"フライデーおじさん"が座っていた1番席に腰を下ろす。
ヤマピカちゃんはVIP席、いや、0番席に座る。
そして、店員からお客さんにスイッチしようとしたそのとき、
我々の奮闘ぶりをのぞきに来てくれたS子ちゃんが来店。一足おそかったね・・・
結局、カウンターに3人並んでいつもの加賀山になってしまう(^0^;)
でも、最初の1杯目となる生ビールは、
ヤマピカちゃんが今日の集大成として自分で注ぎたいというので、
これが本日最後のお仕事。
そして、おまちかねの乾杯★★★!!!
ゴクッゴクッゴクッ。
うめーーーーーーーーーーー!
こんなにも働いたあとの1杯★は美味いものだったか。
これじゃぁ、いつもは本気で働いていないみたいじゃないか(;゜ロ゜)
ヤマピカちゃんは労働後の一服も
ヤマピカちゃんとS子ちゃんはスペシャルレバー(スペレバ)スタートだったが、
私はこのところ健康上の理由によりレバーを封印しているので、
食べたいのをぐっと我慢。
今日のスペレバはエッジがいつもにも増していきり立っていて、超美味そうなのに・・・
え~い!
生ビールのあとは黒ホッピーだ!
写真撮り忘れちゃったけど、なんかいつものホッピーが違って見えるのはなぜだ(笑)
伝票に「S」と書くと塩、「T」と書くとタレだと、今日学んだ(笑)
「STRADA」の紹介でいらしたというお隣のお客様が、
「三色きゅうり」をオーダーされていた。
すると、大将なにを勘違いしたのか、
ねり梅も添えてしまい「四色きゅうり」になっていた(笑)
そしたら、我々がオーダーしたときにも「四色」にしてくれた。
となれば、当然ヤマピカちゃんは「全部のせ」をしちゃうわけでして。。。
「うんめぇ~!」と吠えてる(笑)
でも、わさびマヨ、味噌マヨにつづいて、梅マヨも十分イケるよ🙆
ヤマピカちゃんは、このあと中野遠征の予定があり、先に店を出た。
なんこつ(S)
しろ(T)よく焼き
そして、日本酒飲み比べセットだぁ!
これまた至福の一杯だわ😋
東一(佐賀)・豊能梅(高知)
日本酒のアテに、「ネギ」をオーダーしたら、いつもの筏のネギではなく、
大将おもむろにぶっといネギを取り出し大胆に焼いて出してくれたのだ。
茨城産のネギらしい。
でも、これって口に頬張ると中からプニュッて飛び出してきて
口の中確実にヤケドするやつですよね。。。(^^;
なかのトロッ感が見えるもの。
間違いなく飛び出てくるって・・・
もしかしてこれって、
上島竜兵的な出川哲朗的なリアクション芸を求められてますぅぅぅ?
わかりましたよ。やりますよ。
パクっ♬
熱っ!
たいした笑いもとれず、至って普通のリアクションをしてしまったが、
口の中はしっかりヤケドした(;ω;)
そしたら、大将「やっぱり切らないと食べづらいよね~」だって。
おいおいっ、そんなら最初からカットして出してくれよ~笑)
その後も、顔なじみのお客さんが続々登場。
もうちょっと早ければ、さかばクンのダメ店員っぷりが見られたのにね~(笑)
会津中将(福島)
口開けだったが、これ好みだったな
翌日、ヤマピカちゃんが「凡事徹底なオペレーション痛感しました」って言ってたけど、
まさにその通りだった。
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【凡事徹底 ぼんじてってい】
なんでもないような当たり前のことを徹底的におこなうこと。
または、当たり前のことを究めて他人の追随を許さないこと。
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椅子をセットする距離、金宮グラスをおくときの向き、煮込みの鍋の下げ方・・・
ここには書き切れないくらい、加賀山の《秘技》があったのだ。
それもすべてお客さんのことを大切に思ってのことで、
客席側からは些細なことなので気づかないことばかりだ。
そして、大将がいかにひとつひとつの仕事を丁寧に確実にされていることか。
よ~くわかった。
それを焼き台を見ながら、その合間に一品料理も作って、
お客さんに目配りして会話も交わし、
オヤジギャグもちょいちょいはさむんだから、すんげぇよ大将!
