秋葉原という街の多面性を語るうえで昭和通りを渡った飲み屋街は外すことはできない存在である。
たまに仕事終りに秋葉原まで歩く。15分から20分だろうか。仕事で疲れた神経を夜風にあたり元に戻すにはちょうどいい。
神田から総武線方面に向かい電気街のネオンが見えてきたら、そこはザ・アキバである。
秋葉原中央通りから西側は「旧電気街・オタク文化エリア」
ヨドバシアキバを中心とするJR駅周辺の「新電気街エリア」
昭和通りの東側に存在する「リーマン・呑みエリア」
に分類してみると、この街の構造が理解できる。
何というか文化の海流がぶつかり合う渦潮的な街なのである。リーマン・呑みエリアについて言えば御徒町、上野の安居酒屋文化の最南端として存在してると言える。
本日訪れたのは安居酒屋の代表的な雰囲気を感じさせる金子屋だ。
モツ煮込み、まぐろぶつ。居酒屋メニューを頼む。
最高に美味い訳ではないが安定感のある旨さ。
この店が面白いのは女性店員が下町的美意識を体現しているという点だ。
適度にかわいく、ちゃきちゃき働く。共産主義社会、旧ワルシャワ条約機構の酒場の看板娘を見るようだ。
ギアが入ってきた。次にレモンサワー。なるほどこういう飲ませ方か。
ひとり居酒屋にきて困るのはこういうパターンだ。酒を消化し食べ物が余る。呑むしかないということか。
鶴齢の冷を頼む。だんだんひとりで酔ってきた。。おいおいあした大丈夫か。
雲行きが怪しくなってきた。明日は遅刻じゃないか笑
多面性の話しに戻そう。先ほどのエリア分類の話しをすれば、AKB劇場のあるドンキは新電気街エリアで、でんぱ組.incのディアステージは旧電気街・オタク文化エリアだ。非常に興味深い。
何を言いたいかと言うとAKBが大衆受けしたひとつの要因はあのエリアに劇場を設けたということだ。オタク文化とせめぎ合うギリギリの一般エリアに。相対してディアステージはオタクエリアの中心に存在する。
それは電通をバックとする株式会社AKSと純粋ベンチャーである喪服ちゃん(社長)率いる株式会社モエ・ジャパンの対立軸の話しでもある。
そうこうしている間に日本酒がきた。中々たっぷり注がれている。
けっこう酔ってきたなと思いながら、やはりひとりでも2軒目は、アキバめいぷるである。
いつになったら、めいぷるの記事を書けるだろうか。
いや今の私には浅はかな人間過ぎて文章に起こすことが困難なのかもしれない。
アキバで交わる潮目が合ったときに書こうと思う。
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