正直その頃は関西へのホームシックもあったし、どうも東京は隠れる所が無いというか。居心地の悪さを感じていた。
そんな時、店や客との距離が近く、肩肘張らず泥酔して、気軽に現実逃避できる大井町はヤマピカとって癒やしのスポットだったのだ。
最近は足が遠のいてしまっていたが、「近くに住んでいるのにそこで飲んだことがない」という大先輩からのリクエストもあり、久方振りに大井町にやってきた。
大井町の夜のスタートは早い。開幕スタート地点とする肉のまえかわの閉店時間がおよそ20:30頃だからだ。
皆、思い思いに酒を自由に呑んでいる。
カンパイ。
鶏ササミの刺身。
ニンニクかショウガのトッピングを選択可能。今回はニンニクとしたが、汚い店なのに味は清廉とした上品なお味。そこに暴力的なニンニク。大井町に来たんだなーと思わせられる。
焼き台があり女性が串を焼いてくれる。
豚バラとハラミだ。
なんでか塩加減がいつも絶妙で、美味い。肉も非常にジューシー。
そこに合わすはレモンワリである。大井町でブーストをかけるのに必要不可欠な燃料である。
呑むと濃いアルコールが食道を伝って胃に落ちていくのがわかる。ぽっと内蔵が熱くなる感覚。間違いなく自分の内燃機関が稼働している。
さて良い感じで暖機運転を終えたらバル肉寿司へ。
こちらの店はアルコール薄めに感じる。よって濃い目をオーダーしてスタート。
蕪などアッサリ系を嗜みつつ、飲み進める。
このセロリガリは中々に美味い。
甘酸っぱさとセロリの野菜食ってる感が巧く共存している。
肉寿司が名物なので。
ハラミとローストビーフだったか。
サラリと食し次へ向かう。ハシゴの間に寿司を挟むとなんだか贅沢感が増して良いですな!
今宵のハシゴ酒・終点となる臚雷亭(ろーらいてい)は中華立ち飲みだ。
笑っちゃうくらい安い!
トドメのカンパイはサッパリとレモンサワーで。
ガツの冷製と海老のマヨネーズ和えをオーダー。それぞれ250円と280円(^_^;)
海老マヨはホントマヨ和えた感じなだけなんだが、妙に美味いんだよな。衣もカリッと軽くてイイ。
今宵は3軒のハシゴだったが、多分、合計で4,000円しなかったんじゃないかな。
戦後のドサクサ感満載の小路を出れば、交通至便の大井町駅。ギャップにクラクラしながら帰途についた。
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