前夜神田でご一緒した伊藤さんから「三日月いいお店ですよ~」って教えてもらったので
早速行ってみた。
こういうときだけ抜群のフットワークをみせる、さかばクンです。
さぁ、その「三日月」さんですが、区役所の裏手にある「思い出の抜け道」にあります。
前夜の神田DEEPゾーンにも負けない怪しげな一角です。
伊藤さんからの情報でなければ、このまま引き返していたかもしれませんが、
思い切って暖簾をくぐります。
ご夫婦と息子さんの3人でやられているようです。
6席ほどの低めのカウンター席。
あとは4人がけのテーブル席のみ。
なんともほっこりしたいいお店じゃないですかぁー
入った瞬間に不安や怖れは吹き飛んでましたよ。
ちょうどテレビでは大相撲で白鳳-日馬富士をやっていました。
日馬富士が勝った取り組みをご主人が息子さんに解説しています。
かなり相撲好きとお見受けしました。
さかばクンも熱烈な大相撲ファンです
タンニラ・芋ニンニク・オールグリン・・・なかなか面白いメニューもありますが、
オムレツにステーキ、牛カツと洋風な料理が揃っているかと思えば、
くさや、バクライ、酒盗なんていう日本酒に合うアテもそろってます。
さらには、新鮮な魚介類もありますし、
チーズにオリーブも・・・
なんて幅広いんだ。
ぼけちゃってますが、
お酒もバリエーション豊富。
スコッチの正統派、グレンフィディックもおいている!
まずはラガーをいただきましょう。
お通しは凍み豆腐とお魚(まぐろ?)のおすましです。
このおすましが絶品!
オムレツと悩んだのですが、
この季節はやっぱり「カキ」と思い、
カキバターをオーダーしました。
ソテー系は奥さんが調理されるようです。
大粒のカキが10粒くらい入ってましたよ。
もうとにかく美味しい!
熱燗は大分の「西の関」です。
ちゃんと湯煎で供されます。
こうなる魚介類にも手を伸ばします。
「赤貝ください」
すると息子さんがいったん店の外へ行き、活きた大きな赤貝を3つ抱えて戻ってきます。
魚介類をさばくのはご主人のようです。
通常は3コのようですが、ひとり客だった私には2コで十分だろうと1コ戻させています。
こういう心遣い、私はとっても嬉しいです。
そして来ましたぁ!
赤貝です。
なんて肉厚なカット。
肝は湯引きしています。
歯ごたえ、甘み、申し分ないです。
これいったいいくらするのでしょうか。
こちらどこにも値段が書いていないので、ちょっと不安になってきました。
えーい!
そんなの気にしてられるかぁ!
テーブル席では70歳くらいの男女4人が仲睦まじく酒席を共にしています。
こういう歳の取り方、いいなぁ~
そろそろ1時間になります。
今日は引き上げましょう。
「お勘定お願いします」
すると奥にいた映画スターみたいな美声をお持ちのご主人が
「柿、お食べになりますか?」
実はさっきテーブル席の常連さんにサービスで柿をむいていたんです。
いいなぁと思って横目で見ていたのですが、
一見の私にまで声をかけてくれるとは思ってませんでした。
「ありがとうございます。いただきます」
そして、奥さんがお茶を淹れてくれました。
プーアル茶です。
「このあとまだ飲みに行く方にお茶を出すと叱られちゃうんですよ」と奥さん。
料理中は結構険しい表情に見えたのですが、とっても気さくな感じ。
いえいえ、たしかに飲みには行きますが、
お茶はいただきますよ。
これでリセットできるってものです。
とても気持ちよく店をあとにできました。
ちなみにお会計は3880円、正直びっくりです。
カキバターも赤貝もひとりには量が多いので、
ふたりで来ればもっと安く飲めるはず。
またまた酔い酒場に出会ってしまいましたよ。
ご夫婦や親子でやってらっしゃる酒場によわいんですよね~
三日月さん、三ツ星酒場です!
少し足繁く通ってみようと思います。
三日月☆☆☆
新宿区歌舞伎町1-3-10
03-3209-8566
0 件のコメント:
コメントを投稿