南千住から北千住に移動して来た、さかばクンです。
北千住もいい酒場が多い街ですよね〜♪
東京三大煮込みに数えられる「大はし」。
割烹立ち飲みの草分け「徳多和良」。
駅前には「永見」や「天七」といった人気店もあります。
そんななか我々がハシゴ酒3軒目に選んだのは、「酒屋の酒場」。
(外観は撮り忘れてしまいました・・・)
駅からは少々歩きますが、酔い覚ましするには適当な距離ですね。
戸をくぐると細長い店内はほぼ満卓。
一番入り口に近い4人掛けのテーブル席に相席となりました。
「酒屋の酒場」に来たのは私ははじめてですが、I さんはかつて来たことがあったようで、
いまの新しくなった店構えとは違ったそうです。
入るやいなや、
「前の方がよかったなぁー」とI さん。
昔の方が店の風情があって、
自宅で飲んでいるような雰囲気だったと少々ガッカリしていました。
「失礼します」と向かいに座る20代と思しき青年に挨拶し、I さんと並んで座ります。
青年は読書をしながら秋刀魚の刺身を肴にビールを飲んでいました。
こちらは美味しくて安い魚介類がウリのようです。
向かいの青年は黒ラベル★でしたが、
私たちオッサン組は赤星★で本日3度目の乾杯です。
牛もつ煮込み
焼きなす
さぁ、そろそろお魚で日本酒が飲みたいです。
メニューには「地酒(日替わり)540円」と書かれていますが、
何を置いているのかわからず、
店員さんに「地酒は何があるんですか?」とたずねたところ、
こちらの「掟」を教わりました。
【酒屋の酒場 地酒の掟】
一、地酒はお店の方が出す順に従う。
・冷蔵庫に並んでいる順で提供される この日の例:旭鳳→七賢→若竹屋
・銘柄はその日、その時次第。
一、地酒はひとり3杯まで。
たとえば、I さんが2杯しか飲まなかったからその残りの1杯分を私がもらって4杯飲むということはできないのだ
自分で地酒を選べず、店が決めた順で3銘柄が出てくるというのは、
あまり見かけないシステムですね。
冷蔵庫の横の席でしたので、よく観察していたのですが、
当然途中で空になる銘柄が出てきます。
でも、大丈夫!
スタメン3銘柄の後ろにはちゃんと控えの別銘柄が出番を待っていて、
なくなった銘柄のところにすかさず入るんです。
我々は冷蔵庫を見てましたので、銘柄順がわかっていましたが、
奥のカウンター席のお客さんなどは
地酒を頼むと何の銘柄が出てくるかわからないんでしょうね。
なるほど。
ちょっとしたドキドキ感も味わえるシステムというわけですね。
さつまあげ
これヒットだなぁ~♪
大きくて厚くて具だくさんで、チョー美味い!
いかわたホイル焼き
230円!
赤貝のヒモ刺し
ヒモだらけで380円。これだけで相当飲めちゃいますね。
店内は次から次へとお客さんが入れ替わり、常に満卓。
大人気です。
そんな忙しいお店を仕切っていると思われる女性が
結構ツンケンしていて塩対応を見せるのですが、
これだけ混んでいても坦々とかつテキパキと仕事をこなしています。
私たちがちょっと間の悪いタイミングでお水を頼んでしまったときも、
聞こえていなかったかなぁと思ったら、すかさず持ってきてくれました。
うまく言えませんが、客さばきが見事なんですよね。
繁盛する理由はここにもあると思います。
さて、向かいの青年が美味そうに鯖の塩焼きを食べているので、
「その鯖の塩焼き、美味そうですね」って私が話しかけ、我々も鯖塩をオーダーしました。
この鯖塩トークをきっかけに、
2+1の相席ではなくなり、
3人で一緒に飲み出しました(笑)
某大手銀行に勤めるMくんは、この近くでひとり暮らしをしているそうで、
時々こちらでひとり酒を楽しんでいるんだとか。
Mくんは北陸出身だけあってお酒が強く、地酒をぐいぐい飲んでいました。
最近の若い輩はあまりお酒を嗜まないので、
こういう日本酒好きの青年は嬉しくなります。
たまたま相席になった初対面のMくんでしたが、盃を交わせばもう“飲み友”です。
3人とも上限の地酒3杯を飲み終えてしまいましたので、
この好青年が気に入ってしまったオッサンふたりは、
「もう1軒、一緒にどう?」と誘っちゃいました。
こういう展開、おおいにアリです。
お勘定をして、I さんオススメのお店へ3人で歩き出しました。
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