案の定ガラガラだ。
これぞ同ジャンルでの逆張り戦略。
ひととおり、メイドさんにレギュレーションを説明いただいた後、入店。全ての語尾に「にゃん」をつけてメニューを案内された。
苦手だ。
テーブルに座るなり「萌え萌えきゅん」をさせられた。そういえば、大昔、アキバで一度だけ行ったな。思い出した。
ふだん、めいぷるで塩対応に慣れている感覚からすると、何だか凄く違和感を覚える。
さっきは高所恐怖症なのにサンシャイン栄の観覧車に乗ったし、何だか苦手な筋肉を使いまくってるな。たまにはそれも良かろう。
セットメニュー3000円くらいのを提案されたが、オムライスとアイスコーヒーに。
オムライスが運ばれてくる。
そして、再び、萌えの強要だ(笑)。
さらに、猫耳をつけさせられた。
まじかぁ、独り身には厳しい攻めである。
個人的には、お客さんの総選挙遠征であろう集団の30代とおぼしき女性が猫耳をつけさせられてる姿のほうが萌えるのだが。
はぁ、めいぷるに行きたくなってきた。
いつもみたいに塩分を振りかけられたい。
心の安定が欲しい。
しかしこのオムライスがボリューミーだ。
最近、歳のせいもあり、少食だ。
多少無理をして仕留める。
こまめな課金の提案がいちいち、癪にさわるが、それにしても、ここのメイドさん、折れない営業力には脱帽させられる。勉強させられるわ。
ということで、にゃんにゃんくじ(300りーみん)をひかされる。
2等が当たった。
あにまるカチューシャ。
うーむ、会社の忘年会で使うか。
しかし私は思うのである。
システム化とリスク管理に制御された世界より、己の感性とカオスに満ち溢れた世界のほうが、愉快ではないかと。
AKB総選挙翌日。
我々にとっては祝祭から日常に戻る瞬間である。
その接続点としては、名古屋で、めいどりーみーんに行くのは正解だったかもしれない。
帰宅して、総選挙の地上波中継を見ていて、心に刺さったのは、横山由依の「皆さんの日常に寄り添えるグループになりたい」という発言だ。
「日常に寄り添う」というのは、なかなか言える言葉ではない。
非日常ではなく、日常である点が重要で、日々我々の生きている世界は、ほとんど酒を飲んでいるとき以外、日常だ。
アイドルというものの本質的な存在意義は弱者の「日常」に対する救済的な側面がある。
12年目を超えた48Gにとって試されるのは、仕事に疲れ果てたおじさんや教室の隅に追いやられた男子高校生を救済するという宗教的使命なのかもしれない。
0 件のコメント:
コメントを投稿