どうでもいいことですが、
「武蔵関」と「武蔵丸関」は似ているなぁと思う、さかばクンです。
**********
この日は、帰りの西武線でちょこっとだけひとり飲みしてから帰りたい気分に襲われる。
う~ん、素直に石神井まで戻って馴染みのお店に寄るか。
それだと、ついつい店主と話し込んだり、知り合いにつかまったりする可能性がある。
今日の気分は、ちょい飲みでいいのだ。
たまには、ひとりで盃を傾け、気持ちをリセットしたい時もある。
今宵は、新規のお店にしてみよう。
しかし、どこにしようか・・・
ノープランでどこか途中下車するのもおもろそうだな。
西武柳沢なんて超絶マニアックな駅で降りちゃおうかな(笑)
そう思ったとき。
そうだ!
そう言えば、加賀山の大将、武蔵関でよく飲んでいるな。
秘境“西武柳沢”の探検はまたの機会に譲り、
「大将、お尋ねしま~す。武蔵関でお魚でちょい飲みできるお店ありますか?」と
加賀山の大将に急いでメールを打つ。
するとすかさず
「チェーン店だけど八剣伝。ニャロメボトルが入っているんで飲んでいいですよ~」
相変わらずレスが早い。
お店がヒマなのかと余計な心配をしてしまうが、
それなら加賀山へ行けって話だよな(苦笑)
でも、八剣伝なの???
そこかしこにある、あの八剣伝だよなぁ~
あそこって焼鳥メインのはずだけど・・・
お魚でちょい飲みって書いたのになぁ~
でも、大将が教えてくれたし、ボトル飲んでいいって言うんだから、
行ってみっか。
だまされたと思って(笑)
北口出たら、すぐ左手に八剣伝を
外観からは、やはり、そこかしこにある「八剣伝」のように思うが・・・
戸を開け、中へ。
カウンター席の一番奥に通される。
フロアはバイトが2人、厨房はおにいさんとおじさんの2人がいる。
でも、おじさんは普通の格好で、なんかお店の人のようじゃない気もするが・・・まぁいいや。
瓶ビールはスードラかぁ。。。
生はスードラとは書いてないが、そうなんだろうな。
「生ください!」
「大感謝いただきましたぁ!」とコールする店員さん。
メニューを見返したら、たしかに「大感謝」って書いてあるわ(笑)
生のあとにお通しがやってきた。
こっ、これは!
とおるちゃんと同じ「選べるお通しシリーズ」ではないか。
ポテサラ・オクラ・ひじき・スパサラ・煮物・ハム
迷わせてくれるねぇ~
昼メシ抜きだったんで、スパサラに決定。
カウンター横の壁にあるホワイトボード。
黄金アジ、ヒラメうす造り、メジマグロ、ヤリイカ、カワハギ
途中、手羽先が割り込んでて一瞬、手羽先もお魚かと思ってしまったが。。。
なんなんだ、この本格的な刺身メニューは!!!
八剣伝のグランドメニューにはこんな刺身は載っていない。
しかもすべて480円。安っ!
この値段だし、八剣伝だし、まぁどうせ冷凍もんでたいしたことなかろう。
「カワハギ刺、ください」
そして、お言葉に甘えて、大将のキンミヤボトルをいただいてしまう。
大将、きちんとお店に電話してくれていて、
「『沢山一寸』のニャロメボトルお願いします」とお願いしたら、
怪訝な顔もされず、「あぁ、聞いてますよ♪」とにこやかに出してくれた。
ちなみに「沢山一寸」は大将がペンネームやラジオネームとして使っている(使っていた)ものなのだ。
キンミヤはソーダ割りでいただこう。
するとほどなく、「カワハギ刺」も登場。
なぬっ!
