食に対する考え方とか、どう書くべきか、何を書いてはいけないのか、など。
自分の中で食に対する価値観を作ったのは、なんとなくではあるのだが、
アニメ版「ミスター味っ子」と「美味しんぼ」、それと祖父のグルメぶりだったかもしれない。
「ミスター味っ子」は、映像シーンが特に強烈だった。
「うまい!うまいぞー!」と味王。やりすぎであるw
(画像そのものは、「真・日々平穏」さんより転載)
そんなある日見つけたのが、「月刊美味しんぼ」なるコンビニコミック。
各月テーマごとにまとめた新旧のエピソードが楽しめる。
昨今の「美味しんぼ」は、原発や放射能等の問題でいろいろあったようだが、
まぁ、昔はそんなことに気付かず、山岡さんと雄山の確執とか面白おかしく見たものだった。
普段から欠かさず読んでいるというわけでもないのだが、良いきっかけなので購入することにしたが、
この頃では、場所をとるようになってきたので、処分を考え始めた。
横向きでごめんなさい。
「月刊美味しんぼ」の中には、雁屋哲さんのコラムが収録されているのだが、これがなかなか面白いw
そんななかでも、特に強烈だったのがこのコラム。
「フランス料理について思うこと」と題したコラムでは、
「宮中晩餐会をフランス風に進めることへの違和感」から始まった。
「左翼はまどろっこしい。日本どころか世界がダメになる」
「極左・国粋主義の私の意見を聞け」
「武骨で無粋で戦闘的で、優雅さが一つもない燕尾服など着るべきでない」
「平安絵巻のような素晴らしい伝統的な服がわが国にはある」
などなど
まぁ、なかなかはっきりものを言いますね、、w
あと読んでいて、気づかされたこと。
「醤油にマヨネーズをつけて、カツオを食べると美味しい」とだけ記憶していたのだが、
「そんな礼儀無作法なことなんて特別なことでなければできない」とあった。
物語の展開で、「食※に対する侮辱的な態度に対する反抗」としてなら許されるということなのだった。
※職ではなく食でした。失礼しました。(2016/12/3修正)
「醤油にマヨネーズ」という風に味わうのが「通」と思っていたのだが、違ったらしい。
記憶というのは自分に都合の良いように書き換えているものなど自覚させられたのだった。
「月刊美味しんぼ」
月一発売なので、しばらくは買い続けていこうかと思っている。
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