【「元祖札幌や」と「香月」のDNAを受け継ぐ期待の新店】らーめん ろくはうす（石神井公園）

ヤマピカちゃんの先行記事で
練馬の「元祖札幌や」の息子さんが開業されたお店と知ったが、
実はさかばクン、「元祖札幌や」さんとは少々ご縁があるのだ。

というのも、私が懇意にさせていただいているラーメンブロガーぼぶさんが、
年イチで開催していた「ぼぶ亭」の会場とそこで使う麺を提供してくださっていたのが、「元祖札幌や」であり、南京軒食品の社長さんだったのだ。

ぼぶ亭では、私もホール係をやらせてもらっていたので、
そのときに三浦社長とお話する機会があったのだ。

なので、そんなゆかりのあるお店が石神井公園に出店となって嬉しい！


そんなこと思い出しながら、お祝いの花を眺めていたら、
店内から「ろくはうす」の店主のお父さんであり「元祖札幌や」の店主が出ていらした。

ヤマピカちゃんは初訪時にすでにお父さんとお話したようで、
店先でひとしきりラーメン談義がはじまる。

「元祖札幌や」の歴史や、
息子さんが以前は恵比寿の名店「香月」でも働いていたことなどを伺うことができた。

そして、帰るはずだったお父さんも一緒に３人で店の中へ・・・（笑）


入ってすぐ左手にある食券機でまずは食券購入だ。
味噌らーめんと醬油らーめんがツートップ。

下段に味噌と醬油のつけ麺、味噌カレーがあるので、
いまは５種のメニューで勝負ということだね。

そして、ビールやジュースなどドリンク類は置いてないのだ。
お店が狭いからとおっしゃていたが、
ラーメン勝負！ って感じで潔くていいなぁ。


カウンターに座ると前には南京軒食品の麺箱がある。


私は看板メニューである芳醇白みそを使った
「味噌らーめん」（700円）＋「味玉子」（100円）

デフォルトの具は、ネギ・わかめ・メンマ・チャーシューだ。

かなりしっかりとした味噌スープではあるが、しつこくはない。
やや塩分強めかなぁと感じつつも、昔懐かしい味噌の味わいにホッとする。



麺はいわゆる札幌ラーメンのような黄色い麺ではなく、
ゆるい縮れでやさしい食感の麺だ。

卓上には、すりおろしにんにく、豆板醤、紅生姜があるので
自分流にカスタマイズ可能だ。


２度目の訪問となるヤマピカちゃんは
「味噌カレーラーメン」（800円）＋「バター」（100円）

この組み合わせは最高だね。

ひとくちスープをもらったが、〆ラーには最適。
ぜひ、ライスをおいてもらって、これに追い飯をしてみたい！


翌日、三浦社長に「ろくはうす、行ってきました」とメールを送ったら、
「札幌やの血だけでは無く、香月でも長く経験している等、彼の歴史だけで、ラーメンの小説が書ける位の楽しみな人間です。是非、常連になって盛り上げて下さい。」
と返事をいただいた。

いったいどんな小説が書けちゃうんだろ。
おいおい店主から聞きだそう（笑）

ちなみに「ろくはうす」の店名の由来は・・・

木を使ったログハウス風のお店、
店主が1969年生まれ、
お店が６坪、
住所にも６と９が入っている、
電話番号も6969、
香月（かづき）の社長が「かつき」と濁らなかったのこと・・・

などなど、様々なことから「ろくはうす」にされたとのこと。


結局、78歳でも元気なお父さんに最後までおつきあいいただいてしまった。

帰ろうとされていたところだったのに、ありがとうございました。
今度、練馬の「元祖札幌や」にも伺いますね。


またひとつ駅前にいいラーメン店が増えたなぁ～♫

このところラーメン専門店が次々とOPENし、
「井の庄」一強だった石神井公園にラーメン旋風が吹いている。

既存店、新店それぞれの店が、
味噌、無化調、家系、まぜそば、台湾ラーメン、担担麺、つけ麺と
店のカラーを出しているので、切磋琢磨しつつも、共存共栄で頑張って欲しいものだ。