48G系を中心とする近年のアイドル文化の盛り上がりは、その距離の近さにあると言える。ライブや握手会の距離の近さ
や総選挙の参加してる感はファンの感情移入を増幅させる。
スマイリー城はそんな距離の近さを売りにするという意味で先駆的な居酒屋だ。そう串と客との距離という意味で。
割と色んな焼き鳥屋に飲みに行っているが、串の「焼き」を客に委ねる焼き鳥屋はここだけだ。焼き鳥屋にとって相当の英断だろう。
そして自分達で焼いた(=感情移入している)焼き鳥はやはり美味しい。
その魅力に取り憑かれた人々で今日もスマイリー城は満席である。私たちの入った日も、工場労働終わりに飲みに来たひとや、女子3名に男子1名という何とも羨ましい境遇のひとがそれぞれの立場で串を焼き、酒を飲み交わしておられる。
他の客の会話に聞き耳を立てながら、ひとり飲むのも楽しいが、やはり気心知れた仲間と酌み交わす酒は格別だ。
そんな盛り上がりに呼応してか、店員もサービスで、日本酒を差し入れてくれた。それがこの惨状である。無秩序甚だしい。
然し肝心の串はというと通常の串焼き屋に比べ断然に美味しい。肉の質や味付けのタレに依存してると思うが本当に美味しい。やはり串との距離の近さか。
さてアイドルの握手会というもの行ったことがあるだろうか。私の握手会初体験はAKBの中村麻里子だったりする。
お世辞にもアイドル要素が高いわけではないが、彼女の対応能力の高さは、10数秒で握手というものの魅力に嵌ってしまった。
そのあとSNSで初めて会いに来てくれたひともいて、、というコメントに、絶対自分のことを言っていると妄想させられたものだ。
話を戻そう。スマイリー城である。もう日本酒と緑茶ハイ濃いめを交互に飲んでいたら、そこにはカオスしか存在しない。
焼き鳥→日本酒→緑ハイ→焼き鳥(以後繰り返し)
ひたすらこれの繰り返である。
だんだん意識が曖昧になる。ここは桃源郷か?
いや違う。ここは石神井公園だ。冷静に戻った。私の自宅の最寄駅まで1時間以上かかる。
そうだ。23時からのCSのTBSで放映のSKEゼロポジションを見なければならない。
義務感にかられる。宗教的義務感にかられ、22時間頃に西武池袋線に飛び乗った。間に合うだろうか。
総武線に乗り換える。どうやら間に合いそうだ。今日は良い日だった。芸術的な焼き鳥がよみがえる。
帰宅して見たSKEゼロポジの柴田阿弥も良かったがスマイリー城の焼き鳥も素晴らしい。
また行きたいなあ。これぞ体感型の居酒屋なのです。
俺の焼き鳥の腕もあるだろ!笑
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