もう、これからはワガママ言いません。
寒いオヤジギャグも腹の底から笑います(笑)
大将いい経験をさせていただき、大変勉強になりました🙇
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後日、沢山一寸に「プロフェッショナルとは」って某番組みたいに聞いてみた。
※沢山一寸は大将の雅号です
沢山一寸
「考えたことない」
流石。
考えるまでもないということかな😏
もつ焼 加賀山
練馬区石神井町3丁目28−4
営業時間:17時~0時(23時LO)
電話: 03-3997-5013
ちかちゃん、すぐに快復したおしなので、よかったよかった😊
🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮🏮
=追記=
昨日、ちかちゃんが風邪をぶり返してしまったらしいと聞き、
帰りにお店をのぞいたら、前回よりも顔色の悪いちかちゃんが座っていた。
「またお手伝いしましょうか?」と申し出たが、
「ありがとう、大丈夫だよ、のんびりやるから」と大将。
心配だなぁ~と思ったけど、強引に押しかけるのもどうかと思って、
「お大事に。無理しないでね」と店を出る。
そして、家に向かって歩き出してまもなく、
スマホが震える。
「やっぱり無理みたい。お願いできる?」と大将。
もちろん、ヒマぶっこいてましたし、その心づもりでいました(笑)
というわけで、2度目の緊急登板。
急いでユニフォームに着替える。
前回は、はじめての登板で緊張のあまり腕をふることができず、
あっという間に大炎上してしまった新人ピッチャーみたいであったが、
今回はもうすこし落ち着いてマウンドに立てそうだ。
前夜からその登板の可能性があるかもと肩を温めておいたのだ(笑)
いざ手伝うとなると、大将はお客様扱いゼロ(笑)あたりまえだけど
「本気」のガチンコ指導なんで、こっちも気を抜けない。
しかも、2回目なので、前回学んだことにプラスして、
新しいこともどんどん教えてくれる。
よ~し、頑張るぞぉ!
そこに、ほろ酔いのおとうさんたちがやって来た。
「おっ、新人さん? 大将のお兄さん?」
へ? お兄さん? 大将の兄さんってことはないでしょ~に。。。
14も違うのに(^_^;)
だいぶ昼から飲んでいらっしゃったようだな(笑)
かたや、素敵マダムのおふたりからは
「お兄さん、ずいぶん若いでしょ?」なんて持ち上げられて、
悪い気がしないさかばクン(*^▽^*)
こうやって、カウンター側からお客様を見ていると、
いろんなお客様がいらっしゃって楽しい。
加賀山のお客様はみなさん優しいし、穏やかな方が多く、
"白髪の新人店員"にもおおらかである。
そんな私はいつもどういう客として映っているのだろうか。
無粋にパチパチ写真を撮って、偉そうなご託を並べて・・・
ハッキリ言って面倒な客だな(;゜ロ゜)
さてさて。
私の2回目の登板を聞きつけた、自分でツイートしてんだけどね
こうさん・てばちゃん、ヤマピカちゃん・きんぐちゃんもご来店。
こうさん・てばちゃんは、私の働いている様が面白いらしく、
まじまじ眺めて楽しんでる(笑)
こうさんから生ビールの注ぎ方を褒められ、
きんぐちゃんからは「なんか加賀山の店員さんに見えてきた~」と言われ、
完全に調子に乗る😙
今回もいろんなうっかりミスはやらかしているんだけど、てばちゃんにはバッチリ見られた
前回よりは動けたかな・・・
それにしても大将の「凡事徹底」っぷりには今回も驚かされた。
今回初めてビールサーバーの洗浄も習ったのだが、
その丁寧な洗浄方法もそうだし、
製氷機の氷をグラスに入れるときのちょっとした工夫にもビックリした。
さらには大将の串打ちを見ながら、
串打ちのポイントを教えてもらったのだが、
そこには「美味しいもつ焼を食べてもらいたい」という
大将の思いと技の極意がつまっていた。
自分の「本職」に置き換えたときに、
果たしてここまで「凡事徹底」ができているのだろうか。
長年の経験にあぐらをかき、いろんなことがおろそかになっているのではなかろうか。
「初心不可忘」
う~む、世阿弥の言葉が思い出される。
加賀山での緊急登板は、
私にとっても本当に勉強になるのだ。
4時間働いたところでお客さんの波が一段落。
「あがっていいよ~」と大将。
「では、お先にあがらせていただきます」と前掛けをはずしながらさかばクン。
こりゃ、完全にバイトがあがる光景じゃないか(笑)
そして、0番席に座って、ヤマピカちゃん・きんぐちゃんと乾杯!
これまたいつもの光景だ。このあとC子さんもお客さんで来てくれたけど先日のS子ちゃんとおなじで一歩遅かった
働いたあとの★
なんて美味いんだ!
バニラアイス
じゃなくて、ポテサラ。
タン
屋守(東京)・にいだしぜんしゅ(福島)
4時間働くだけで、クタクタ。
立ち仕事は大変だし、
みんな目の前で美味しそうに食べて飲んでるし・・・なかなか忍耐力もいる(笑)
「居酒屋 喜酔人」を開業するにはもっともっと修業せねばなぁ😜
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