冒頭にことわっておく。
今日の話題は【カレーDay】だけに「辛口」であることを・・・。
みなさんは石神井公園パークロード商店街で【カレーDay】なるイベントが毎年11月におこなわれていることをご存じだろうか。
2014年にはじまったイベントらしいので、今年で6回目となる。
石神井公園の立派な恒例行事となっているのだ。
ところが、
「えっ!そんなイベント、知らなかった・・・」
「毎年【カレーDay】の幟は見るけど、どんなイベントかよくわからない・・・」
といった声が石神井民から聞こえる始末なのだ。
だから、毎年【カレーDay】が終わると、このイベントの有り様を酒の肴にして呑兵衛同士盛り上がるのだが・・・
「【カレーDay】ってどこで何やっているかわかりにくいんだよね~」
「もっといろんなお店のカレーが食べられるイベントなら良いのになぁ・・・」
「このイベントを生み出したストーリーが活かされていない」
呑兵衛たちのご意見の数々(笑)
ストーリーとは何か。
なぜ、石神井公園でカレーなのか。
【カレーDay】のポスターには「文士が愛したカレーの石神井」と書かれているんだけど、それが何なのかの説明はどこにもない。
ここで書かれた文士は、石神井在住であった檀一雄(『火宅の人』)と、檀一雄宅に居候していた坂口安吾(『堕落論』)のことだ。
昭和26年11月4日、坂口は何を思ったのか、突如カレーライス100人前を出前するよう妻三千代に命じ、「辰巳軒」に注文。
しかし、「辰巳軒」だけでは100人前も対応できないので、おとなりの「ほかり食堂」と手分けしてこの出前をおこなったという。
これが世に言う〈坂口安吾カレー100人前事件〉である。
いかにも破天荒な昭和の文豪らしい逸話ではないか。
坂口がなぜ100人前ものカレーを突如頼んだのか。
100人前のカレーを檀一雄宅に無事運ぶことができたのか。
私に真相を知る術はないが、出前を頼んだのが11月4日だったから、この時期にイベントをしていることからも、このエピソードが【カレーDay】の出発点になっていることは間違いなかろう。
今年の【カレーDay】初日の11月2日。
【カレーDay】の聖地「辰巳軒」でカレーライスを食べようではないか。
〈カレー100人前事件〉が起きた昭和26年から今年で68年。
令和元年になってもなお「辰巳軒」と「ほかり食堂」が元気に営業していることにまず心から感謝したい。
昼ビーにはかっぱえびせんがついてくる。
これぞ「辰巳軒」の流儀。
カレーの前に、まずはここに来たらハムカツは食べないとね。1個だけにしといたよ(笑)
そして、本日の主役カツカレー❗
カレー粉でつくった昔ながらのカレーライス。
カツはぶ厚くはないけど、しっかり揚げたてで固めの衣がカレーに負けずに馴染む。
これが750円って、さすが「聖地」だね。大満足じゃ😚
↑たぶん
さぁ、最後に【カレーDay】に提言
提言❶ カレーライスを出しているお店にもっと参加してもらおう!
提言❷ ふだんカレーがないお店にも【カレーDay】だけカレーを作ってもらおう!
提言❸ そして、いろんなお店を巡ってカレーを食べられるような仕掛けをしよう!
2年前もおんなじようなことを言っているんだけどね・・・(^_^;)
「そんな簡単に言うなよ~」ってことばかり偉そうに書いてごめんなさい・・・
来年の【カレーDay】も楽しみにしてますね~🍛🍛🍛
辰巳軒
練馬区石神井町3丁目17−20
電話: 03-3996-0425
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