3.11直後、東京へ転勤。オシャレなオフィス街をスマートに巡るビジネスパーソンになるのかな。。。と思ってたが何のこたない、やってる事は以前と変わらず泥臭い営業だ(まぁそもそも営業に美しさなんて無いか)。
名前と血液型を裏地に書いたヘルメットを被り、死を覚悟しつつ「ご安全に!」と安全唱和を交わしながら製造現場を巡る。そんな自分も日本のものづくりを支えている一員なのだ。
と、まぁそんなことを考えながら客先に向かっていると、腹に一発、アツい何かをぶち込みたくなってきてしまった。
この辺りはJFEスチール東日本製鉄所(京浜地区)の広大な敷地で占められている。JFE統合前は、日本鋼管(NKK)の京浜製鉄所であった。
地名も「鋼管通」等と昔の名残が残っている。そして、その「鋼管通」沿いに前々から気になる店があった。
それがここ天一商店である。
こってりラーメンは出ませんのでご注意(笑) |
前を通る度、揚げ物をテイクアウトする地元の主婦らしき人や、スルスルとお店に入っていく現業部門っぽい人達を良く見ていた。
天ぷらだ |
店の看板すらどこに掲げられているか不明であったので、少々不安になりつつも入店したが、メニューを見ると普通の定食屋の様で安心。
年季を感じる短冊 |
おっ!ビール(笑)ってーか全体的に安いな、オイ(^_^;) |
先日の「かつ梅」閉店によるショックを拭い去るかのように、かつ丼をオーダー(他も興味深いメニューが多かったけど。。。)。
それにしても、JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)に近い「かつ梅」が閉店となり、同社京浜地区側でカツ丼リベンジすることになるとは、なんとも因果なことだ。
写真ではわかり辛い大盛り具合(^_^;) |
これまた結構なボリュームで、これで600円とはにわかに信じがたい(笑)
一味ではなく七味であった。多めにふりかける。
このかつ丼、七味の方が合うわ、多分 |
肉は厚すぎず、とても良い感じだ。
理想的なサイジング |
これ以上だとカツ丼には相応しくないとヤマピカは感じている。ダシも絡み辛いし、メシとも食い辛い。肉、汁、米…これらをギャリギャリとストレスフリーでかっこめるのがイイのだ。
従前通り、真上から垂直にかつ丼を侵食していく。
ダシのしみたメシとQちゃんの相性は異常 |
常にカツ一枚を在庫として多めに積んでおく |
さすればカツ多め、白飯ちょびっとという喜ばしい状況を結果的に創出する事ができる。
喜ばしい状況 |
あとは、カツひと切れで残った飯をパクっ!更に残ったカツひと切れで丼についた米を拾ってパクっ!
ごっそさん!というわけである。
征服 |
ダシは比較的甘めアッサリ。玉ねぎにも程よく味がしみており、意外にも鋼管通に相応しくない上品な味だった(笑)
とは言え、そのフォルムが醸し出す雰囲気は「どうや食ってみろや。。。」と言わんばかりの挑発的なもの。その挑発に抗えず、完璧に無我夢中で食ってしまっていた。カタルシスを得るに最高のかつ丼。美味かった!次回は違うメニューにチャレンジしに来よう。
さ〜て、漢達の現場に向かうとしますか!みなさんもどうぞ、ご安全に!
生産してなんぼじゃい!! |
店名:天一商店
住所:神奈川県川崎市川崎区鋼管通2丁目10-2
TEL:044-355-7747
0 件のコメント:
コメントを投稿