肝付きなうえに、このカワハギの身のエッジを見ると、新鮮そのもの。
これで480円は神ってる!!! (←時流に乗って使ってみたが、カープだから本当はイヤなんだけどねw)
沢山一寸画伯によるニャロメボトルも喜んでいる。
肝の半分を醬油に溶いていただこう。もう半分は肝だけでいただいた。
頼んであった串焼もやってきた。
かわ
ねぎま
かわもねぎまも、値段を考えるとかなり美味くてお得。
焼き場のお兄さんの腕もいいようだ。
串焼きに添えられてきたレモンは、キンミヤソーダに転用する。
カウンター上にはホワイトボード意外にもオススメメニューが貼られている。
タルタルって言葉に弱いんだよね~
「とり天」(480円)も頼んでみよう。
じゃーん!
このボリューム、さくっとした揚げっぷり。
食べたらジューシーで、これも想像以上のCP。
さっそく、大将に「かわはぎ、超ウマイ~」ってメールしたら、
「湯豆腐¥100もここだけ」ってすかさず返ってきた。
湯豆腐?
そういやぁ、湯豆腐のPOPも貼られていたなぁ~
うわっ! ホントだ! 気づかなかった!
100円って書いてある!!!
「この季節に食べなきゃいつ食べるの?100えん」の下に
ちぃぃさく「冬でしょ by店長」って誰かにイタズラ書きされてる(笑)
とは言っても・・・、100円なんだから。
どうせしょぼい湯豆腐なんでしょぉー
すると、鉄鍋に入った半丁分の湯豆腐が眼前にあらわれた。
さーせん!
甘く見てました・・・100円湯豆腐。
薬味もしょうが・ねぎ・かつおぶしと、たっぷりなのが有り難い。
ちょい飲みのつもりが、なんだかんだ小一時間以上、居てしまった。
大将のニャロメボトル空けてしまったので、新しいのを入れておこう。
金宮ボトル25℃ 980円。これも安いなぁ~
さかばクン画伯によるニャロメも描いておこう(笑)
絵が下手っぴな私にしてはうまく書けたと思い、
大将に写メ送ったら、「ヒゲの点々がない」って返ってきた。
悔しい。。。
「画竜点睛を欠く」だな。
さかばクン、画才ないけどね。
こっちは、カウンターにいたウルトラセブンとアストラ。
若者はアストラなんて知らないだろうなぁ~
ウルトラマンレオの弟ね。
そんで、弟をウルトラマンアストラとは呼ばないんだなぁ~これが(笑)
ひとくちにチェーン店と言っても、直営やFCなど、いろんな形態があるが、
「八剣伝」は各店舗の自由裁量がかなり認められているのだろうか。
どうやら武蔵関店の場合は今年から店長さんがオーナーさんになったようで、
それもあって自由にできるんだとか。
さっきのお刺身もどうやら常連の釣り人さんが釣ってきたものらしく、
カウンターにいた常連さんが黄金アジを見せてもらって、
その立派さに唸っていたものね。
ン? もしや!
入店時に厨房にいたオジサンこそ、釣り人だったのでは!?
ここは、知る人ぞ知る、隠れ“釣り人居酒屋”だったのか!
残念ながら、この日は店長さんお休みでご挨拶できず。
でも、代わりにお店を任されている前述のおにいさんはバイト5年目らしく、
焼き物も魚をさばくのも上手で、
次々と来る常連さんと楽しく話しながらお店を切り盛りしている。
某チェーン店オーナーがこう漏らしていたことがある。
「カウンターにひとり客が来るようなお店にしないとダメなんだよなぁ」
バイトの多いチェーン店やハコの大きすぎるチェーン店だと、
カウンターがあっても、1対1のハートフルな接客を苦手とする店が多い。
「○○さん、おかえりなさい」って顔見てパッと言えるようになるバイトってなかなかいないもんね。
カウンター席に集うひとり客って、静かにちびちび飲みたい客もいるだろうが、
お店の人と会話がしたくて来る客も多い。
私は後者のタイプだから、ついついチェーン店は敬遠しちゃうのだが、
武蔵関の「八剣伝」はチェーン店の皮を被った、個人店であった。
ボトルも入れたし、今度は店長さんがいるときにも来てみたいな。
大将、とっておきの情報ありがとうね。
炭火串焼 八剣伝 武蔵関店
練馬区関町北4丁目2−12
電話: 03-5903-5635
0 件のコメント:
コメントを投稿